行きかふ年もまた旅人なり

日本の歴史や文学(主に近代)について、感想等を紹介しますが、毎日はできません。
ふぅ、徒然なるままに日暮したい・・・。

趣味の整理

2008-10-09 23:44:56 | Weblog
 購入したままきちんと整理せず、そのままにしたあった切手。
 ようやく整理した。ストックブックは既に5冊。
 最近は、デザインが鮮やかになってより美しく感じるが、昭和30年代頃までのレトロな雰囲気も魅力的だ。平成版と昭和版の文化人シリーズを見比べると、昭和版の方が趣を感じる。平成版は実にカラフルだ。技術の大幅な進歩が分かる。主観で思っただけなので、他意は無い。
 切手には、デザインの意趣を考察したり、図案を考える人物名が残る事が多いが、菱川師宣作「見返り美人」、歌川広重作「月に雁」の構成を考えたのは当時の郵政省職員である。他は、画家であったり、デザイン家であったり、と個人名として残っているが、個人名を残さない仕事の仕方に魅力を感じ、仕事人はかくあるべきか、と感心してしまった。そういう、職人的なこだわりを感じる作品である。