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八島ビジターセンター

長野県のほぼ中央、霧ヶ峰高原の八島湿原を中心とした地域の最新情報をビジターセンターからお届けします

2018年度八島ビジターセンター開館しました。

2018年04月24日 | Weblog
昨日、2018年度八島ビジターセンターは八島湿原の開山祭と共に開館いたしました。


開山祭の様子。
季節外れの暖かい風が吹く中、今年度の山の安全を祈願して、粛々と開山祭が執り行われました。









八島ヶ原湿原は雪が溶け、全体的に白っぽく色が抜けた印象になっていますが、
連日の暖かい陽気で植物たちがうずうずしています(笑)
今年はもしかしたら少し春が早いかもしれませんね^^♪

ビーナスラインも開通しています。
みなさん、ぜひ八島湿原へ遊びに来てくださいね。
そして、今年も八島ビジターセンターをよろしくお願いします^^

■八島高原線(県道299号線)通行止めのお知らせ■
今現在は開通していますが、土砂崩れ防止工事のため、
5月末~6月末(予定)に八島高原線(県道299号線)は通行止めを予定しています。
【お問い合わせ】
諏訪建設事務所 整備課 0266-57-2940


冬期間について(問い合わせ先など)

2017年11月22日 | Weblog
八島ビジターセンターは11月5日で2017年度の営業を終了いたしました。来年の開館は4月下旬を予定しております。
冬期間中、HPやFacebook、ブログの更新はお休みいたします。また春にお会いしましょう。

冬期間の問い合わせは下諏訪町役場産業振興課観光係(0266-27-1111)までお願いいたします。

冬の霧ヶ峰については霧ヶ峰自然保護センターブログ(霧ヶ峰自然保護センター0266-53-6456)車山高原HP(車山ビジターセンター0266-68-2626)でご確認頂くと良いと思います。

ビーナスライン(和田峠―八島湿原)は冬期通行止めです。来年4月20日に解除となりますのでお願いいたします。諏訪建設事務所

冬期間も霧ヶ峰インターチェンジ方面からは八島湿原に来られます。ぜひ車も人も冬装備をしっかりしてお越しください。

今シーズンもご愛読いただきましてありがとうございました!
それではよい冬を!

雪です

2017年11月22日 | Weblog

11月21日の八島湿原。空気はとても澄み渡っています。もう冬ですね。


八島ビジターセンターも雪化粧をしました。


真っ赤な鷲ヶ峰。よく燃えますね。

空気が澄み渡る、風のない快晴の夕方…
しばしば冬はそんな美しい夕方に会う事ができます。
本当に本当に美しくて…心がすべて空気中に溶けてしまうような感覚を覚えてしまうほどです。


かわってこちらは今日の八島湿原
どんよりです。全く表情が違いますね。この後雪も降ってきました。
雪が降ったり解けたりを繰り返して、冬が深まっていきます。


八島ヶ池も凍りました。


木道上にも雪があるため、歩くのは一苦労です。
足下に注意をしながら一歩一歩…

すると、雪の上にいろんな物があることに気づきました。


毛虫


毛虫(ヨシカレハ?)


ダケカンバの種


小さなクモ


寒くて人間は縮こまってしまっていますが、雪の上には小さな命がちゃんと生きていました(みんな死んでないですよ!)


今年はどんな冬になるのでしょうか??
雪は降るのかどうなのか… ちゃんと積もってくれるでしょうか。

たのしみですね!



今年度の営業、無事に終了しました!

2017年11月05日 | Weblog
今朝は-4.5℃ととっても寒い朝となりました。

こんにちは。もう霧ケ峰高原は冬真っ只中です。昨日は雨⇒霰⇒雪⇒吹雪⇒晴れと目まぐるしく天気が変わるおかしな1日でした。
今日は雲一つない快晴。八島湿原にも霜が降り、蝶々深山や車山も霜化粧をしていました。



今朝、9時頃の写真です。薄っすらと靄がかかってて、幻想的な風景をみることができました。

鷲ヶ峰の第一ピークのてっぺんの樹も一足早く霧氷がついて真っ白でした。てっぺんだけ白い鷲ヶ峰。
なんだか、かわいかったです。



3連休の最終日は、とても気持ちの良い1日となりました。
そんな気持ちの良い1日が営業最終日で、本当に良かったです。

八島ビジターセンターは本日、今年度の営業を無事に終えることができました。
今年ご来館いただいた皆様、このブログやFacebookページをいいね!・フォローしてくださった皆様、本当にありがとうございました。

また来年お会いしましょう!!


(西)


最近の色

2017年11月02日 | Weblog

良い天気の日が続きます。今日は暖かい日でした(写真はおとといですが)。一周に出かけ人たちの中には上着を手に持って帰ってくる人も。「あつい」という言葉まで聞こえました。

日中は暖かくても朝晩は寒い、そんな最近の八島湿原…

こんな感じです。


八島ヶ池は澄んだ青色



鷲ヶ峰の尾根から見下ろすとこんな感じ



雪知らずの沢は増水しています。これはおとといの写真なので、今日は少し落ち着いているかもしれません。



ミズナラ林を見上げれば真っ青な空。ミズナラはほとんど葉を落としました。



鷲ヶ峰と八島ヶ池



昼間は青色が多くても、夕方は赤やオレンジ色が目立ちます。
毎年このころになると鷲ヶ峰が赤く燃えます。これを見るとビジターセンターの閉館時期が迫ってきているのを実感し、少し寂しくなります。
(ビジターセンターは5日までです)


夏は近くの花に目が行きがちですが、秋は遠くの景色全体を眺める事が多くなりますね。心で感じる季節です。


********************

湿原の周囲に竹竿が設置されました。
これ以上湿原側に行ってはいけませんという目印です。

八島ヶ原湿原は積雪があるときでも立ち入り禁止です。ご協力をお願いします。




きらきらしている

2017年10月27日 | Weblog


草紅葉もほとんど終わりです。湿原全体が薄茶色に包まれています。草紅葉の終わりは冬の始まり。「終わり」という言葉は少し寂しいですが、どこか、新しい季節への期待を含んでいるようで私は嫌いではありません。


さて、そんな今日、、、とても穏やかな一日でした。一日中快晴で風も強くなく、歩くには最高の日だったことでしょう。


私も少しだけ外を歩いてみました。


あれだけ生い茂って地表を隠していたススキはほとんど枯れてしまいました。今は地表がよく見えます。あまりによく見えてしまったので、これまで気にもしなかったススキ群落の内側が今日はとっても気になりました。


周りが枯れるとまだ緑の下層の植物が目立ちます。この葉はあの小さなキジムシロです。花が咲いている時期はとても小さく儚げですが、花が終わると葉は結構大きくなるのです。こんな晩秋まで緑色とは思いませんでした。



最後のススキ紅葉…



足下にアヤメの種を見つけました。置くまでぎっしり種がつまってるはずです。



ノリウツギのドライフラワーがきらきらしています。


そう、秋はきらきらの季節。
やはりおすすめはきらきらの綿毛たち。
今日見つけた気になる綿毛はこちら。


背丈は高くありません。イワアカバナの綿毛です。ヤナギランのように子房部分が裂けて綿毛がふわーっとひろがります。




種子が規則正しくならんでいますね。ふわーっとなる前の綿毛と種子はなんだか魚の骨のように見えます。


こちらも面白い形を作っていますよ。


もしイワアカバナを見つけたらしゃがみこんで観察してみてくださいね。


あと

こちらも素敵な綿毛…

ヤツタカネアザミ(たぶん)です。
こちらはイワアカバナより背が高くて数もあるので見つけやすいかもしれませんね。

こちらもふわふわきらきらです。




秋は光を感じる季節。台風があったり雨がふったりでなかなかすっきり晴れる日が最近は少ないですが、もし晴れの日に来られたら、秋ならではの光、きらきらを探してみてくださいね!


八島ビジターセンターは11月5日(日)まで営業いたします。実はあと約一週間なのです。あと幾日もありませんが、みなさまにお会いできるのを楽しみにしております。





台風が過ぎた後の八島散策

2017年10月23日 | Weblog
こんにちは。
台風が駆け抜けていきましたね。八島ビジターセンターは飛ばされずに済みました(笑)

台風の八島湿原。台風の最中に私(西)は歩いたことはあるのですが、去った後は歩いたことは無かったので今朝、少し様子を見てきました。
広場に出ると、八島湿原の様子がいつもと違う・・・。



上の写真は今朝9時前の様子です。何かが違うのですが、お気づきでしょうか。
八島ヶ池が大きくなっていたのです!!


広場から池の方に降りてみました。やっぱり大きくなっている・・・。それだけの大雨だったのでしょう。
大きくなった八島ヶ池は初めてでした。

八島ヶ池の奥に目を向けると【幻の池】が!!


話には聞いていましたが、初めて目撃しました。八島湿原には2つのドーム(盛り上がり)があるのですが、その谷間に大雨などのあとに現れるのだそうです。
お昼頃にもう一度見てみましたが、今朝よりも小さくなっていました。明日にはもう見れないでしょう。
台風や大雨の後限定の風景を見ることができました。

午後には日差しが強くなってきたので、一周してみました。

倒木などはありませんでしたが・・・




木道を歩いていると、写真の様に枝が折れた樹木を良く見かけました。



こちらの樹木は、明らかに大きさの違う枝が引っかかっています。どこからか飛んできたのでしょうか。
昨日の夜、風がとても強かったのですが、風速は20mを記録したとか。


台風後は空気が洗われて、澄み切った空気になります。雨上がりも綺麗ですが、台風のあとは特別そう思います。





きっと、台風や大雨も湿原にとっては大事な物なのでしょうね。

(西)

誰の仕業?

2017年10月21日 | Weblog

台風の影響で白くかすんだ湿原…。

開花調査のために一周歩いていると御射山近くの砂利道でアカマツの若木を発見。
なんだか様子がおかしい…



枝が折れて地面に落ちています。木全体もなんだか元気がなさそう…






折れて泥だらけになった枝。上から踏みつけたのでしょうか。ただ折って捨てたわけではなさそうです。


刃物を使ったわけでもなさそうですね。

生きたマツの枝をなかなか人間の力で折るのは難しい気がします。

誰が一体何のために?




やはりシカでしょうか。この木はシカの通り道にありました。

ちょうどこの時オスジカの鳴き声が森の奥から聞こえてきました。
秋はシカたちの結婚シーズンです。
雄たちは夏の姿からは考えられないかなり荒々しい風貌で過ごしています。

もしかしたら興奮した雄がこのアカマツの枝を折ったのかもしれません。

なんのために?
残念ながら私はシカの生態についてあまり詳しくありません。
謎…
もし詳しい方がいたら教えていただきたいです!


まだシカと確定したわけではないですけども^^;



この出来事に気づいたのは、晩秋で、霧で、植物よりも全体の景色に目がいったからでしょう。
見る物がなんにもないように思える晩秋の霧の日だからこその発見は必ずあります。

ビジターセンターで来訪者さんに「霧で何も見えませんが…」と案内していた自分を反省しました。





ハバヤマボクチが・・・

2017年10月14日 | Weblog


草原の人気者、ハバヤマボクチ。花が終わり、少しシュン…としていますが、相変わらずのトゲトゲで存在感は抜群です。



そんなハバヤマボクチ、目立って目立ってしょうがないのでしょう。








いたるところで頭をもぎ取られています。




頭の無いハバヤマボクチは木道周辺に多くあります。

シカではなさそうですね(シカ柵の内側ですし・・・)


木道周辺のハバヤマボクチを見守ってきた私としては少々寂しい出来事です。
(大体どこにどんなハバヤマボクチがあるかわかるので、いきなり姿を消すとわかります。)



うーん、どうなんでしょう。



花から見る宇宙

2017年10月08日 | Weblog

今日は3連休の中日でした。16:30頃でこれだけ車があるのは久しぶりな感じです。

秋です。
今日は晴天のため草紅葉も輝いて見えました。よい一日でした。


秋が深まってくると咲いているお花はなかなか見られなくなり、かわりに実やタネが多く見られるようになります。


例えばこちら、、、こちらは何の実(種)でしょう??

数回前の記事に書いてあるので知っている方もいると思いますが…


マツムシソウです。



熟してくると、この星のようなものが一個一個外れるのです。


動物にくっついて運ばれるそうです。

実際に見たことはありませんが…
キンミズヒキほどくっつかないので、動物にくっつくといっても実感はわきません。


小さな実がぽろぽろ落ち始めたマツムシソウがこちら。
上部が白くなってますね。

<centet>




この姿を見てエイリアンを想像しました。
宇宙を感じる形だと私は思いましたが、みなさんはいかがですか??(感じませんね…笑)



マツムシソウの実はこれからしばらく楽しめます。



宇宙を感じてくれる人がいたら嬉しです。