スクリーンに恋をして&ライヴレポ

エレカシファンです。しばらく更新できず、すみません。

ローレライ

2005年03月26日 16時58分19秒 | Weblog
以前にもこのblogで書きました、ローレライを観てきました。

公式HPはこちらです。

原作:福井晴敏「終戦のローレライ」講談社 
監督:樋口真嗣
制作:亀山千広/脚本:鈴木 智/企画協力:中島 かずき/画コンテ:庵野 秀明ほか

キャスト:役所 広司/妻夫木 聡/柳葉 敏郎/香椎 由宇/佐藤 隆太/ピエール瀧/鶴見 辰吾/伊武 雅刀/堤 真一/上川 隆也ほか

主題歌:モーツアルトの子守歌(ヘイリー)

※フロッピーのひとくちコメント

あまり情報を集めずに観たので、思っていたよりもライト感覚...世代的には中学生から観る事ができる映画でした。

これは私と同じガンダム世代が造りあげた、映画版ガンダム、そして...ヤマト??(注:私自身はあの有名なアニメ「宇宙船艦ヤマト」を見ておりません。ガンダムは見ております。)あのアニメチックな世界だったのです。

リアルな潜水艦映画をイメージしていたので、最初はちょっと驚きましたが、そういうファンタジックSFストーリーなのだ...と理解して観るようにすると、楽しめました。

樋口真嗣監督が大まかなプロットを作成し、福井晴敏氏に原作「終戦のローレライ」を、劇団☆新感線の作家である中島かずき氏にシナリオを依頼し、同時に進行して3年間の時を費やし、造り上げた、という実に情熱のこもった作品。

ファンタジックでありながら、潜水艦内部セットはとことんリアルに造ってあり、臨場感あふれる画に。海洋対戦も特撮効果で、あまり違和感なく観る事ができました。

役所広司さんの艦長や、悪役ながら三島由紀夫を連想させた堤真一さん等のキャスティングには満足しました。

佐藤隆太さん、ピエール瀧さんらもおいしい役柄でしたね。妻夫木聡さんはガンダムのアムロさながら、この戦争を通してぐんと成長していく様子が描かれていて、あの純粋そうな瞳は、そういった役にはぴったりかもしれませんね。

香椎由宇さんはコスチュームも似合い、異国の血が入った人物として適役だったと思うのですが、大事な「ローレライ」を象徴する歌声がヘイリーに吹き替えになる場面の違和感が、どうしても拭えませんでした。

音効として全体に流れていたBGMも、気分を高揚させる意味では良かったのですが...無くてもいいかな...というシーンがあった事は事実...。それこそ、ちょっとアニメっぽい音効に...ま、でもマニアにはそれがたまらないのかも???

ちゃっかり富野由悠季監督が特別出演なさっていたのもご愛嬌!!(富野由悠季監督=
機動戦士ガンダム、機動戦士Ζガンダム、機動戦士ガンダムΖΖ、伝説巨神イデオンなどのアニメ監督です...御存知の方...私同様、そうとうなオタクですねっ)


そして、去る2月に急逝された岡本喜八監督への樋口真嗣監督の熱い想いを知りました。

青春の門

2005年03月19日 00時28分15秒 | Weblog
五木寛之の小説「青春の門」が久々にTVドラマ化されたそうです。
公式HPはこちら↓
http://www.tbs.co.jp/seisyun-no-mon/02.html

間もなく放送です。

キャストは

伊吹 タエ : 鈴木 京香/伊吹 重蔵 : 豊川 悦司/塙 竜五郎 : 岸谷 五朗/金山 朱烈 : 杉本 哲太/梓 旗江 : 伊藤 歩/伊吹 信介(13~18) : 石田 卓也(新人)/牧  織江(13~18) : 邑野 みあ/沢田 文治 : ガッツ石松/吉田 一郎 : 金田 明夫/菅野 長太 : 浜田 学/牧 昌江 : 神津 はづき/恩田先生 : 大浦 龍宇一/田川中学女子生徒 : 岩佐 真悠子/

伊吹 信介(7~10) : 泉澤 祐希 /牧 織江(7~10) : 福地 亜紗美/伊吹 信介(3~5) : 渡邉 奏人/

羽根沢 正道 : 佐藤 浩市(特別出演)/矢部 虎次 : 緒形 拳

信介役の石田 卓也君がどんな演技を見せてくれるのか楽しみ♪

さて、注目すべきは羽根沢 正道役の 佐藤 浩市(特別出演)さんですね。24年前の映画化で佐藤 浩市さんは信介役をされています。

ハイ。この映画、当時観ました。映画館で。まさに青春時代だった当時の私...。信介と織江に心情を重ねていましたが、今はどうでしょう...タエと重蔵、竜五郎などの方が心情的に近い年齢になってしまいました。まあ、それも悪くありません。信介と共に、自分も少しは成長できたのでしょうか...。

・映画「青春の門」/1981年 東映

菅原文太(重蔵)、松坂慶子(タエ)、佐藤浩市(信介)、影山仁美、杉田かおる(織江)、渡瀬恒彦(朱烈)、鶴田浩ニ(虎次)、若山富三郎(竜五郎)ほか

わはは...織江役、杉田かおるさんだったのですねっ!!ぉぃ...(^-^;)め、名子役でしたからねえ...。

そして、当時強烈だったのは、映画だけではな~い!そう、その主題歌!一度聞いたら耳に焼き付いて、はなれなぁ~い!のです。(...御存知の方..いる?)

昭和56年(1981年) 1月10日発売。7A-0046F(キャニオン レコード)
Side A
織江の唄................................作詞/五木寛之
               作曲/山崎ハコ
Side B
道を探せ................................作詞・作曲/山崎ハコ

ハイ、山崎ハコさんはこんなヒトです。↓
http://www.st.rim.or.jp/~tokunou/hako.html

あと...吉田タクロウさんも青春の門の主題歌作ってなかったでしたっけ??これ、あんまり覚えてないんですけど、どなたか御存知でしたら教えてください~。


マット・デイモン出演作に勝手にひとくちコメント

2005年03月11日 00時14分19秒 | Weblog
*****マット・デイモン出演作一覧*****

・ボーン・スプレマシー(2004)~blog記事有り

・ふたりにクギづけ(2003)~まだ観てません

・ GERRY ジェリー(2002)~まだ観てません

・ スピリット(2002)~馬のアニメ(笑)声の出演ですが、い~い声なんです

・ ボーン・アイデンティティー(2002)~わお~~!一躍ハリウッドのトップクラススターに!!これ、作品として素晴らしいので、ファンでない人も確実に楽しめます!おすすめ!

・ オーシャンズ11(2001)~このblog中の記事でも少しふれていますが...12より良かったと思う...。

・ 恋の方程式 あなたのハートにクリック2(2001)~なんていうか...制作にベンがかかわっていたので友情出演?まあ、それなりに観れます。

・ すべての美しい馬(2000)~コーマック・マッカーシーの男らしい骨太な原作を若いマットが表現しきれたか...原作を読んでないのでなんともいえませんが...。夫によると男の人が観たらけっこうイケテる良い作品に入るらしいです。なんとなくわかるような...でも私は女ですから...これぞアメリカ西部の男の生き方なのかも...。

・ タイタンA.E.(2000)宇宙アニメ。声だけの出演ですが、けっこう楽しめます。アニメキャラがだんだんマットに見えてきます(笑)

・ バガー・ヴァンスの伝説(2000) ~ロバート・レッドフォード /スティーヴン・スピルバーグの名のもとに作られた作品にしては...ちょっともの足りないですが、これも楽しめます。マットではなくウィル・スミスが主演だからなぁ。ゴルフを知らない私でも楽しめましたよ。優秀なキャディーさんって大事なんだねえ~。

・ ドグマ(1999)~キリスト教を冒涜している”として各地で上映禁止運動が起こった問題作です...いや...あまりコメントしたくないかも...。仕事の無い時代を考えるとむげに仕事を断れないというマット...。いろんな作品に出てますよねえ。

・ リプリー(1999)~体を鍛える前の白いマットが観られます(笑)。「太陽がいっぱい」のリメイク盤。そういえば私が子供の頃は今のヨン様どころではないほど、アラン・ドロンが全盛期の時代でした(笑)ジュード・ロウが話題になって主役のマットの影が薄かったのが残念!けっこうイケてるんだけどなあ。作品的にも太陽がいっぱいと違った視点を打ち出していたので楽しめました。

・プライベート・ライアン(1998)~ああ~、ライアンがマットみたいな良い人で、本当に良かったぁ~!!という意味で、ちょっとの出演なのにインパクトがある映画です。

・ ラウンダーズ(1998) ~学費をポーカーで稼ぐカード・ゲームの天才役。まだグッド・ウィル・ハンティングの影響が大きい頃ですね。ジョン・マルコビッチやエドワード・ノートン等、脇を固める役者にも注目!

・ グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997) ~このblogの記事です。

・ レインメーカー(1997)~ジョン・グリシャムの『原告側弁護人』を原作に、巨匠フランシス・フォード・コッポラが映画化した法廷ドラマ。若きクレア・デーンズと共演しています。弁護士役はマットにハマりすぎて逆にあともうひとつ...といった印象でした。

・ グローリー・デイズ~旅立ちの日~(1995)~まだ観てません

・ ジェロニモ(1993) ~まだ観てません

・ 青春の輝き(1992) ~クリス・オドネルとか出てますねえ。う~ン。意地悪な学生の役ですな。男子学生なら観て共感できるのかも???

・戦火の勇気~湾岸戦争の題材を扱った珍しい作品。これってイラク戦争にも応用できるテーマでしょ。メグ・ライアンの意外な一面を観られます。さすがハリウッド女優。やったるぜい!どこか芥川龍之介の作品「薮の中」を思わせる数々の食違う証言...。デンゼル・ワシントン 、メグ・ライアン 、ルー・ダイアモンド・フィリップス等、豪華出演者の中で若き日のマットが重要な役を好演しています!

ボーン・スプレマシー

2005年03月05日 09時53分19秒 | Weblog
行って参りました!『ボーン・スプレマシー』

2004年
監督/ポール・グリーングラス
脚本/トニー・ギルロイ
原作/ロバート・ラドラム
出演/マット・デイモン/フランカ・ポテンテ/ブライアン・コックス/ジュリア・スタイルズ/カール・アーバン/ガブリエル・マン/ジョアン・アレン

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2002年の『ボーンアイデンティテイ』から続編を心待ちにしていました♪

前作と監督が変わったのがちょっと気になっていましたが、他のスタッフは前作とあまり変わらずに「...アイデンティティー」のテイストを残した、新たなストーリー展開となっています。

今回も前作よりさらにハンディカメラシーンが多用され、リアル&スリリングなカメラワークを追求しています。

...個人的にはちょっとハンディが多すぎかな?と思いましたが...マットをじ~っと見つめていたせいか、スクリーンに酔ってしまいました(((^-^;)

マットがボクシングジムへ通って鍛えた体も、さらにパワーアップ!!格闘シーンのすばやい動きも実にみごとでしたね!!

「オーシャンズ12」のインタビューでブラピが、「...マットがサッと身構えるだけでファンがキャーキャ-言うからアイツ、調子にのってるのサ...」と、仲が良いだけにお得意のアメリカン・ジョークでマットを褒めていたっけ。

私の好みでは、アクションシーンは前作の方が良かったと思いますが...『ラン・ローラ・ラン』でベルリンの街をひたすら走った「フランカ・ポテンテ」のように美しい走りに気をつかったというマットの「ラン」はホントに無駄のない美しい走り姿!!

その他、期待を裏切らないカーチェイスあり、建物からのスリリングな逃亡シーンありで、ドキドキ感てんこもりです!!

どっかで観た事あるじゃなぁ~い??と思ったおいしい敵役は『ロード・オブ・ザ・リング』の2、3にローハンの戦士エオメル役で出演していた「カール・アーバン」。

国境を超えたスケールの大きいストーリーのボーンシリーズ。

撮影地も前作は、フランス(マルセイユ)(パリ)スイス(チューリッヒ)ギリシャなどでしたね。

今回も、インド(ゴア)ドイツ(ベルリン)(ミュンヘン)イギリス(ロンドン)オランダ(アムステルダム)ロシア(モスクワ)など各国の景観、土地柄や建物などを存分に楽しめます。

今までのジェームス・ボンドのような何もかも恵まれたスーパーヒーロースパイは登場しません。

街中を歩けば群集に紛れ込んでしまうような、どちらかというと小柄で目立たないタイプの、ごく普通のアメリカ青年。

そんなマットが演じるからこそ実現したボーンシリーズ!鍛練と頭脳で危機をのりきっていく新しいスパイ・ヒーローなのです。

ボーンシリーズ、確実におもしろいですよ!まだ観てない方におすすめです!