映画の感想など・・・基本的にネタばれです。
しづのをだまき
映画「台北の朝、僕は恋をする」

2010 台湾 監督 アーヴィン・チェン 出演 アンバー・クォ ジャック・ヤオ
製作総指揮 ヴィム・ヴェンダース レンタルDVDで
台北の夜を、恋する人々が彷徨い歩くコメディ。
ネタバレあり
巴里に去った恋人を思いつめている青年は、両親の食堂を手伝いながらフランス語文法の本を読みに通ううちに本屋の女店員と親しくなる。不動産屋のおじさんは、若い女性と恋仲になって海南島で余生を送ることを夢見ている。その甥は手軽に金儲けしようと日夜機会を狙っている。りりしい顔立ちの刑事と間抜けの部下は不動産屋の行動を怪しんでいるが恋人の動向も気になる。
なぜかみんな優しくおっとりしている。立読み(というより座り読み)を許す本屋といい、母性的な眼差しの女の子といい、男の子の同志の間抜けで友情の深いことと言い、パリまでの航空運賃を立て替えてくれるおじさんと言い、一見二枚目風な顔立ちだが、言動がことごとく間抜けで、空想的な甥と言い、全編に立ち込める、夜明けの空のようにほのぼのとした空気は、台北特有のものなのか、さすがはベルリンに天使を出現させたヴェンダースが製作総指揮しただけのことはある。
主人公が遠距離恋愛に破れて嘆き悲しむシーンでは「恋々風塵」を思い出した。
彼の親友はボーっとした感じだが、モデルとして有名だそうだ。主人公はちょっと村上春樹に似ており、薄味で美男子でないところに親しみがわく。女店員は歌手だそうでさすがに表現力がある。
このDVD、午前2時過ぎに目が覚めてソファに寝転んで見始め、見終る頃、リヴィングの窓から夜明けの光が入ってきて、映画と現実がまぜこぜになった。
ホウシャオシェンの描いた街とはまた違い、コンビニや地下鉄・モノレール・高架線・夜市など、今日の台北がさっと見られる。床にべったりと「座り読み」できる本屋は実在するそうだ。
→「藍色夏恋」 10-2-18
→「ウィンター・ソング」6-12-11
製作総指揮 ヴィム・ヴェンダース レンタルDVDで
台北の夜を、恋する人々が彷徨い歩くコメディ。
ネタバレあり
巴里に去った恋人を思いつめている青年は、両親の食堂を手伝いながらフランス語文法の本を読みに通ううちに本屋の女店員と親しくなる。不動産屋のおじさんは、若い女性と恋仲になって海南島で余生を送ることを夢見ている。その甥は手軽に金儲けしようと日夜機会を狙っている。りりしい顔立ちの刑事と間抜けの部下は不動産屋の行動を怪しんでいるが恋人の動向も気になる。
なぜかみんな優しくおっとりしている。立読み(というより座り読み)を許す本屋といい、母性的な眼差しの女の子といい、男の子の同志の間抜けで友情の深いことと言い、パリまでの航空運賃を立て替えてくれるおじさんと言い、一見二枚目風な顔立ちだが、言動がことごとく間抜けで、空想的な甥と言い、全編に立ち込める、夜明けの空のようにほのぼのとした空気は、台北特有のものなのか、さすがはベルリンに天使を出現させたヴェンダースが製作総指揮しただけのことはある。
主人公が遠距離恋愛に破れて嘆き悲しむシーンでは「恋々風塵」を思い出した。
彼の親友はボーっとした感じだが、モデルとして有名だそうだ。主人公はちょっと村上春樹に似ており、薄味で美男子でないところに親しみがわく。女店員は歌手だそうでさすがに表現力がある。
このDVD、午前2時過ぎに目が覚めてソファに寝転んで見始め、見終る頃、リヴィングの窓から夜明けの光が入ってきて、映画と現実がまぜこぜになった。
ホウシャオシェンの描いた街とはまた違い、コンビニや地下鉄・モノレール・高架線・夜市など、今日の台北がさっと見られる。床にべったりと「座り読み」できる本屋は実在するそうだ。
→「藍色夏恋」 10-2-18
→「ウィンター・ソング」6-12-11
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