貴志祐介『黒い家』角川ホラー文庫 2005年06月10日 | reading ネタバレ注意。 さすが元生保マンだけあって、生保をめぐってのドラマにはリアリティと迫力がある。しかしそれが幸子というモンスターにも迫真の怖さを付与しているかと言われると疑問であり、生保周りが読み応えあるだけ、いう印象も同時にあった。 ホラーってのは登場人物への感情移入の度合いによって怖さの質も量もだいぶ変わってくるけど、俺はこのちょっと疲れた生保マンと、家族関係に問題を抱えながらも清く正しく生き . . . 本文を読む