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日本共産党の志位和夫委員長がラジオで生トークー『蟹工船』から、国会対応までー

2008-06-12 00:50:26 | 国内政治
志位委員長、ラジオで生トーク
『蟹工船』から、国会対応まで

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 日本共産党の志位和夫委員長は十日、TBSラジオ「荒川強啓デイ・キャッチ!」にゲスト出演し、次々とコメントしました。

 「(共産党の)時代がきましたね。そういう予感がしませんか」―パーソナリティーの荒川さんは冒頭、こう切り出し、小林多喜二の『蟹工船』ブームにふれました。

 志位氏は『蟹工船』が読まれている理由をのべ、人間を使い捨てにする奴隷的な労働が現代的な残酷さをもって復活するなかで「この現状を何とかしたい、連帯して活路を見いだしたいという若者の気持ちが、あの本に向かわせているのだと思います」と応じました。

 雇用問題での国会質問などを紹介すると、荒川さんは「ネット上でも、志位さんは、われわれ若い者の怒りというか疎外感をそっと引き上げてくれる人、という位置付けになっているみたいですね」と語りました。

秋葉原事件
 番組は、その日のニュースのうち市民の関心が高い十項目を紹介するコーナーに。国会での問責決議案をめぐる問題、アメリカ大統領選、投機マネー、いわゆる「居酒屋タクシー」問題など、多彩なニュースに志位氏が縦横にコメントしていきます。

 トップは秋葉原での無差別殺傷事件。番組では「再発防止のために何をすればいいと思うか」リスナーに意見を求めました。

 犯人が派遣で働く若者であったことから、リスナーからは「派遣の規制緩和は大きな問題。雇用が安定しなければ将来への展望は何も描けない」といった意見が寄せられました。

 志位氏は、事件について、「どんな社会的な原因があったとしてもああいう犯行は許されないことはもちろんだが、個人の特殊な問題としてだけ片付けることも許されない。痛ましい事件をくり返さないためにも、その社会的背景を究明する必要があります」とのべました。

 そのうえで、今度の事件が派遣労働とどういう関わりあいがあるかは断定的なことをいまいうべきでないが、若者の労働の全体的な状況としては、一九九九年の派遣労働の原則自由化、二〇〇四年の製造業への解禁が若者の労働の質を決定的に悪くしたと指摘し、「規制を元に戻していく必要がある」と話しました。

いじめ問題
 学校でのいじめ問題をあげたリスナー(三十八歳・女性)も。

 志位氏は、いじめ問題の背景には、国連の機関からも是正を勧告されている過度の競争教育によるストレスがあると指摘。こう話しました。

 「小中学校でずっと競争で順番がつけられ、大きな心の傷になる。社会に出たら弱肉強食で、労働でもモノ扱いされる。若者たちの誇りをズタズタにするような社会全体のしかけを大本から変えることが必要です」

 最後に、後期高齢者医療制度が話題になり、志位氏は「まずは、廃止法案を通すために最大限の努力をすべきです」と力説しました。

 この放送は、インターネットでもTBSラジオ「WEB‐RADIO」の「荒川強啓デイ・キャッチ!」で聴けます。

(出所:日本共産党HP 2008年6月11日(水)「しんぶん赤旗」)
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