万歩計よさらば

万歩計の使用をやめようかと思う。
24年間、常に私に密着して、コチコチと歩数を刻んでくれたよき従者だったが、最近、１日1万歩歩くことが難しくなり5000～6000歩くらいになった。それに、結構歩いたと思っても、2000～3000歩にしかなっていないこともある。多分、歩幅が小さくなって従者も一歩と数えなくなったのだ。絶えず様子をうかがいながら歩くが、数値ははかばかしく増えず。反応しない相手に語りかけるようなもので、よほど献身的な精神科医とか、親兄弟なら、それもできるかも知れないが、私は気紛れで気難しい従者のご機嫌をとるのはもうやめたくなった。

昔、すぐ上の姉に試しに万歩計を貸した所、初日に3000歩にしかならず、「あれだけ歩いたのに、3000歩の筈はない」と、直ぐに止めたことがある。姉が一日でクビにした従者、私は24年も使ってやったわけ。どちらが賢いのか分らない。

→「万歩計とよりを戻す」2010-06-15