スクリーンに恋をして&ライヴレポ

エレカシファンです。しばらく更新できず、すみません。

「クライマーズ・ハイ」 後編

2005年12月25日 19時25分04秒 | Weblog

人生の中で何度か、大きな決断を迫られる時がある。

これまでの本当に平凡でちっぽけな自分の人生。

その中で、経験した事など目下の問題の前では、何の役にもたたない。

だのに、自分自身でたったひとつの道を決断しなければならない。

やがて思考は、極限状態に達する…。

大人になれば、そんな事態に否応無しに遭遇する時もある。

そんな時、私も一種のクライマーズ・ハイの状態ではなかっただろうか…。

このドラマを観終わって、ふと、そんな事を感じた。

実際に、衝立岩のロッククライミングに臨んだ、主演の佐藤浩市さんはもちろんの事、
脇を固める俳優陣がふるっていた。

相変わらず上手い岸部一徳や杉浦直樹、そしてスネークマンショーの伊武雅刀は
今回、こんな演技もできるのだよ、と言わんばかりに、
さらりとごく自然な役作りをしていて、良い意味で「裏切られた」感があり苦笑してしまった。


アンザイレン[Anseilen(独)]

困難な岩壁や氷壁を登る際に互いをザイルで結び合うこと。
それは互いの身の安全を確保することが目的であると同時に、
危険を共に負担し合うということでもある。


目に見えない“ザイル”で結ばれているのは、このドラマの場合は
新聞社や新聞販売局、そして読者、記事対象者やその家族へと、ザイルは結ばれていく。

そう。誰もが、見えないザイルで結ばれているのだ。

恋人や家族、友人や仲間…。
人は、そうしてクライマーズ・ハイを乗り越え、人生という山を登っていくのだろうか…。

(ん?恰好つけすぎてしまったかな?照れ…^-^:)

クライマーズ・ハイ

2005年12月10日 17時22分12秒 | Weblog
横山秀夫の同名小説をドラマ化した『クライマーズ・ハイ』が今夜放送されます。

【放送】総合・デジタル総合

前編 2005年12月10日(土) 午後7時30分~8時45分
後編 2005年12月17日(土) 午後7時30分~8時45分

※東北ブロックのみ、前編は17日午後3時5分から、後編は同日午後7時30分から。

【原作】横山秀夫 /出版社: 文藝春秋 ; ISBN: 4163220909

【脚本】大森寿美男
【音楽】大友良英

【出演】佐藤浩市/大森南朋/新井浩文/高橋一生/岸部一徳/石原さとみ/美保純/赤井英和 /岸本加世子/杉浦直樹 ほか

番組情報はこちらです

1985年8月12日、あの御巣鷹山日航ジャンボ機墜落事故に直面した地元新聞記者たちの1週間を描いているそう。

メイキング映像を見ると、浩市サン、スタント無しで絶壁を登ってましたね…。
あら、これ映画だったろうか…と、勘違いしてしまうほどの熱意と迫力が伝わってきます。

ディレクターが『覚悟をもって』―原作者・横山秀夫さんに言われたそう。

>「なんで登るんだ?」そこに逢いたいものが、語りたい何かがあるからだと感じながら。~愚直なまでのひたむきさを感じ取っていただけたらと思います。なんというか、多くの人々の「願い」がこもった作品です。<

井上ディレクターの言葉を抜粋させていただきました。

…覚悟を持って観ます…。

月舘の殺人

2005年12月03日 11時52分15秒 | Weblog
「動物のお医者さん」「おたんこナース」「Heaven?」などでお馴染みの
佐々木倫子さんの漫画本を読みました。

我が北海道出身で、笑いの「間」が絶妙な漫画家さんですよね。


詳しくはこちら

今回は綾辻行人さんを原作に迎え、鉄道マニアを題材にした
お笑い?ミステリーを描いて下さってます。

鉄道といえば…

子供の頃、私が住んでいた街には、普通に蒸気機関車が走っていました。
「D-51」かどうかはわかりません、C-なんちゃら…というアルファベットの
方が多かったような記憶があります。

線路沿いには、その頃から鉄道マニアの方なのか、
三脚をかまえ、カメラをかまえている方がいらっしゃいました。

子供心に、この汽車を撮って、何がおもしろいんだろう…?と
不思議に思ったものです。

ああ、「汽車」と書いてしまいましたが、生粋のどさんこは
列車の事をいまだに「汽車」と言ってしまいます。
指摘されて気がついた事です。

そうですよね…今は蒸気で走ってませんよね~。
でもついつい「汽車」って言ってしまうので
この頃は「JR」と言うように気をつけています(^-^;)

子供の頃、窓から顔を出すと、煙突の煙が車内に入ってきて
顔が真っ黒になったものです。

さて、話がそれましたが、蒸気機関車のみならず
鉄道を走るものすべてをこよなく愛している方たちを
「テツ」と呼ぶのだそうですね…。

どの世界にも、そのジャンルのマニアがいるのだなぁ~と
感心する事しきりでした。

読みながらいろいろ勉強になる楽しい漫画でした♪
早く下刊が出ないかなぁ~♪