乱鳥の書きなぐり

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あっぱれ!幸四郎  『盲長屋梅加賀鳶~加賀鳶』2014年 歌舞伎座

2015-01-07 | TVで 歌舞伎・能楽
(写真は以前に記録した、『竹斎』  寛永整版本
 幸四郎丈の『盲長屋梅加賀鳶~加賀鳶』を見ていたら、芝居の筋書きと『竹斎』とは全く接点がないのに、どういうわけだかもう一度読みたくなった。
 こういった気分にさせるなんて幸四郎は根っからの役者だわぇ^^v)





   『盲長屋梅加賀鳶~加賀鳶』





 以前にも違う舞台(テレビ)で幸四郎丈の『盲長屋梅加賀鳶~加賀鳶』を何度か見ていた。が、今回の舞台は前にも増して素晴らしかった。

 一つ一つの仕草と台詞の関連性にも意味があり、あくまでも独断ではあるが、幸四郎丈自身もこの舞台のために、細やかな部分までより深く洗い直されたような気がした。
 わたくしの気がつかない部分が多くありそうなので、歌舞伎全集に載っているであろう『盲長屋梅加賀鳶~加賀鳶』の一つ一つの単語を丁寧に読みこみたいと思える、そんな舞台であった。

 やはり、幸四郎はでっけいあっぱれじゃ!


 今は夜
 あと一時間で、新しい日を迎えます。

 さ! 
 本棚(歌舞伎全集)を物色してきます。







 データーは衛星劇場
本編尺:91分
製作年:2014年
出演:松本幸四郎 片岡秀太郎 中村橋之助 中村勘九郎 中村松江 中村歌昇 中村廣太郎 中村種之助 中村児太郎 澤村宗之助 松本錦吾 大谷桂三 澤村由次郎 市川高麗蔵 大谷友右衛門 市川左團次 中村梅玉

粋な鳶と小悪党のやりとりを鮮やかに描いた河竹黙阿弥の作。加賀鳶と定火消しとの喧嘩がおき本郷界隈の人々は木戸を閉め切って怯えている。そこへ血気盛んな若い鳶たちが勢揃いするが、親分の梅吉と兄貴分の松蔵の説得を聞き入れ引き揚げていく。一方、菊坂の長屋に住む竹垣道玄は、百姓太次右衛門を殺害、懐中の金を奪ったうえ家では女房を虐待する悪党ぶり。ある日、姪のお朝の奉公先の強請を思いついた道玄は、女按摩お兼とともに主人に難癖をつけに行くが…。
幸四郎が鳶の梅吉と悪党の道玄という対照的な二役を演じ分け、お兼に秀太郎、松蔵に梅玉のほか、橋之助、勘九郎、左團次らの出演で。(2014年/平成26年3月・歌舞伎座)









コメント (2)
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