ぼけヴォケ!

認知症患者と介護家族はいかにしてボケツッコミスキルを入手したか。
慢性骨髄性白血病発症。目指せ分子遺伝子学的寛解維持。

偽薬。

2009-05-02 | Weblog
気の早いもので、梅の枝に小さな実がつきはじめている。
おかんさまは梅干に使う赤紫蘇をどこに植えるか考え始めた。

青梅の用途は梅干しや梅酒ばかりではない。
いくぶん傷があったりしてよろしくないものを集め、砂糖だけでつけ込むのも、また我が家の風物詩である。
梅エキスにするのだ。

できたものは褐色の瓶に詰め直し、保存する。
水で割って氷を浮かべても良し。
梅酒の代わりにゼリーにしてもよし。


梅エキスを水で割ったものを出したおとんさま。
出されたものをくぴくぴ飲んだBooじーちゃ。

やがて、いびきをかきはじめた。

おとんさま「じーちゃ!寝るなてば」
Booじーちゃ。「いやぁおれだめだわ」
おとんさま「どしたん、今日は変だぜね」
Booじーちゃ。「梅酒もろたけん、酔った。もう寝るわね」


をひをひ。


薬の効力を調べる対照実験に、偽薬(プラシーボ)というものがある。
「これは、○○という症状に効く薬です」といって渡されると。
そのとおりの効力が思い込みの力で発揮されるものだが。

思いもかけず、Booじーちゃ。には、梅エキスでプラシーボ効果が発現してしまったようである。

……しかし、アルコール分がなくてもよっぱらった気分になれるとは。
器用なんだか。
安上がりなんだか。
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