前回に続きまして、バッグで巣ごもり中のクルシャ君です。
箱に入るのと少し違うのが猫の巣ごもりなのです。

箱に猫が入りたがるのは、なんといいますか、見過ごすわけにはいかない
避難所みたいなものでして、どうしても居心地を確かめたい。

飼主だと、石碑を見つけると立ち止まって
読みたい、そんな気持ちですよね。
何か見たら、惹起される行動というのは人によって違うからね。
猫はみんな箱に入りますけどね。

そして、猫の巣ごもりというのは、飼主が石碑を読んで立ち去る
ようなものではなく、暫定的な居場所の確保です。

飼主だと、毛布を持ち回りながら
家の中で寝床を探す、そんな気持ちですよね。
そんなことしないし、鞄の端を噛みながら言うことでも無いし。

本格的に噛み始めました。
上手く喩えられないと、悔しいのはよく分かります。
いいかね何事も、観察と訓練だ。

クルシャ君、悔しすぎて、妖怪みたいになってしまう。

クルシャ君、獲物を仕留めるには、待ち伏せと標的への襲撃だけでは
いけない。常に敵前方をかき乱し、回復と反撃の余地がないように
追い詰めるんだ。赤軍の縦深攻撃みたいなもんだ。

それは、息の根を止める方法ではありませんか。
飼主にやらないように。
本当に死んでしまいますよ。

逆方向を下からも噛む、縦深攻撃。
それそれ。
「ドニエプル攻防」っていう映画でみたやつです。

やっと悔しさが修まりました。
バッグに納まったままですけどね。

族長でも指導者の端くれなので、凜々しくします。