乱鳥の書きなぐり

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近松門左衛門作『堀川波鼓』 とは 

2019年11月29日 | 近松門左衛門
 写真は2019年12月顔見世の招き上げ。
 招き上げの季節になると信念を迎えることができ流、芝居好きの京都人にとっては馴染み深い光景…でした。
 片岡仁左衛門丈の真似技が上げられるととこ^^
 今年は夜の部で、『堀川波鼓』が演じられまする
 

【堀川波鼓】 とは          (Wikipedia)


 ほりかわなみのつづみ〔ほりかはなみのつづみ〕【堀川波鼓】 の解説
浄瑠璃。世話物。3巻。近松門左衛門作。宝永4年(1707)大坂竹本座初演というが未詳。不義を犯したお種を、夫小倉彦九郎はやむなく自害させ、京都の堀川で女敵 (めがたき) を討つ。近松三姦通物の一。



 堀川波鼓(ほりかわなみのつづみ)は、近松門左衛門作の浄瑠璃。
 1707年2月15日、大坂竹本座で初演。
 3段の世話物。

 概要   前年に起きた、鳥取藩士が妻敵を討った事件を脚色したもの。
 大経師昔暦』『鑓の権三重帷子』とともに、近松三大姦通物といわれる。

 初演以来上演が途絶えていたが、1964年にNHKで復活。
 これを映画化したものに『夜の鼓』(今井正監督)があり、新劇では俳優座が『つづみの女』(田中澄江脚本)として上演。

 鳥取藩士小倉彦九郎の妻・たねは、夫の江戸勤番の折、酒乱のためにふとしたことから過ちを犯し、鼓師宮地源右衛門の子を身ごもる。
 彦九郎は広がった悪い噂を一喝し、たねの妹ふぢも一計を案じて事を穏便に済まそうとするが、嫁ぎに出た彦九郎の妹ゆらが不義者の身内として離縁されたため、ついにたねに詮議が及ぶ。
 隠しきれなくなったたねは、夫への忠節を示すため陰腹を割り、非を詫びながら夫の手で絶命する。
 たねの妻仇を討つべく、彦九郎は復讐に燃える妹らを連れて宮地宅へ討ち入り、本懐を果たすのであった。



深いドラマを描く『堀川波の鼓』
  彦九郎演じられる、 片岡仁左衛門丈が語る     (歌舞伎美人引用)

 夜の部の『堀川波の鼓』は、仁左衛門が上演を提案したといいます。中村時蔵が初役で彦九郎の妻お種を、中村梅玉が恋敵の宮地源右衛門を演じます。「作品自体が好きです。かわいそうだけど、現代にもありうる話」。不義密通を犯し自害したお種のことを思って嘆く、彦九郎の最後のせりふが、「一人の男としての彦九郎の心が凝縮されていて、一番いい」と語りました。
「彦九郎は、過ちを犯した女房に対して、怒りはない。同情もして、憐みもして、しかし侍として成敗しなければいけない。本当に怒って成敗するのではないところ。これがこのドラマの深さです」と、言葉に熱がこもります。「ある意味で、非常につらいお芝居だけれども、きれいなお芝居。そういうところが好きですね」。


 

 

 


 
 『近松全集 第四巻』より、「堀川波鼓」
  「堀川波鼓」 近松門左衛門作 1  一オ

  「堀川波鼓」 近松門左衛門作 2  一ウ 二オ
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