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4野党が松岡農水相の証人喚問要求を表明 政治資金・光熱水費問題

2007-03-11 16:24:14 | 国内政治
 4野党が松岡農水相の証人喚問要求を表明 光熱水費問題

 民主、共産、社民、国民新の野党4党の幹事長・書記局長は11日のテレビ朝日の番組で、無償の議員会館に事務所を置く松岡利勝農水相の資金管理団体が多額の光熱水費を政治資金収支報告書に計上していた問題について、参院予算委員会などで松岡氏の証人喚問を要求する方針をそろって表明した。(時事)

(出所:朝日新聞HP 2007年03月11日13時52分)

 松岡農水相の光熱費問題、論戦沸騰

 松岡農林水産相の光熱水費問題が、事務所費の問題に代わって「政治とカネ」をめぐる論戦の焦点になってきた。1年間で507万円を計上した合理的な説明が難しく、松岡氏も国会答弁で窮する場面が目立つ。対する民主党は事務所費問題では「詳細な公表」を求めるだけだったが、光熱水費問題では「虚偽報告の可能性が極めて濃い」と攻勢を強めており、与党内にはじわり危機感も広がり始めている。

 ●松岡氏、苦しい答弁続く

 松岡農水相の9日の記者会見は、こんなやりとりが続いた。

 記者「大臣が1本5000円の水を飲んでいるという話もある」

 松岡氏「まあ内容にかかわることですから、そこまで報告するのはちょっと差し控えたい」

 事務所費問題で強気を通した松岡氏だが、光熱水費問題では歯切れが悪くなる。

 松岡氏の資金管理団体は、電気代や水道代のかからない議員会館を事務所としながら、05年に光熱水費として507万円を使ったと届け出た。

 政治資金規正法施行規則では、幅広い経費を含む「事務所費」と違って、「光熱水費」は「電気、ガス、水道の使用料」などに限られる。与党にも「どんな高級な水を飲んだら500万円もかかるのか」(参院自民党幹部)という疑念が広がるのも無理もない。

 さらに、松岡氏は資金管理団体の事務所を「議員会館だけ」と説明してきたため、今さら「ほかの事務所の電気代や水道代を計上した」と言い逃れもできない。この問題を民主党から初めて指摘された5日の参院予算委では「水道は『何とか還元水』とかをつけている。暖房なりなんなり、別途そういうものも含まれる」と苦しい答弁に終始した。

 その後、松岡氏はだんまりを決め込み、9日の参院予算委では「適切に報告した」の一点張り。この答弁をみて、自民党執行部の一人は「もう逃げられない」と語り、公明党幹部も「守りきれるか分からない」と突き放した。口を閉ざし辞職で幕引きをはかった佐田玄一郎前行革担当相や角田義一前参院副議長のケースと似てきた――そんな受けとめも出始めた。

 ●民主は事務所急襲作戦

 民主党は、松岡氏と伊吹文科相の事務所費問題で、自民党を攻めあぐねた。衆院予算委員会で使途の公表を迫っても、松岡氏には「各党が合意すれば」と拒まれ、伊吹氏には「(公表すれば)ルールが崩れるので我慢する」と開き直られた。

 事務所費で10億円超の不動産を取得した小沢代表の問題で反撃され、もたつく間に予算審議も打ち切られた。それだけに参院審議で浮上した松岡氏の光熱水費問題に対する意気込みは強い。

 水道や電気代の問題は「議員会館を訪ねれば一目瞭然(りょうぜん)」(参院議員)の攻めやすいテーマ。「還元水の装置や電気ストーブが100個も置いてあるのか」(小川敏夫参院幹事長)というわけだ。

 実際、民主党参院議員の芝博一氏や蓮舫氏らは9日朝、予告なしに議員会館の松岡事務所を訪問し「浄水器、ついてないじゃないか」。その後、記者団に「浄水装置もなかったし、多くの冷暖房装置も見あたらなかった。光熱費が虚偽報告である可能性が高くなった」。この「急襲」について、参院予算委メンバーは「数では与党に勝てない。世論を盛り上げて辞任に追い込みたい」と鼻息が荒い。

 鳩山由紀夫幹事長は9日の記者会見で「はぐらかす答弁を続けるのなら証人喚問を求める」と語気を強めた。

 一方、松岡氏をかばう安倍首相は9日夜、「松岡大臣は法令にのっとって処理をしていると、答弁しているし、そのように報告を受けている」と記者団に語った。議員会館に浄水器が見あたらなかったことについては「ま、どうですかね。私が見たわけでは」とかわした。

(出所:朝日新聞HP 2007年03月10日06時49分)

 松岡事務所を民主議員「急襲」 「浄水器ないじゃない」

 松岡農林水産相の資金管理団体の光熱水費問題の裏付けを取ろうと、参院会派「民主党・新緑風会」の芝博一議員ら4人が9日朝、同団体が事務所にしている松岡氏の議員会館の部屋を突然「視察」し、秘書と押し問答になった。

 議員会館は光熱費や水道代がかからないのに、同団体は05年分の光熱水費として約507万円を計上。松岡氏は参院予算委員会で「水道は『何とか還元水』とかいうものを付けている」などと釈明したが、「適切に報告している」と繰り返し、詳細な説明は拒んだ。

 「浄水器、付いていないじゃない」「個別メーターも見あたりませんね」。事務所を訪れた芝氏らは、水道がある入り口付近を見渡し、秘書に説明を求めた。「本人がおりませんので……」と秘書が対応すると「本人がいなくたって分かる」と詰め寄った。

 一方、松岡氏はこの日の閣議後会見で、光熱水費問題について「いま水道水を飲んでいる人、ほとんどいない」と発言したが、詳しい説明は避けた。

(出所:朝日新聞HP 2007年03月09日13時11分)

 松岡事務所、謎の光熱費 同僚事務所「かかる訳ない」

 安倍内閣の閣僚や首相補佐官、副大臣、政務官のうち、議員会館だけに資金管理団体の事務所を置いている国会議員は、松岡農林水産相を除いていずれも政治資金収支報告書(05年分)に光熱水費を計上していなかったことが朝日新聞のまとめでわかった。議員会館の光熱水費はすべて税金で賄われており、約507万円を計上していた松岡氏の経理処理の不自然さが改めて浮き彫りになった。松岡氏は7日の参院予算委員会でも「適切に報告している」と繰り返すだけで具体的な説明をしなかった。

 収支報告書によると、閣僚や副大臣ら約70人のうち、資金管理団体の「主たる事務所」を議員会館にしているのは20人。このうち、松岡氏を除き、朝日新聞の取材に対し、議員会館だけを事務所にしていたと回答した9人は、いずれも光熱水費をゼロと記載していた。

 「議員会館しか使っていないんだから光熱水費は計上していない。計上しようがないでしょ」

 いずれの議員事務所も、そう口をそろえた。

 光熱水費は、政治資金規正法施行規則で「電気、ガス、水道の使用料及びこれらの計器使用料等」とされており、議員会館の場合、電気代や水道代がかからない。

 浅野勝人・外務副大臣の事務所は「議員会館だと光熱水費がかかりようがない」。根本匠・首相補佐官の秘書は「議員会館以外に事務所がないですから、ゼロということです」と説明した。

 やはりゼロとしていたある自民党衆院議員は、匿名を条件に松岡氏の光熱水費について「会館だけで500万円なんて、絶対おかしい」と言い切った。別の参院議員秘書も「浄水器や加湿器を買った代金を強引に光熱水費とし、おいしい水をたくさん飲んだって、500万円には届かない」と話した。

 残る10人は、それぞれ9万~103万円を計上していたが、資金管理団体が、議員会館以外に出先事務所を抱えているケースがほとんどだった。

 松岡氏の資金管理団体は01~05年に毎年416万~779万円を光熱水費として記載していた。

 (出所:朝日新聞HP 2007年03月08日01時40分)


 松岡農水相「適切」23回繰り返す 光熱水費問題

 松岡農林水産相は7日の参院予算委員会で、自らの政治資金管理団体の光熱水費をめぐる問題について「適切に報告している」などと繰り返した。5日に「きちんと確認してから答えたい」と答弁しており、野党側が詳細な説明を求めたが、松岡氏は「(内容の)開示は現行制度が予定していない。差し控えさせていただきたい」と応じなかった。

「確認したところ、適切に報告しているということだった。現行制度に基づいてすでに報告すべき点は適切に報告している」。松岡氏はこの日、芝博一(民主)、井上哲士(共産)両氏の質問に「適切に報告」と23回繰り返した。

 松岡氏は5日に「水道は『何とか還元水』とかいうものを付けている。暖房なりなんなり、別途そういうものも含まれている」と答弁した。これに対し、7日に質問した芝氏は「浄水器やストーブは(光熱水費ではなく)備品・消耗品費だ」、井上氏は「松岡氏の熊本の二つの事務所の光熱水費が66万円、38万円なのに、なぜ無償の議員会館の事務所の光熱水費がそれよりも多額なのか」と追及したが、松岡氏は頑として内容を明かさなかった。

 党内には「会計責任者の記載ミスとして乗り切る」(幹部)との考えもあった。だが、松岡氏は5日の答弁で「どういう金額でどうだということについては、私も承知して了解したものとして報告している」と明言し、会計責任者の責任にはできなくなっている。

(出所:朝日新聞HP 2007年03月07日19時49分)

 無料のはずが2880万円 松岡農水相団体の光熱水費

 松岡農林水産相の資金管理団体「松岡利勝新世紀政経懇話会」が、光熱費や水道代が無償の議員会館に事務所を置いているにもかかわらず、少なくとも01~05年に計約2880万円を「光熱水費」として計上していたことが分かった。5日の参院予算委員会で使途を問われた松岡氏は「詳細を覚えていない」として明確な説明を避けた。

 この問題は、小川敏夫氏(民主)が指摘した。政治資金収支報告書によると、05年に計上された光熱水費が約507万円だったとして、「議員会館は水道も電気も暖房も無償。不正計上だと思われても仕方ない」と追及した。

 松岡氏は、同団体の事務所を議員会館にしか置いていないことを認めたうえで、「水道は『何とか還元水』とかいうものを付けている。暖房なりなんなり、別途そういうものも含まれている。必要な範囲で、確認したものがあれば答える」と述べるにとどまった。

 収支報告書によると、同団体は、01年に約659万円、02年に約779万円、03年に約416万円、04年に約518万円をそれぞれ計上している。

 光熱水費は政治資金規正法施行規則で、事務所費とともに経常経費として扱われ、領収書の添付は不要。同団体は05年、事務所費としても3359万円を計上している。

 民主党は今後、事務所が複数ある伊吹文部科学相とは切り離し、松岡氏の追及を強める構えだ。

 ある自民党幹部は「かばいきれない。複数の事務所の費用をまとめて計上していると思っていた」と話した。

(出所:朝日新聞HP 2007年03月06日00時02分)

 議員会館なのに「多額の光熱費」、民主が農水相を追及

 5日の参院予算委員会で、小川敏夫氏(民主)は、松岡農林水産相の資金管理団体のただ一つの事務所が水道代や暖房代のかからない議員会館にあるにもかかわらず、05年に光熱水費として507万円を計上していることは「虚偽ではないか」と指摘。詳細な説明を求めた。松岡氏は「きちんと使ったものを計上している」と強調したが、民主党は今後、事務所が複数ある伊吹文部科学相と切り離し、松岡氏の追及を強める構えだ。

 小川氏の質問に対し、松岡氏は、事務所は「議員会館の一つ」と認めた上で「水道は何とか還元水というものを付けている。光熱にも暖房なりなんなり別途そういうものも含まれている」と説明した。ただし、詳細の公表は「各党各派で平等に公表するということになればそうする。必要な範囲で答える」と拒んだ。

 光熱水費は政治資金規正法施行規則で「電気、ガス、水道の使用料及びこれらの計器使用料等」と規定されている。事務所費や人件費とともに経常経費に計上され、領収書の添付は不要だ。松岡氏は光熱水費とは別に事務所費に3359万円を計上している。

(出所:朝日新聞HP 2007年03月05日20時41分)
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