レアルマドリード3連覇

2018-05-28 22:00:00 | サッカー全般

「凄い!」の一言。選手も監督もチームもすごい。チャンピオンズカップの3連覇なんて想像の範囲を超えている。

 

決勝戦のMan Of the Matchのベイルは、”スーパースター”だということと”ロナウドの後継者”は自分であることを自らのプレーで証明した。チャンピオンズカップの決勝戦で交代出場した最初のシュートで決勝ゴール!しかもオーバーヘッドキック。信じられない‼ あそこで決めるか⁉

 

リバプールの「前でボールを取る」と言うときの読みの良さとアプローチの速さ。連動性。球際の厳しさとしつこさもスゴイ! ボールを奪った後の攻めも、速いだけでなく厚みもあった。全体のプレーが素晴らしかっただけに、ベストメンバーでのゲームをもっと観たかった。

 

サラー退場後に明らかにレアルペースになった。ゴールゲッターとしてだけではなく、ドリブルもパスもできるサラーがいなくなったことでリバプールの攻めの”怖さ”が大きく減った。

 

マルセロ(レアル)とサラーのサイドの攻防がポイントだったけど、サラーがいなくなったことでマルセロの守備の負担が減り、自由な攻撃参加ができたことが勝因の1つ。(悪い意味で)決勝戦のMVPはラモス。ずるいプレーでサラーを負傷交代させ、調子の良かったマネを1点におさえた。

 

1点目のベンゼマのシュートも(GKのミスとはいえ)ずるさを感じる。3点目のベイルのミドルもGKの意表をついた。元々スーパースターの集まりだけど、チーム全体の経験値が高く試合運びや勝負強さにつながっていた。


西野ジャパン

2018-05-21 21:00:00 | サッカー全般

予想はしていたけど、とても「日本人」らしい選考。急な監督交代だから仕方ないといってしまえばそれまでだけど、実績重視のベテラン頼みで(平均年齢高過ぎ!)、驚きも期待感もなし。

 

戦法は(日本らしく)つないで(西野監督らしく)攻撃的にいって玉砕するか、10人でゴール前にベタ引きして亀のように縮こまるかの2択。それ以外の戦法や戦術は時間がなくて中途半端に終わるのが怖くてできないだろう。臨機応変に戦うとか状況に合わせて戦うということができないのも日本の特徴だし。


こんな状況になったのも日本サッカー協会が、「JAPAN'S WAY」と言いながら、日本人の良さを生かした『日本のサッカー』を示すことができていないことが1番の問題。(日本らしい)代表のプレーモデルがないので、それに合わせた育成もできない。


代表レベルではドイツに学び、ブラジルから多くの選手がやってきてプレーを伝え、育成はフランスの真似をして(個人的には失敗だと思っている)、次はスペイン。最近またドイツとパートナーシップ協定を結んだ。結果を残したところに倣えか習えか分からないが、次は育成年代で成績を残しているイングランドか?


ちなみにJリーグができてからの代表監督の国籍は、(間に日本も入るが)オランダ、ブラジル、フランス、ブラジル、旧ユーゴスラビア、イタリア、メキシコ、旧ユーゴスラビア。Jリーグができて25年の間に、パートナーシップを結んだ国の監督はトルシエただ1人。

 

ネットで読んだ記事では、スペインでサッカーを学んだある日本人指導者が、「スタートポジションがない印象で、そうなると困ったときや失敗したときに戻るところがありません。だから、結果として目立つもの、世界大会で勝った国のやり方をポンポン引っ張ってきて、それがダメだったら捨ててまたゼロからスタート...となっている気がします」という感想を述べていた。まったくその通り!

 

今の段階で4年後も8年後もワールドカップで日本代表が勝つことは想像できない。12年後、16年後の指標となるような「日本代表」のサッカーが観たい。西野監督、ボロボロに負けてもいいから「これが日本サッカーの進むべき方向」を示すようなメンバーと戦法(戦術)で戦ってほしい。(もう遅いか?)

 

 

 


 

 


井上語録

2018-05-10 10:00:00 | サッカー全般

たくさんあるが、特に自分の心に残っているもの。


『敵がいるから面白い』

『自分で判断できるから楽しい』

『戦術とは戦う術(すべ)である』

『技術は道具』

『サッカーは戦争だ』

 

サッカーの本質をついているものばかりで、自分の指導の原点と言っていい。

 

(サッカーの本質がわかっている)井上の指導をジュニアから受けた選手が、日本サッカーの黄金世代の年にクラブジュニアユースで全国優勝した。

 

サッカーは常に進歩して変わり続ける。世界のトップレベルの戦術や監督について勉強しているが、サッカーの本質や基本は変わらない。


サッカーは世界を舞台にできる。将来、VAMOS出身の選手が世界で活躍できるように指導していきたい。



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



 

 


みる。

2018-05-01 18:00:00 | サッカー全般

どうやってみるか? 周りをみる。前もってみる。素早くみる。

何をみるか? ボール。ゴール。敵。味方。スペース。 

 

というような基本だけでなく、「目(眼)」をみてプレーできるようになるとサッカーが楽しくなる。

 

アイコンタクトとは味方同士が「目」で合図をして、意図(狙い)を通じあわせたり、タイミングをあわせたりすること。

 

視野から消える(ボールと反対の方向へ動く)ような動きをしなくても、マーカーがボールをみた瞬間に裏をとったりするとフリーになれる。


ボールホルダーの目をみて、どこにパスをしようとしているか考えたり、蹴るために下(ボール)をみた瞬間に動いてパスカットを狙ったりする。


DFの目から身体でうまくボールを隠すことができると、フェイントが良くきく。


ノールックパスやアウトサイド(アウトフロント)を使ったパスは読まれにくくするため。タイミングをずらして逆をついたり、蹴る瞬間に狙いを変えたりする技術も読みをはずそうとして生まれてくる。


一生懸命に真面目にプレーするだけでなく、裏の読みあいがでてくると面白い。

 

 

 




選手をみる

2018-04-25 10:00:00 | サッカー全般

選手をみる時は良いところを探す。その選手のプレーで目立つもの(長所)。グループの中でも上位に入るもの(特長)。グループの中でその選手だけしかもっていないもの(個性)。教えられないものを持っている選手や教えづらいプレーができる選手に目がいく。


自然体の選手、立ち姿がきれいな選手、動きがなめらかな選手はいい選手。獣(けもの)の動きを連想させる選手は面白い。型にはまっていない選手や自然に逆が取れる選手もいい。


パス・ドリブル・シュート・ 判断力・創造力・精神力・スピード・パワー・持久力・その他(たとえばサッカーセンスやコーチングやリーダーシップなど)の10項目あるとして、平均的(すべて60点)なのはつまらない。

 

5つ100点なら素晴らしい選手。すべて80点はいい選手だろうけど、それより1つ120点残り60点の方が面白い。2つ120点なら残り30点でもすごい選手に化ける可能性がある。


高いレベルにいくほど、そのレベルで通用する武器と際立つ個性が必要。すごい選手、うまい選手、こわい選手、いやな選手、ズルい選手、賢い選手、タフな選手。色々な表現があるけど、個性を持った選手が戦うゲームは観ていて楽しい。