映画の感想など・・・基本的にネタばれです。
しづのをだまき
映画「三銃士 王妃の首飾りとダヴィンチの飛行船」

ダルタニャン(ローガン・ラーマン)

ミレディ(ミラ・ジョヴォビッチ)

アラミス(ルーク・エヴァンス)
2011 仏米英独 監督 ポール・W・S・アンダーソン 出演 ローガン・ラーマン オーランド・ブルーム ミラ・ジョヴォビッチ 鑑賞@松江SATY東宝 3D吹替版
本当は2D字幕版を見たかったが、昼間の時間は上映していない。それで3Dの方を見たが、図柄的には3Dでなくても2Dで十分だと思う。
「三銃士」は講談社の本で、小学校の図書館で読んだようである。
妖艶なミレデイ(その肩に百合の花の焼印がある!)とか、英国の貴族と王妃の不倫、宰相リシリューの陰謀とか、田舎者ダルタニャンが旅の途中で馬鹿にされたり、パリに着き早々3人に決闘を申し込むという導入部とかを、憶えている。ところが、映画を見たら何だか記憶と違っている。ミレディがアトスと仲が良かったり、何よりも、飛行船が飛んでいる。ダヴィンチが飛行船を設計していたのは事実だが、その設計図の奪い合いが映画に現代味を与えているのか。つまり昨今のダヴィンチブームを組み合わせているわけだ。
老父からの贈り物、馬の名がバターカップ(キンポウゲ)というのは初めて聞いたが、黄色の毛並みの色から映画化の際つけたのか?私も聞いたことがあるが、パリっ子は、田舎者を馬鹿にするというのは今も昔も変わらないようだ。確かにダルタニャンは見るからに垢抜けず、喧嘩早いが、彼の出身地ガスコーニュはフランス南西部にあり、勇猛な気性で名高いそうである。私も同じく日本の南西部の、武張った伝統を持つ地域の出身なので、なんとなく共感を覚える。アトス・ポルトス・アラミスの三銃士は、先ほどTVのクイズに3人の名前を挙げよという問題が出たばかりだが、見分けがつきにくい。そのうちで、女性的なアラミスが真っ先に、無口なアトスがその次に見分けがつくようになった。ポルトスは「恋とお洒落に目がない豪放な大男」だが、かれは最後まで見分けがつかなかった。つまり、自分の好みじゃないからだろう。冒頭でダルタニャンを侮辱して終始敵対する貴族ロシュフォールはマッツ・ミケルセンだが、よく似合ってる。
現代風な映画で頭が混乱したので、これから原作を読むことにする。
→2011-11-26「三銃士」を読む
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