goo

日傘

初夏のような陽気ー北公園で4月中旬

当地では「弁当忘れても傘忘れるな」というくらい、一日の天気が変わりやすく、降ったかと思えばカーッと照るので、傘、中でも晴雨兼用傘が売れ筋のようである。

私が日傘を差すようになったのは、30歳過ぎてから。普段から化粧をしないので、せめて日焼ぐらい防ごうというわけで、帽子と傘が必需品である。その遠いきっかけになったのが、20歳くらいのときのある男性の言葉だった。

夏休みが終わって最初の授業のとき、15人のクラスの中で女性は3人だったが、「女性の皆さん、夏休みの間、傘で一所懸命に顔を隠して歩かれたのか、相変わらず美しいですね」
と授業を始めた先生がいた。今なら問題になるのではないか?ちなみに私は帽子すら被らず出歩いていたし、その日は前の人の大きい背中に隠れていたので、視野に入っていなかったようだけれど、妙なことを言う人もいるものだと記憶にとどめておいた。後から知ったことだが、彼は素人離れした美貌の奥さんがいたということだ。
日傘を開くとき、あの言葉とともに、草食系の対極にあるようなかれの声と表情が甦ることがある。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« スタバ風景 【映画】愛染... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。