乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

『能を読む(1) 翁と観阿弥 能の誕生』 翁-1  梅原 猛  (監修), 観世 清和 (監修)天野 文雄 土屋 恵一郎  中沢 新一 

2021年09月29日 | 観世流(続)百番集、日本古典文学大系(謡曲)、能楽関係本

写真は天神祭  帝国ホテル主催  三番叟

 

  『能を読む(1) 翁と観阿弥 能の誕生』より「翁」

 

能を読む(1) 翁と観阿弥 能の誕生 単行本 – 2013/1/24

 梅原 猛  (監修), 観世 清和 (監修)

天野 文雄 土屋 恵一郎  中沢 新一 

全558ページ

角川学芸出版

6500円

 

新釈の現代語訳で“能を読み"、尖鋭な論考で“能を解き"、演者の言葉から“能を聞く"。本巻では能の源流「翁」と観阿弥など、世阿弥以前の作品19曲を収録。能の起源と観阿弥の先駆性を読み解く

 

 能を読む1『翁と世阿弥』

 

 以前 天野 文雄先生の講義を2年ばかり聞きに行ったことがある。

 あまりにも面白く、興味深かったので、テキスト参考の一つとして取り上げられていた能を読むシリーズぜん四巻を購入したことがある。

 この本は、当時なかなか手に入れられなく、あれこれ調べて、近くの書店に注文。

 角川書店そのものに残っていたものを書店が取り寄せてくださり、私の手元に届いた。

 タイミングがよければ、今なら中古やオークションで手に入れることができるかもしれない。

 人間とは不思議なもので、手元に届くと安心してしまい、何項目か読んだだげで棚の隅に息を潜めている。

 だが、このコロナ禍の状況で、能楽もみに行くことがままならず、能楽をみに行く気分で読み進めることにした。

 

 翁--------翁はあまりにも有名で、何度となくみた方も多いであろう。

 言葉も謎で、このブログでは何度となく取り上げているが、未だに翁の項目は、多くの皆様にみていただいているようだ。

『能を読む(1) 翁と観阿弥 能の誕生』のよれば、『翁』は神事であり、トルコで三度ばかり見た見たメヴレヴィー教団のセマーを思い浮かべる。

 セマーは、宗教色、神事色が強く、奈良の信貴山の火渡りの前に行われる動物の皮を使ったる、仰々しく神事の一部始終が進められてから火渡りに移るといった儀式が、踊りの前に行われる。

 私は鉄道構内で行われている本格的(?)なセマー2回と、ベリーダンスの前に、神事として行われるセマーを1回の合計三回見たのだが、いずれも神事であった。

 また、ベリーダンスなども含めた観光客相手のセマーですら、酒はセマーの後に飲むようにと、英語でも再三言われてから、セマーは始まった。

 これは、帝国ホテル(天神祭)の『翁』が終わってから酒を飲みように、といった内容と同じである。

 神事を終えてから、セマーも翁も酒を飲むことができる。

 

    『旋舞(セマー) 』   トルコ 国鉄シルケジ駅構内/カッパドキア・ケーブ内  他

     カメラは一瞬をとらえていた ! 『旋舞(セマー)

     主役は殿方☆  (3景)  トルコにて

     春日大社  和舞(本社)と東遊(若宮)東遊奉納は神事の一つであり、トルコのセマー(回旋舞)を思い浮かべる。 (20景)

 

 翁は上にも書いたが、これまでになんども取り上げられている。

 また、民俗学者は三番叟にも注目されており、各学者が各々三番叟の意味合いを書いておられるが、諸説あり、いずれも納得するないようなので一層面白い。

 

 能楽や狂言や歌舞伎を観に行くことができないので、しばらく翁で遊びたい。

 

  とうとうたらり たらりとう〜〜〜

      

        である^^v

 

 

『能を読む(1) 翁と観阿弥 能の誕生』 翁-1  梅原 猛  (監修), 観世 清和 (監修)天野 文雄 土屋 恵一郎  中沢 新一 

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 今日も花あそび | トップ | 気分転換で、些細な笑み »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

観世流(続)百番集、日本古典文学大系(謡曲)、能楽関係本」カテゴリの最新記事