エッセイ的な何か

エッセイ的な「何か」です。
エッセイなのかコラムなのかダイアリーなのか自分でもよく分かりませんが「何か」です(笑)

No!War

2007-07-02 | ちょっと考えた事

昨日の「原爆云々よりも・・・」という記事に引き続き、ちょっと「戦争」について考えてみました。

戦争って、なんだかんだ言っても「悪いこと」だよね?
という認識がずっと俺の中にあって、そしてそれは今でも変わらず、俺は戦争反対なのだけれど、戦争について次のようなコメントを頂いて、少し(自分なりに)深く考えてみました

>戦争反対を実践している国があればで攻め入ってきた国の民族に一生、奴隷として働かせられ、人間としての人権などなくなります。
>平和というものは、武力が裏づけされた国家に与えられた保障のようなものです。国家に力がなければ植民地・奴隷民族・牛・馬なみの生活しか与えられない事を知るべきです。

確かに、そのとおり現実問題としてはそういうことだと思います。
で、このコメントから考えたこと・・・いや、確かにそのとおりではあるんだけど、侵略して攻め入った国の民族を一方的に奴隷にしてしまう行為ってそもそも「悪」じゃないか?と。
「国家間」「戦争」と考えるから分かり難くなってるかも知れない、簡単に身近な問題に置き換えてみよう・・・・
見ず知らずの人が勝手に自分の家に上がりこんできた、で一方的な暴力で(凶器なども含め)痛めつけられ、財産を持っていかれた。
この行為・・・完全に「悪」ですよね。侵略戦争ってこれと一緒の事なんじゃないかな。

まあ、「善悪」という事について考えていくと、そもそも生物は食物連鎖・弱肉強食で他の犠牲の上に成り立っているものだけど、そう考えていくとそもそも「善」って何?「悪」って何?という話にもなっちゃうんだけど・・・まあ、今回そこはもう禅問答のような所にまで言っちゃうので、一旦おいて置くとして、とりあえず人類、人間だけでも平和な生活が営めるように・・・という事で考え出されたのが各種の法律であったり、現在の社会制度なのだと思います。
先に述べた、強盗事件の例、あんな行為を悪とせず、咎めないのだとすれば、そもそもの今の社会そのものが根底から破綻していまいますね。
だとすれば、やっぱり侵略戦争も「悪」だと思うし、やっぱり俺は反対だし、「No!War」を叫びたいと思う。

ちなみに俺は前回の記事でも
>たとえどんな理由であろうとも、まあ望んでないのに侵略された方はしょうがないにしろ、仕掛けた側(どちらかが仕掛けなければ戦争は起こりませんね)は、たとえそれがどんな理由であれ、戦争という行為は人殺し以外の何ものでも無いし、絶対に正当化出来ない行為だと思うし、そんなやつの行為を決して正当化してはいけないと思う。
↑こう書きました。
専守防衛なら、まあ致し方ないとは俺も思います。降りかかった火の粉を振り払うだけなら、しょうがないでしょう。これは強盗の例に置き換えても「正当防衛」とか「緊急避難」という部類になると思いますし。みんなが専守防衛で、自ら手を出さないならそもそも戦争は起きないわけですしね。
だから、侵略戦争、そういう行為自体・・・これはやっぱり、俺は「悪」だと思うし、これまでどおり反対します。

ちなみに、実現可能かとかそういうことではなく(そりゃ実現できれば最高ですが)、「悪いことだから反対だ」という、そういうことです。言いたかったことは。
実現できないからといって、悪いことを「悪いことだ」と言うことすら出来ないわけではないと思いますし、実現の可能性が限りなく低いからといって、最初から理想を掲げては駄目だということも無いと思いますから。