エッセイ的な何か

エッセイ的な「何か」です。
エッセイなのかコラムなのかダイアリーなのか自分でもよく分かりませんが「何か」です(笑)

徒然~つれづれ~

2007-08-12 | 知識・勉強的なもの
最近ブログ巡りなどをしていると、本当に良く目にする言葉「つれづれ」。
特にタイトルで使用している場合が多いかな?

おそらく・・というか、かなりの確度で吉田兼好の徒然草の冒頭「つれづれなるままに日暮らし~」からだと思うんだけど、これって訳を見ると(まあ、様々な解釈があり様々な訳がありますけど)「特にすることもなく、暇を持て余し~」というのが、主流の解釈では無いかと思われます。
実際そういう訳が多いし・・・一応俺なりに調べてみました。

でもコレ、意外に「なんとなく」とか「思いつくままに」と勘違いされてる場合が多いんじゃないかなあと思ったりします。
「つれづれ」を使っている方々の用法を見ると、どうにもそういう感じで使っているように思われる場面が多くて・・・
「暇を持て余し」「特にすることもなく」なのに、例えば「日々の様々な出来事をつれづれに・・・」とかいう用法って矛盾ですよね?「することあるんじゃん?」という

同じ吉田兼好の徒然草の中でも、同じ序段のすぐ後に「そこはかとなく書きつくれば~」という一文があります。
ここの訳が「何となく書き綴ると~」という意味ですから、「何となく、思いつくまま」と表現したいのであれば「そこはかとなく」になるのが正解かな?
「そこはかとなく」という表現が別に出てきている以上、やっぱり「つれづれなるままに~」は「なんとなく思いつくままに」では無いと思われます。

いや、あの・・・別に特定のブログを批判したい訳じゃなく、文句をつけたい訳でもなく、例えるならズボンのチャックのが開いたままの人にそこを指摘しづらい雰囲気。鼻毛の出ている人にそれを指摘しづらい雰囲気。でも、指摘してあげたい・・・・そういう心境に近いかな(笑)
そういうことを、そこはかとなく思ったわけでして

でも、ひょっとして俺が大間違いをかましてる可能性も有りですね。
専門的な古典に関する学問を学んだ訳でもないし「いやつれづれって、なんとなくの意味でも良いんだよ?」という事もあり得るかもしれない。
だとしたら、自分のまったくの勘違いでしたということで、先に謝っておきます・・・が、「そこはかとなく」という表記があってそれが「なんとなく」って意味で使われてる以上ねえ~、「つれづれ」=「なんとなく」ではないと思うんだけど。

2 コメント

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たしかに・・・ (ビバ!)
2007-08-12 21:56:25
あたしもそんな風に思ってました~。
ブログタイトルでも多いし・・・
あと、カテゴリーでも、見かけます~。

でも、元の意味は、そうだよね・・・・
完全、誤解してたな・・・
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コメントありがとうございます (卯月 蒼)
2007-08-14 20:44:02
>ビバ!

まぁ、何と言うか「徒然草」の冒頭部分はそれだけ有名だって事ですかね。

かく言う俺も、徒然草なんて序段位しか知りませんでしたけど、普段使わない言葉であればこそ(古語とか外国語とか)、「そもそもどういう意味だ?」と、一度位は確認してみないと、結構誤解して使ってる言葉って多いんじゃないかなぁ…とか、思ったりしました
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