エッセイ的な何か

エッセイ的な「何か」です。
エッセイなのかコラムなのかダイアリーなのか自分でもよく分かりませんが「何か」です(笑)

思考→言葉の変換が綺麗に決まった瞬間

2008-05-02 | 言葉・フレーズ個人メモ

いや、まあタイトルに関しては、俺の自力ではなく他力本願な部分での話なんですけどね(笑)
という前置きをして本題。

こんなニュースを見つけました

「休みたいなら辞めろ」発言は暴論?正論? ネットで波紋広がる

なるほどね~。
賛否両論。

俺自身は、仕事に対しては基本的に

仕事の意義

↑こんな感じですので、個人的にはこの永守社長の意見には否定派なのですが、確かに「潰れてしまったら元も子もない」という意見も一理はあるとは思います。
「でも、それは分かるんだけどでもやっぱり「休みたければ辞めろ」ってのはなあ~」
「やっぱり違うと思うんだよ、上手く言えないけどさ・・」
と思案しながらこのニュースを読み進めていったところ、記事の最後に弁護士の落合洋司さんという方の、次のようなコメントが載せられていました

『私自身は、社会に出た後、現在に至るまで、この社長発言のような感覚で生きてきている(適度に休んではいますが)ので、言っていることはよくわかりますが、そういった姿勢、やる気というものと、経営管理の立場での在り方というものは、やはり、きちんと区別し切り分けて進めないといけない、ということではないかと思います。
  
  日本人(特に、やり手と呼ばれるような人々)の根底に流れている、こういった感覚が、過労死にもつながるような過重労働を生み、日本各地で様々な不幸を生み出している、という面も、見逃すべきではないでしょう。
  
  先日、ニュースを見ていて、アメリカ大統領候補のオバマ氏が、激しい選挙戦の中、しっかりと休暇をとり家族と何日かを過ごした、ということを知り驚きましたが、そういったことが当然のこととされるような、より成熟した社会を、日本も、そして私自身(連休でも働いている)も、目指さなければならない、ということなのかもしれません』

・・・・うわ~。凄い。
うん。そう、まさにこれだよ。
さすが弁護士とでも言うべきでしょうか、思案している事を文章に変換するのに毎回四苦八苦しながら、それでもなかなか頭の中を100%変換しきれていない俺にとって、今回この落合洋司さんの言葉は、まさに「ビシッ!」と決まったというか。
こういう文章を書くようになりたいなあと思いました。

特に、俺が思考の中でモヤモヤしていた部分を、綺麗に言葉に変換されていた部分が
「そういった姿勢、やる気というものと、経営管理の立場での在り方というものは、やはり、きちんと区別し切り分けて進めないといけない、ということではないかと思います。」
この部分。
そう、これ。まさにこれ。つまりは、そういう事ですよ!

なんだか、最近弁護士といっても光市母子殺人事件の弁護団のアレとかもあって、なんだかなあという雰囲気もあったりしましたが、この落合洋司さんって人は凄いなあと思いました。

途中から「ブログ論」というか文章の書き方とういか、そういう方向に話が逸れましたが、実は今回最も主張したかったのはそちらの方だったりします(笑)だからタイトルもこのようなタイトルにしました。

まあ、でもいくらなんでも
「休みたいなら辞めろ」
は確かに横暴だと思いますね。
確かに余裕がないとしても、「休まないのが当たり前」という考え方はおかしいと思います。

「休みたい?何言ってんだお前?嫌なら辞めろ」
という会社は嫌ですね。
「本来は休ませたいところだし、休みだって必要だ。でも今はここを乗り切らないと会社が傾くから、だから仕方ないからここは我慢してくれ」
だと、まだ納得もできるってもんですけれども。
結果としては「休めない」にしろ、その捉え方の違い。根本的な意識の違いでしょうか?「当たり前」を持ってこられると、やっぱり嫌です。