乱鳥の書きなぐり

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ターズィエ(受難劇)

2023年01月24日 | イラン2007~2010(6回)

(シャムシール村 この時村人たちは、日本人が初めて訪れたと喜んでくれた。)

 

 

  ターズィエ(受難劇)

 

 

 とあることから、ふと『ターズィエ(受難劇)』のことを思い出したが、乱鳥のブログを検索しても出てこない。

 それもそのはず、発音の解釈により、『タキイェ(タジイエ)』と記していたため、ヒットしなかった。

 正しくは、『ターズィエ』と云うらしい。

 

 おそらく以前にも書いたが、日本人だけでこの劇を見るのは、割合に困難をきたす。

 私はまだ明るい間に一人で果物や菓子を買いに行ったついでに、垂れ幕を見て、イラン人に聞いた。

「これは、なんだ?」

「何時に始まる?」

「日本人だが、来ても良いか?」

「夫と二人だが、入れるか?」

「何を用意すればいいのか?」

 イラン人は人が良い方が多いので、その場では断らない。

 本当にいく日本人ってどう?って感じで、KYを装って、天下晴れて受難劇を見事無事に見ることができた。

 これは大変貴重な経験だと、今も喜んでいる。

 

 案の定、劇は女と男に。左右に分かれて座らされた。

 皆は劇に感銘を受け、大泣き状態である。

 そして実は空気を読むことができる私は、大いに泣いた。

 イラン人女性と、肩を叩き合い、ハグをし合い、大泣きに泣いた。

 大泣きに泣きながら、イラン人が進めるひよこ豆や乾燥果実などを頬張り、また、大げさなまでに涙を出して、泣いた^^

 

 男女の中心の前の高い段には、兵隊が長い銃を構えて、二手に分かれたわたくしたち日本人を見張っていた。

 多少、緊張。

 だが、かねてからの念願であったターズィエを見ることができた喜びはひとしお。

 交渉に成功し、観劇できることとなったことに、夫はとても喜び感謝さえしてくれた。

 私はペルシャ語は全く知らない。夫は、私の行動力と交渉力に驚き、喜んでくれていた事を思い出す。

 

 

ターケ・ボスターンにあるテキーイェ(20世紀)のタイル画   (15景)

 

 

 






      ターケ・ボスターンにある テキーイェのタイル画


     <イマーム・フセイン(ホセイン)の受難劇『タキイェ(タジイエ)』を上演する場所>














 手前はフセイン(ホセイン)の手。

 これはタイル画じゃなく、普通の絵。





 幾何学文様^^





アーシューラーの旗




 
 赤馬(栗毛)と白馬





 赤馬(栗毛)と白馬

 高貴な方が乗っておられる





 いろいろ





 高貴な方が顔を隠されている絵





 高貴な方が顔を隠されている絵





 漫画の吹き出しのような絵

 ペルシャ語が書かれている(たぶん^^)





 いろいろ





 歴代のどなたか(複数の人の絵が多くあった)





 左、おっとこまえ・・・?の王様か?





 残酷だなぁ^^;;





 残酷だなぁ^^;;

 こんなタイルもいっぱい。










 イスファハーンのテキーイェは19世紀につくられた新しい建物。

 風景画や動植物に加えて、人物画や顔の絵もいっぱい。









 受難劇『タキイェ(タジイエ)』を絵であらわしてる部分もあるのかな?

 見ても見ても見飽きない程のタイル画。

 写真に収めただけでも600枚は超えると思う。

 ここに記録したのは、無作為直感で開けた写真。

 お見苦しい展は、お許し下さい。



 以前記録した テキーイェ(2009年08月03日 )です。
 (写真12枚 鬼のような絵あり)







           2008年9月      イラン ターケ・ボスターンにある テキーイェ
 

 

 

 

 

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