乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

『恋女房染分手綱~重の井』2008年 中村福助 坂東小吉 片岡葵 市村家橘

2015-01-19 | TVで 歌舞伎・能楽
  ( 青蓮院にて )


   『恋女房染分手綱~重の井』


 咳をしても頭痛が少しましになり、風邪が回復に向かう。
 先日まで一日中眠りこくっていたが、今日はテレビを見る気力も湧き、以前にもテレビで見た『恋女房染分手綱~重の井』を観る。

 口にタオルを当てながら見ていた家での観劇(って、自分で書いてて痛々しい!テレビ見るのやめなはれ!)だが、お風邪用のタオルが涙用に転用。
 涙ぼろぼろ顔くちゃくちゃ(←って、初めからヤワね)
 見るたびに素晴らしいお舞台だなと感じた。

 それにしても面白い。
 口調は良いし、筋書きはこなれている。
 近松ってすごいと改めて感じた。
 今度、読んでみよう^^v



 データーは衛星劇場 ▼

本編尺:69分
製作年:2008年
出演:中村福助 坂東小吉 片岡葵 市村家橘

身分違いの母と息子の出会いと別れ。涙なくしては見られない「子別れ狂言」。
重の井は五代目歌右衛門以来の成駒屋の家の芸。武家に生まれた調姫は、未だ幼いうちに政略結婚のために親と別れ遠い国に行かねばなりません。姫と同じ年ごろの三吉も武家に生まれましたが、訳あって浪人した父とも離れ、馬子としてひとりで生計を立てなければならない身の上。親の都合でこうむる運命ですが、子供はそれをどうすることもできません。せっかくめぐり合った三吉の母重の井は、忠義を優先し親子の情を押さえ込んでしまう。のどかな道中双六の場面が悲しい親子の別れへとすすみ涙をさそう、義太夫狂言らしい作品です。重の井に福助、三吉に小吉、調姫に亀蔵の長女片岡葵という配役で。

(2008年/平成20年10月・歌舞伎座)




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする