重低音のBlue Canary

♪ 思いつくままを、つたない文と photo で …

磐田市「福王寺」の長藤。

2007-04-23 | つれずれ
昨日アップした「熊野(ゆや)の長藤」のほかにも、いま藤が見頃のお寺が近くにある――と地元新聞の「おでかけ」欄に載っていたのを見て、少し足を延ばしました。

静岡県磐田市城之崎「風祭山福王寺」です。



1000年の歴史を有する大古刹。
平安時代の陰陽師・安部清明が全国を行脚していた途中、この寺を訪れ、
暴風雨を治めたという伝説で知られているそうです。


たしかに、長藤が、ここにもありました。



ただ、
「行興寺」の樹齢850年余という古木を見た直後だけに、
まだ若い木のように見えてしまいましたが、



どうしてどうして、すでに樹齢230年ほどを数えるそうです。


「熊野の長藤」に劣らず清楚な花房を垂れていましたが、



藤の木はこの1本と、
向かいに植えられた、さらに若そうな桃色がかった花房の2本だけだったせいか、



見物客の姿はほとんど見られず、
境内はとても静かでした。


でも、
お寺というのは、
静かなのが私は好きです。

本堂裏にある庭「萬両園」もなかなか見事ですし、



その少し荒れ加減だったのがかえって侘しくていい――なんて言ったら叱られるでしょうか。


ともあれ、
境内のそこかしこに、さすが古刹と思わせる趣が漂ういいお寺で、
私は妙に気に入りましたよ。














ところで、
境内の片隅に咲いていた
寺には似つかわしくなさそうなこの毒々しいばかりに鮮やかな配色の花を、私は初めて見ました。



いったい何て言う名前の花なのでしょうかね。


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6 コメント

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難問ですね (いなほ)
2007-04-23 22:34:34
 古刹に似合わぬラテンな色彩ですね。

 こういったものは我が家の細君の専門分野なのですが、折悪しく、就寝というか沈没というか、すでに「Living」には居ないので、後の来訪者各位にこの場をお譲りしたいと思います。
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ギョッ!とするような (いなほさんへ)
2007-04-23 23:33:06
強烈な配色ですよね。
きっと外来種だろうと思うのですが、この花をあえて植えた古刹の住職のセンスにも、脱帽したくなります。
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う――ん・・・ (mori-kuma)
2007-04-24 01:53:58
 お花の名前はアタシもわからなけれど、
箒を持ったおじぞうさまが、アタシには印象深いなぁ~。。。
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掃除小僧さんの傍に… (mori-kumaさんへ)
2007-04-24 21:11:34
こんな碑も建っていましたよ。

 掃けば散り 払えばまたも塵(ちり)つもる
   人の心も 庭の落ち葉も

言えてますね。
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偶然見つけましたので (pa-man31)
2007-06-26 18:08:03
もはや、いまでは、気にしていらっしゃらないとは 思うのですが、他の花の名前を探し中に、印象深いこの配色の花を見つけましたので、お知らせいたしておきます。
スパラキシス・エクセルシア 別名:すいせんあやめ なんだそうです。

http://hananouta.web.infoseek.co.jp/page_thumb564.html
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ありがとうございます! (pa-man31さんへ)
2007-06-26 21:29:32
いえいえ、ずーーっと気にしていたのですが、どうすれば調べられるのかが分からず、かまけていました。
いつも教えていただき、本当にありがとうございます。

白いスイセンアヤメは見たことがありますが、その色違い?とは、思いも付きませんでした。配色によって、こんなにもイメージが違うものなんですね。

サポートしていただき、本当にありがとうございました。感謝いたします。
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