乱鳥の書きなぐり

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85:『ミラクル絵本で楽しむ 小栗判官と照手姫』―伝岩佐又兵衛画 太田彩監修 (4枚)

2012-06-09 | 説経節、幸若舞、舞の本等













記録だけ  

    85: 『ミラクル絵本で楽しむ 小栗判官と照手姫』―伝岩佐又兵衛画



 太田彩 監修

 伝 岩佐又兵衛画

 絵巻「をぐり」  宮内庁三 丸尚蔵館所蔵

 東京美術

 1,890円







 目次

     人気の絵師と浄瑠璃操り、夢の共演──絵巻「をぐり」への誘い   太田 彩
     絵巻「をぐり」の概要と特徴
     伝説の絵師、岩佐又兵衛とは?


第一巻 鞍馬の申し子
 京の公卿、大納言兼家殿に待望のお世継ぎ誕生!!

第二巻 妻選び
 元服に伴い、「常陸小栗」と改名……
 深泥池の大蛇、小栗を見初める。

第三巻 魔性の誘惑
 鞍馬寺にて待ち受けるは憂い顔の美姫ひとり……
 小栗、流罪となるも、常陸で判官の位を得る。

ついに出逢った運命の恋人たち。
世紀のロマンスが今始まる。

第四~五巻 婿入り
 小栗が恋した、まだ見ぬ美姫は……
 美しくもきわどい言葉で、この文が……
 東国武士の掟を軽んじた強引な婿入りも……

第六~七巻 人喰い馬
 コケにされたと、怒り心頭の横山殿……
 屋根を駆け、大樹を登る。……

第八巻 小栗暗殺
 夫に迫る大事の予知夢!?……
 小栗の命運、ここに尽きたか……
 最愛の夫を殺され、悲嘆にくれる照手姫を……

第九巻 照手の危機
 ああ、おいたわしきは、照手の姫さまよ……
 すんでのところで、命長らえた照手姫……
 助かったのも、束の間のこと……

第九~十巻 照手の行方
 明日はいずこへ、売られゆく。

第十巻 青墓の宿
 遊女になれとの無体な要求。拒んだ照手に……

照手の話はいったん置いて……。
ここは冥界、黄泉の国。

第十~十一巻 小栗蘇生
 地獄の閻魔に情けをかけられ……

第十一~十二巻 餓鬼阿弥の旅
 引かれて上るは東海道。めざすは熊野……

第十二~十三巻 夫婦の奇縁
 醜い姿の餓鬼阿弥が、愛しき夫とはつゆ知らず……

第十三巻(一) 悲しき別れ
 餓鬼阿弥の旅は、いつ終わるのか。
 もしも、この身が二つあったならば……

第十三巻(二) 熊野・湯の峯へ
 人の情けが繋ぐバトンリレーのような…
 蘇りし日から数えて、四四四日目……

第十三巻(三) 小栗復活!!
 湯の峯の霊力が奇跡を起こす!

第十四巻 再びの邂逅
 「父上、母上、小栗です!!」
 何と数奇なめぐり合わせか……

第十五巻(一) 大団円
 罪を裁いて、恩には報い、一件落着……
 小栗、大往生!!……

第十五巻(二) 結びの口上
 これにて、物語はおしまい……

巻末付録  本書をより深く味わうために
〈解説その一〉絵巻のルーツ、「小栗伝説」
〈解説その二〉又兵衛工房と古浄瑠璃絵巻群
〈資料その一〉現存する、又兵衛の古浄瑠璃絵巻群(「をぐり」を除く)の概要
〈解説その三〉絵巻「をぐり」の物語ダイジェスト
〈資料その二〉絵巻「をぐり」各巻概要

絵で知る人々のくらし
 座産と鳴弦/長寿を願う蓬莱飾り/吉夢と凶夢/埋葬の方法/小栗伝説のキーパーソン、藤沢の上人/篤い信仰を集めた、熊野詣


















 絵巻「をぐり」は現在十五巻。

 三百メートル、三百十二段、本来二十六巻


 記録 『通し狂言 當世流小栗判官(後編)』2011年 /『スーパー歌舞伎 新・三国志』1999年でもふれたが、伝 岩佐又兵衛画 の『ミラクル絵本で楽しむ 小栗判官と照手姫』を楽しむ。

 この場合の再生は「因果の車」と「湯」

「湯」には霊力があると民俗学の諸先生方が書かれていた。『小栗判官と照手姫』では「湯の夆」とある。

 小栗判官は湯につかり、49日目で復活した。










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