O型の教え好き

プールの常連にこのごろ血液型をたずねている。
これまでの集計は女性がＢ、Ａ、Ｏ、Ｏで男性はＢ、Ｏ、Ｏ、Ｏ、（Ａ？）だ。３年以上も週３ー4回通って観察しているので、大体予想は当たる。

Ｏ型５人のうち私も含めた４人は教え好きである。

Ｏ型のある年配の女性は、明るく話し好きで、ともすれば健康法やプールの歩き方などを、聞きもせぬのに話しはじめる。

Ｏ型のもと柔道家は、試合で痛めて慢性の腰痛だが、それに効く電気マッサージがあったと、一頃はあらゆる人をつかまえて勧めていた。長時間にわたりそればかり話すのでついにはそれを聞くのがいやさに、誰からも避けられるようになり、憂鬱そうな表情でしょんぼりとしていた。ある人から泳ぎのコーチをたのまれて、あまりにも熱心に教えるのでついに相手は音を上げたこともあるという。

もう一つの例。プールに子供をつれて来る外人女性に、出身国を尋ねたいが、英語でどういえばよいかという話にＯ型男性２人が熱中していた。”Where are you from?"じゃないかと私（Ｏ型）が言うと、「いや、そうじゃなく"What country…？”だろうとひとりが興奮して言った。〈これは完全にまちがいだと思う）元柔道家が、電子辞書で調べたら"Where do you come from?"だったよと翌日嬉しそうに言っていた。３人のＯ型がたがいに教えあっている図である。

どちらにしろ、その前にMay　Ｉ　ask　youを添えて言わなくてはと、我が家の（礼儀にうるさい）Ａ型が言っていた。

これだけ盛り上がっても、実際には彼女に対して何の行動も起こさないのが、出雲人らしいところである。

私のことを言うと、教え好きの一方、教えられるのは嫌いである。困ったことに、知らないことでも間違っていても、とにかく教えたがる。なぜだろうか？一説によると、Ｏ型はもっとも自然に近く、生命そのもの、いわば動物に一番近いのだそうだ。わが子を可愛がるのもＯ型が一番であるとか。教えたがるのは自分という存在を、精神的に広める意味を持つのかもしれない。

ではＯ型は教師にしたら良いだろうか？やはり、教えるのは好きでも、
教わるのが嫌いだという点が問題になるかも知れない。

私がブログを書くのも、きっとこの性癖が関係しているに違いない。

"Where are you from?"は以前に使ったことがあった
　→2008-8-29「なぞの集団」