ネット心中。

今朝、たまたま朝のワイドショーを見ていたら（普段はあまり見ないんだけど）、ネット心中の話題が取り上げられていた。

私個人は、売春と自殺は個人意思で行われている限り、本人と近親者の問題であって安易に社会問題にすべきではないと思っている。（但し、経済苦による自殺などは、現在の金融政策や連帯保証人制度に間接的な原因があるわけで、法務省や金融庁の責任は免れないと思うが、これだって、＜経済困窮者対策＞であって＜自殺者対策＞ではない！）

私がこの話題でイヤなのは、無闇に道徳を語るコメンテーターなんかが出てくること（ネット規制とか）と徒党を組まないと死ぬことも出来ない連中が日本にはたくさんいるんだなということ。

自殺を選ぶこと自体は人生の選択肢の一つとして認めなくもないのだが、トイレに友達と行くような連中は死ぬときもやはり群れるもんなんだなと思うと、「まとめてみんな死んでくれ！」と言いたくなってくる。
こんなことは古くて新しい日本人の群居本能の問題で、＜ネットと現代＞なんていうのはマスコミのはやり文句であって、なんだか的外れ。

独りで潔く死ぬか、かっこいい相手でも見つけて芝居のような心中を図るか。

芥川龍之介とか太宰治の自殺のほうがよっぽどましだったなって気がしてくる。
まったく尊敬はしてないけど。