Tokyo 楽しかった順に記録 2 ミュージカル『ペテン師と詐欺師』 新橋演舞場 脚本: ジェフリー・レイン 山田孝之 / 石丸幹二 / 宮澤エマ / 保坂知寿 / 大和田美帆
出演
山田孝之 / 石丸幹二 / 宮澤エマ / 保坂知寿 / 大和田美帆 / 岸祐二 / 小原和彦 / 坂元宏旬 / 高橋卓士 / 高原紳輔 / 堀江慎也 / 横山敬 / 横山達夫 / 家塚敦子 / 可知寛子 / 小山侑紀 / 竹内真里 / 丹羽麻由美 / 伯鞘麗名 / 福田えり
脚本: ジェフリー・レイン / 音楽・作詞: デイヴィッド・ヤズベク / 演出・上演台本: 福田雄一
2019年9月、山田孝之と石丸幹二のW主演で福田雄一が新橋演舞場に初登場!!
絶対見逃せない騙し合いが開演します!!
とても好きな山田孝之んととても好きな石丸幹二さんが出演の、私にとって超ラッキーなミュージカル『ペテン師と詐欺師』を見ました。
案外思ったよりも若い男性客も多くいらっしゃり、非常に熱心に見ておられん熱気があります。
お隣の若い男性も始終爆笑しておられましたので、私も気持ちよく大笑いの連続でございました。
歌舞伎ではないけれど、声良し、間良し、姿良し!
歌はうまいは芝居はうまいわ間は良いわ、かっこいいわ面白いわ。
舞台の後ろ側にオーケストラのステージが設けられ、始まる前は少し下手の団長を開けて、楽器の様子を披露して下さってました。
話の展開はコミカルでアップテンポで面白く、舞台そのものの場面を切り取っても構図さえ美しい。
お二人に加えて美しいうまい声の美しい女優軍や超ベテランの声の良いうまい俳優さんが多く出演なさっておられました。
もう、非の打ち所がございません。
あの男前の俳優お二人が、今日コミカルな会話を折りたたん問答。
男前がコメディを演じるとこんなに素晴らしい舞台になるのかと、この舞台でも感じました。
そしてなんと!!
歌舞伎や映画を見てあまり笑わない夫が、声を出して笑い、かなり楽しんでおりました。
やったね!!!
山田孝之さんのアドリブや突っ走った表現に好感を持ちました。
すると同じく実力派の石丸幹二さんが山田孝之さんを圧倒させるくらいの暴走をされたように演じられます。
もうどこまでが脚本で案出か、あるいはアドリブなのかは素人の私には想像だにできません。
ただ言えることは、完成されている舞台を目指し、観客を楽しませることの徹しておられる、この舞台は素晴らしい。
それをなし得る実力ある俳優さんたちが一丸となって演じられているこの舞台に心惹かれました。
昨今、こんなもんでいいだろう、これくらいの芸を見せておけばいいだろう、これが伝統だと言わんばかりの年ウキの伝統芸能の数々の舞台に並行しておりましたので、こんなに素晴らしい舞台が展開していること自体にも感動いたしました。
あまりにも素晴らしかったので、午後の4時五分からチケット販売される歌舞伎座の仁左衛門竹の『勧進帳』一幕見席すら見送ることにいたしました。
ミュージカル『ペテン師と詐欺師』が楽しすぎて余韻が強く残り、その余韻を大切にしたかったからです。
余韻は一晩中続き、一睡も眠れませんでした。
今回、明け方まで興奮の余韻で眠れないような満足のいくミュージカル『ペテン師と詐欺師』を楽しませて頂けたことに感謝します。
そして何よりミュージカルなど見たことがない夫が、私の趣味に付き合ってくれた事に感謝の念でいっぱいです。
この舞台は、私の一生の中でも心に残るお舞台の一つです。
今回の舞台は関西では興行対象になっておりません。
しかし、万一大阪あたりで興行されたなら、何度かは通いたいと思います。
ちなみに、感動して眠れなかったよなか、ホテルの豆電球(?)の写真をスマホで写すと、こんなに光り放つんだと思った。
これって、光の反射す愛で花のようになったと言われるかもしれないけれど、私にとっては舞台が楽しすぎてこんな風に写真が移ったんだと感じます。
本当は写真の真ん中の黄色いいいさなライトだけなのですよ。写真って時々楽しすぎたりすると、その人の心を映すのか知らんとも感じました。
2005年にブロードウェイで初演され、トニー賞10部門11ノミネート、ミュージカル主演男優賞を受賞した傑作コメディミュージカル『ペテン師と詐欺師』。
テレビドラマの脚本・演出や映画監督としてヒット作を連発し、数多くの舞台でもコメディやミュージカルで人気を博している福田雄ーが満を持して新橋演舞場に初登場します!!
主演は山田孝之と石丸幹二。数々のタッグでテレビ・映画・舞台と多方面でヒットを飛ばし続ける福田と山田のコンビに、ミュージカル界を代表する俳優・石丸幹二を迎え、全く新しい『ペテン師と詐欺師』が生まれます!
他の出演には、宮澤エマ、保坂知寿、大和田美帆、岸祐二と人気、実力ともに充実したキャストが揃いました!
ストーリー
若くケチなアメリカ人詐欺師、フレディ・ベンソン(山田孝之)がやってきたのは、世界中の大金持ちが訪れる高級リゾート地・南仏リヴィエラ。
既にそこでは凄腕の詐欺師ローレンス・ジェイムソン(石丸幹二)が、相棒の警察長アンドレ(岸祐二)と共に、大金持ちの未亡人ミュリエル(保坂知寿)をはじめとする富豪の女性たちをダンディな魅力で騙し、荒稼ぎしていた。ふとしたことからローレンスの正体を知ったフレディは、そのオ能にほれ込み、強引に弟子入りを志願する。
2人は協力し合い、石油王の娘ジョリーン(大和田美帆)を騙すことに成功するが、詐欺師同士、縄張りをめぐって次第に敵対。
見るからに育ちの良いアメリカ人旅行者のクリスティーン(宮澤エマ)を狙い、彼女から先に5万ドルを巻き上げたほうが勝ちという勝負を行うことに。
才気あふれる若手詐欺師と優雅なベテラン詐欺師との、騙し騙される勝負の結末は―!?
ミュージカル『ペテン師と詐欺師』ポスター
ミュージカル『ペテン師と詐欺師』ポスター
新橋演舞場
新橋演舞場
新橋演舞場
新橋演舞場
新橋演舞場
新橋演舞場 故中村勘三郎さんか…
新橋演舞場
新橋演舞場
東京行きを決めてからチケットぴあでかろうじて席を確保。
一階席も三階席もなく、二等席の左のみ空いておりました。
チケットが確保できただけでもラッキーです^^
二階席から全体を見渡すと、新橋演舞場はこんな感じです^^
ミュージカル『ペテン師と詐欺師』 ゲネプロ 2019/8/31
脚本 :ジェフリー・レイン
音楽・作詞 :デイヴィッド・ヤズベク
演出・上演台本 :福田雄一
The Official Dirty Rotten Scoundrels Trailer - West End
新橋演舞場
東京都中央区銀座6-18-2
(歌舞伎座すぐ近く)
コメントをありがとうございます。
そうなんです。
一夜目は俳優座の『人形の家』を見たので、主人公のノラという人物(原作)の生き方に腹が立ち一晩寝られず、二夜目は感動で目が冴えてしまいました。三夜目は演芸場に行き落語を聞いたので、良い噺家の芸だけを考えていましたら心が和んで熟睡できました^^
しかし寝不足だったので、自宅に帰ってから、眠りにつくと熟睡です^^
また、9/13の映画に向けて泥縄で太宰を再読してますが、すぐに眠ってしまいます。
懐かしい場面もあり、太宰片手に眠っていますと、懐かしい十代の頃見た夢を見ました。
小説って、その頃に気持ちを戻してくれるのですね。
お兄上様と鑑賞された映画、面白そうですね。
『硫黄島からの手紙』は見たことがありますが、印象良く心に残っています。
Ranchoより ありがとう
豪勢な日々だったんですね。
新橋演舞場の作りに舞台の感想、そして二つYouTubeなんだか雰囲気がイメージできます。
日本版の動画はかなり長い気がします。
普段のPR用は触りだけを少しだけしか見せないと思いますのに・・・。
石丸幹二氏は何で観たのか以前から好感を持っていました。
テレビでミュージカルでも見たのかな?
日頃は司会などもやっていて、歌や踊りを観たいのに・・・。
山田孝之は映画館で観たお侍の映画に出ていますね~。全然名前も顔も知りませんでした。
これは圧巻でしょうね。
ご主人が笑われ、Ranchoさんが寝れなかって、かつ、「『勧進帳』一幕見席すら見送る」が分かるような気がします。
う~ん、こんなステージいいですね~。
私が東京で19歳上の兄と観たのは映画『硫黄島からの手紙』と『エリザベス:ゴールデン・エイジ』の二つだけ!」(笑)。