乱鳥の書きなぐり

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ゾロアスター教の墓地  イラン・ヤズドの沈黙の塔・すぐ側 (写真6枚)

2009-10-30 | イラン2007~2010(6回)
 

 

 

 

 

  


       ゾロアスター教の墓地  (ヤズドの沈黙の塔 すぐ側)


 ヤズドでは沈黙の塔に行く。

 地球の歩き方によると管理者も無く好きに入れるという。

 タクシーで着いたところは緑の門構え。

 初めはだめだともったいぶった管理者は、支部鮪といった態度で門を通してくれる。

 だが それは、墓地の門であった。

 墓地の門の管理人はチップが目当てであり、タクシーの運転手は墓地近くの多少できた塀の影が目的であった。

 皆が自分の都合で動いている事がわかる。


 イランでは生活の厳しい方もおられる。

 また、地球の歩き方の載っている方向には影一つない砂漠の荒野。

 これを考えると、管理人とて生活がかかっているし、運転手にしてもさすほどにひどいヤズドの9月の太陽を思うと,私たちも多少の出費や遠くなる労力は納得がいくというものだ。

 彼らにはこれっぽっちっも悪意のかけらは無い。


 ヤズドの沈黙の塔には二日間行く事になる。

 初めの日は高い塔を登る。

 だが、上まで登った私は高い沈黙の塔の中に入り込めない。

 足場が悪く、到底登れないと断念。

 夫のみが中に入る。

 待たされる事半時間。

 照りつける太陽。暑い。砂漠の日差しは私の肌のみならず、心まで突き刺した。

 暑くてつらい時間だった。

 だが、上から見る景色はすこぶる良い。この景色に、私の不毛な感覚は救われた。

 ここで鳥葬が行われていたのかと思うと不思議な感じがするくらいに明るい見晴らし。


 私は疲れていた。

 暑くて疲労した私はその日はタクシーで他にも2ヶ所見る予定だったため、とりあえず沈黙の塔を後にした。

 悶々とした気分。

 私は沈黙の塔の中を見てないのだ。



 翌日、夫にたのんで懲りずに沈黙の塔に行く。

 彼も低い塔が気になっていたようで、快く引き受けてくれた。

 私は低い塔に登り、こちらは幸運にも難なく中まで入ることができた。

 満足である。

 
 上のような経過で、私は二度も墓地の門をくぐる事となる。


 墓地はゾロアスター教のものであった。

 ゾロアスター教で有名なアフラマズダ(ゾロアスター教の最高神=鳥のようなマーク)は塔や墓に記されている。

 アフラマズダはナクシェロスタムの浮き彫りやチャクチャクの中やチャクチャクの管理人の帽子や拝火殿や その他 多くの所で見た事がある。


 ゾロアスター教の墓地は静かだった。

 塔?を中心として、墓は整って広がっていた。

 塔の側には木も植えられている。

 だが、基本は土と砂と小石。

 時折羽ばたくカラス。

 供え物は無い。

 ただ読めないペルシャ文字とアフラマズダの描かれた美しい墓だけが目に映る。


 ゾロアスター教の墓地について家族に問うてみた。

 話が長い。

 なんだか難しいので、ウィキペディアでゾロアスター教について調べてみたが、深すぎて理解できない。


 今回はゾロアスター教の墓地の写真だけを載せる事にした。

 近日中に沈黙の塔などの写真もUPする予定。懲りずに見ていただけましたら、嬉しいです。




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