行きかふ年もまた旅人なり

日本の歴史や文学(主に近代)について、感想等を紹介しますが、毎日はできません。
ふぅ、徒然なるままに日暮したい・・・。

鬼平犯科帳SP『引き込み女』

2008-10-23 23:32:56 | Weblog
 先日、鬼平犯科帳スペシャルが放送されていた。作品は『引き込み女』。原作者の意向で、原作に極力忠実である事が映像化の条件だった。また、原作に無い話を創作する事はせず、原作が尽きれば番組は新作を作らない事も、こだわった意向だった。当初の放映は1990年2月。今回のリメイク版には、登場人物に市川染五郎が出演しており、他にも歌舞伎役者の登場は多いが、新進気鋭の気持ちが伝わり、彼の登場は良かったと思う。しかし、まあ随分原作と変わった気がした。それでも今日、『鬼平』を観られる事に感謝はしたい。
 18年前と比較しては苦しいが、登場人物も皆年齢を重ねられ、相模の彦十を演じた江戸屋猫八氏は鬼籍に入られた。また勝野洋演じる同心・酒井佑介も当時は篠田三郎が演じていた。と言ってもこの後のシリーズで勝野に代わっているので違和感は無いのだが。何と言っても、もう「おまさ」や「久栄」は可哀想でならない。観ていて辛くなる。水戸黄門の『お銀』も可哀想だったが、これらの女優抜きには作品を語れないが、勘弁してあげて下さい、という気持ちがどうしても否定できない。
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