今日、
昼食に出掛けようとして、
階下に下りる非常階段の踊り場から、彼を見ました。
コンクリートの地面に、
ハンカチも敷かず座り込んで、タバコを吸っていました。
もう少しで30代、という年頃でしょうか。
何かを考えている様子に見え、うつむけた顔を、ほとんど上げません。
すぐ近くの定食屋でメシを喰い
戻ってくるまでに30分ほどの時間は過ぎたと思います。
なのに彼はまだ、
さっきと同じ場所に、同じ格好のまま座り込んでいました。
またタバコを吸っていましたから、
眠っていたわけではなさそうです。
非常階段の踊り場で私もタバコを吸いながらしばらく見下ろしていると、
彼は、
遠目にもはっきり分かる深いタメ息を一つついた後、ゆっくりと立ち上がり、
重そうなカバンを肩を掛け直しながら、
疲れた様子で向こうに歩いていきました。
ただそれだけの話です。
でも、
的外れだったかも知れませんが「人生の重たさ」のようなものを、
彼の姿に感じました。
だから、
彼の後姿に向かい、心の中で思わずこう声を掛けたのです。
「ガンバレ、若者！」
（携帯カメラ■SHARP 910SH（SoftBank）、レタットソフト■JTrim Version 1.53 / PhotoFiltre Version 6.31 / PhotoScspe Version 3.1使用）
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どうしたのでしょうね、お仕事に疲れちゃったのかなぁ・・
これから会社に戻ると上司のネチネチしたいやみが待ってるとか・・
でもこんなご時世、死にたいほど辛くて苦しい人はたくさん居るんだよ
ガンバレ！
ついでにコンクリートの端っこは汚いから
坐るなら公園のベンチぐらいにしてね
セピア色の写真が 如何にも哀愁を漂わせます。
心憎い演出です。
どうも最近の若者は地べたに座ることに抵抗が
無いようです。電車内で女子学生がべったり
座り込んでいるのを見るといらいらしちゃいます。
注意したいのですが その勇気も出ない柔弱人間です。
この若者も せめて公園のブランコを揺すりながら
物思いに沈んでいると絵になりますが、これが
世のママ達から不審者に間違えられて通報されたり・・
反対側の歩道の縁石にではなく、道路の排水溝に直接座り込んだ人を見たのは初めてです。しかもあの場所は時々……やめておきましょう、それを言うのも。
全然、大丈夫ですよ。情けなく思わないで下さい。
この「全然」の言葉遣いが気になる年齢です。
「全然」は本来 否定する言葉ですよね。
美しい日本語が段々無くなる傾向です。
特に、若者言葉か「KY」なんて表現されても
それが「空気読めない」なんてどういう事？？？
なので、「全然大丈夫」で全然ＯＫということになります。←受け売りですけど。