うりゃの映画あれこれ

貴君の好物を私も好きとは限らない。同様に私の好物を貴君は嫌いかもしれない。ひとそれぞれ。
主にレンタルDVDで鑑賞。

アリス・イン・ワンダーランド

2010年08月06日 | 洋画 ファンタジー
アリス・イン・ワンダーランド  Alice in Wonderland (2009年 アメリカ 109分)

(DVDパッケージが映像の色と違うぞ・・・・・・・・)
3D上映されたが、普通の映像で十分だと思う。

ティム・バートン監督、出演ジョニー・デップ&ヘレナ・ボナム・カーターと、いつものトリオ。
他にアン・ハサウェイ、怪優クリスピン・グローバー。
アリス役は新人女優ミア・ワシコウスカ。 凛々しくて良し。

ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』も『鏡の国のアリス』も読んでいない人のために言えば、
これは原作のキャラクターと設定を借りたオリジナル・ストーリーである。
本作での『赤の女王』は徹底して悪役である。
(親にも夫にも愛されなかったらしい、という可哀想な断片描写もあるが。)
『白の女王』は不気味なほどに善人ぶりっこだ。
こんな極端な二元論的な設定は、皮肉にあふれた原作にはない。・・・ディズニー映画だからか?
人生に迷う19歳のアリスはワンダーランドで「自分の強さを取り戻して」ジャンヌ・ダルクとなり、
ラスト、俗世間では中国への植民地貿易の先駈けとなる(時代はヴィクトリア時代だ)。
って、なんだこりゃ(笑)。
つまり、『原作のアリス』ファンの私には細部が色々気に入らないストーリーだったわけ。
監督も役者もファンなんだけどねーーーーー。

でもね、映像は抜群にいいのよ。
一番気に入ったのは、チェシャ猫。
空中で 『ぐりんっ』て回って消えたりするとこなんか、猫っぽくてもう最高~~!!

ま、ディズニー映画だからさ、
ひねくれ者の文句ぶつぶつは無視して、家族で楽しんでくだされ。
・・・・・・・・・・・・・ちぇっ。


※ バンダー・スナッチが何かに似てると思ったら・・・モンスターズ・インク?


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