スクリーンに恋をして&ライヴレポ

エレカシファンです。しばらく更新できず、すみません。

ジーザス・クライスト・スーパースター

2005年06月25日 11時03分02秒 | Weblog
ジーザス・クライスト・スーパースター(ビデオ情報)


ジーザス・クライスト・スーパースター(CD情報↓)


なんていうか...わかる人はわかりますよねえ。

もう細かい事は言いません。ご案内したページに熱きレビュアーが語られている記述がありますのでそれを御一読くださいませ。
イエス・キリストの最後の7日間を描いた作品です。

人生の一時期...ハマりました。

ああ...。
この作品に出会うまで、私はミッションスクールで何を学んでいたのでしょう...。

学生時代の宗教の授業は難解で、聖書を理解しようという気持ちはあったのですが、心の奥底までゆさぶられる事はありませんでした。

「ジーザス...」の宗教的見解については賛否両論ありますが、これほどまで深くイエスを理解する機会は、おバカな私には他にありませんでした。

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さて、これは言うまでもなく天才アンドリュー・ロイド・ウエバーが22歳で造り上げた情熱と魂のこもったミュージカル作品です。(作詞はこれもキャッツ等、ロイド・ウエバーの黄金期を支えた名作詞家ティム・ライス26歳の時の詞です。)

若いゆえに荒削りな部分もあったりしますが(ああ、私ったらなんて高飛車な物言いでしょう。許して下さい...^-^;)もうロイド・ウエバーご本人ですら、こんなに若さと情熱にあふれた作品を今後生み出す事はたぶん出来ない...と言っても過言ではないでしょう。

この作品のミュージカル界への衝撃度を語るエピソードでは、後にミッシェル・シェーンベルグがあの大作「レ・ミゼラブル」を生み出すきっかけになったとも言われています。

ビデオ版ではジーザス役のテッド・リーのシャウトが良い!それにユダ役のカール・アンダーソンの熱演も好感がもてますね。

この作品は最初CDから発売したという実験的作品。
CDはいろんなバージョンが出ていますが、私の今のお気に入りは、私のサイトにふらりと遊びにいらしてくださった方が教えてくださり、入手する事ができた、舞台より先行で発売されたという、まぼろしのオリジナルCDバージョンです。教えてくださった方、本当にありがとうございます。この場をお借りしましてお礼申し上げます。

なんたってイアン・ギランがジーザスなのです~(爆)。そしてビデオでもマリア役のイヴォンヌ・エリマンのほかに、ギターがスティーヴィー・レイ・ボーン!!?ん~よく見るとジエームス・ブラウンも参加しているみたいなのですよ(同名なだけかも?フォンセクションの所にクレジットされていますヨ。)豪華なメンバーですねえ。

全体にジャズ・ロックテイストがぷんぷんです。ん~~このサウンドだよね。ミュージカルになると、どうしてあんなのっぺりした演奏になってしまうんだろうか...。

がんばれ!ベアーズ(1976)

2005年06月18日 12時44分12秒 | Weblog
がんばれ!ベアーズ


ベアーズの映画情報はこちら

製作年 : 1976年

キャスト(役名)

ウォルター・マッソー(バターメーカー)/ テイタム・オニール(アマンダ)/ジャッキー・アール・ヘイリー(ケリー)/ヴィック・モロー(ロイ)/ジョイス・ヴァン・パッテン(クリーヴランド)/ベン・ピアザ(ボブ)/アルフレッド・W・ラター(オギルビー)/ブランドン・クルツ(ジョーイ)/クリス・バーンズ(ターナー)/デイヴィッド・スタンボー(トビ-)etc...

スタッフ

監督 :マイケル・リッチー/製作 :スタンリー・R・ジャッフェ/脚本 :ビル・ランカスター/撮影 :ジョン・A・アロンゾ/編曲 :ジェリー・フィールディング/美術 :ポリー・プラット/編集 :リチャード・A・ハリス

親に連れられずに初めて映画館に一人で行ってスクリーンで観たのがこの映画です。

当時、自分と同世代だったテイタム・オニールがすごくキュートでかわいかった♪
ライアン・オニールの娘で「ペーパー・ムーン」で親子共演を果たしましたね。

子供だてらにバイクを乗り回し、タバコを吸い、果ては大型バスまで運転してしまう、
不良少年のケリ-に当時の私は恋してましたネ♪ファンクラブとかに入ったりしてたもん。

今考えてみると「巨人の星」の花形みつる的存在...。ちょっと笑えますね。

アマンダとケリーの二人のデートシーンでエア・ホッケーに興じる場面がありますが、
映画を観た後はエア・ホッケーをする度にアマンダの気分になっていました♪バカですねぇ~。

「がんばれ!ベアーズ」のラストシーンでは、映画館に来ていたお客さん達から
いっせいに拍手が沸き起こりました。もちろん私も拍手!!
誰もいないスクリーンに向かって、拍手を送る...。
今は考えられないでしょうが、あの時、会場にいたお客さん達の気持ちは
ひとつになっていたと思います。すごくすがすがしかった。
まるで「ニュー・シネマ・パラダイス」のワンシーンのように、古き良き時代でしたね。

1作目がヒットしたので2作目はケリーを中心とした父と子のストーリー展開。
アストロドームへ向かう子供達の成長ぶりが楽しかった。

そして3作目は、な、なんとベアーズが日本遠征!!?
これは、はっきりいって...外国人が想像する日本...でしたね。
ありえないようなシーンがたくさんあり、とても滑稽でした。
だめだ、こりゃ...。

さてさて、そんな「がんばれ!ベアーズ」のリメイクが決定したそうですね。
びっくりです。あの古き良き時代だったから良かったのかもしれないのですが
リメイクはどうなることやら...。

リメイクの情報はこちら

レ・ミゼラブル

2005年06月12日 18時03分55秒 | Weblog
レ・ミゼラブルDVDをゲットしました...!

熱狂的なレ・ミッズファンはたくさんいると思いますのでココでストーリーを解説は致しませんが...。

ああ...本当のジャン・バルジャンはあなただったのですね...。映画バージョンのジャン・ギャバン、舞台では鹿賀さんのジャン・バルジャンも好きなのですが...

ロンドンオリジナルキャストのコルム・ウィルキンソン!!

あなたは完璧です!あなたこそバルジャン!もうあなたの前にひれ伏します...m(__)m。
その歌声、その容姿、その芝居...世界各国からバルジャンが集まりましたが、あなたの他に考えようがない。すっごい偉そうなもの言いですが...100%完璧な俳優さんを観たのは初めてだと思うくらい...(*^0^*)

この作品が世界の人々の心を捕らえて離さないのは、ビクトル・ユーゴーの原作の素晴らしさはもちろんの事、ミュージカルとしての大切な要素であるクロード=ミッシェル・シェーンベルグ/アラン・ブーブリルの楽曲の素晴らしさ、歌詞の美しい響き、計算されたキャメロン・マキントッシュのプロデュースが、時代を選ばずに普遍的に生き生きと輝き続けているからだ...と思うのです。

初めて日本版の舞台を観た時もオープニングからエンディングまで泣き続けた私です...。日本版CDを聞くだけでももうウルウル...お恥ずかしい話ですが、このDVDでも...号泣しましたね...。ダメです。私を泣かすなんて、にくいわっ。

そして、昔はエポニーヌに自分を投影して観ていたものですが...今はルーシー・ヘンシャルのファンテーヌが素晴らしかったせいか、年相応なせいかはわかりませんが初めてファンテーヌに感情移入してしまったのが自分の中でも大きな変化でした。いつも思いますが、あの役は非常に難しい役所ですよね。あとは...今だに完璧に納得のいくマリウスとコゼット役に出会えない事かな...まだまだ上演されるでしょうから、今後に期待!

これを読んで下さっているレ・ミッズファンの皆様、あなたの一番のキャスティングはどんな俳優さんでしょうか(^-^)?

宮本亜門さんの「太平洋序曲」ノミネート

2005年06月04日 10時18分02秒 | Weblog
宮本亜門さんの「太平洋序曲」ノミネート 米トニー賞 (朝日新聞) - goo ニュース

いよいよトニー賞発表の時期ですね!

「太平洋序曲」ノミネートおめでとうございます!
日本人初!!

言葉や習慣が違う外国人役者を演出された時の苦労話をTVで拝見しました。

初日まで数週間しかない制限された日数の中で、できるだけたくさんの事を役者に伝えようとする演出家亜門さんサイドと、「役者の自由を奪う気か!」と最初は反発心を抱いたという外国人役者サイド。

しかし、亜門さんの熱心できめ細かな演出を受けるにつれ、外国人役者さん達もすぐに心を開いていったとの事です。

ミュージカル演出、振付けの他に日本舞踊の美しさ、日本人なら自然と身についている常識的所作などを、言葉による微妙なニュアンスが通じない外国人役者さんに短時間で一から教えるのは至難の技だった事でしょう。

結果は言う間でもなくあのブロードウエイでの満員御礼!!辛口批評家達もこぞって亜門さん演出の素晴らしさを書き立てたそうです。同じ日本人として、誇らしいですねえ(^-^)v


私が亜門さんのお名前を知ったのは、宝塚の振付けをされていた頃からです。

そして初演出作品「アイ・ガット・マーマン」が大ヒット!!

あっという間にメディアに取り上げられるようになり、
スティーブン・バーコフ演出、カフカの「変身」で役者をされたり、
沖縄を舞台にした映画を撮ったりして大活躍されました。


...ニューヨークであの9.11事件を身近に経験なさった亜門さん。

ここ数年の亜門さんを見ていると、ご自分の人生すべてを演劇と
亡くなったお母様に捧げているように思えます。

銀座のお住まいから現在は、沖縄に居を移されているのですよね。
ご自宅も一般公開され、亜門さんらしい和と洋のみごとな空間を披露しているようです。
亜門さんのお家...いつか私も行ってみたいなあ(^-^)