乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

16: 『竹の民俗誌』ー日本文化の深層を探るー  沖浦和光 著  岩波新書 新赤版

2009年01月29日 | 民俗学、柳田國男、赤松啓介、宮田登

(写真は 信貴山。正月に参拝した折、竹笹のはに小判がつけられたものが二本、たてられていた。何ともはや、えべっさんや大黒さんよりもお金儲けが上手そう・・・と、ほくそ笑む私。

 ちなみに今回読んだ『竹の民俗誌』には七福神は竹に深い関連があると書かれていた。)

 

記録だけ  

 

2009年度 16冊目  

 

 『竹の民俗誌』ー日本文化の深層を探るー

 

  

 沖浦和光 著

 岩波新書 新赤版 187

 1991年9月20日

 243ページ 550円+ 税

 

 正月、信貴山に行ったとき、竹笹にまつわるいろいろなものを見た。

 同じく一月、今宮戎の笹や宝恵駕篭のかけ声なども、竹笹にまつわる。

 十二月に奈良で行われたおん祭の後宴能の入り口の竹笹の鳥居も気に掛かる。 

 家を建てる際の地鎮祭にも、四方や真ん中に竹笹をたてる。

 そんなこんなで今年十六冊目は 『竹の民俗誌』ー日本文化の深層を探るーを楽しむ。

 この本はなかなか面白い。

 知りたいことが多く書かれている。

 また、『かぐや姫』にまつわる話を柳田國男氏や川端康成氏の書かれたものを種として、詳しく描かれ、発展。

 川端康成は好きで読んでいたものだから、余計に興味深い。

 かぐや姫の翁の立場や願望、仕事の意味合いや差別などが詳しく書かれ、楽しかった。

 宮田登氏の書かれた内容もあり、読んでいてワクワクする。

 かなり面白く参考になり箇所も多く、読んで良かったと心より思える一冊であった。

 

 


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