働く貧困層・後期高齢者医療
生活苦 “震源地”は財界
「国民が主人公」へ政治の中身変える
フジテレビ系「報道2001」 志位委員長が発言
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「政治の中身を、財界中心、アメリカいいなりから、『国民が主人公』に変えるのがカギだ」――日本共産党の志位和夫委員長は十四日、フジテレビ系「報道2001」に出演し、野党代表との討論でこう発言しました。
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志位氏は「自民党総裁選をみていて、国民が解決を求めている生活の苦しみに、正面から具体的にどう打開するかの議論があまりにもない」と指摘。「働く貧困層」が広がるもとで労働者派遣法の改正が与野党を超えた課題になり、「後期高齢者医療制度」などで十月には新たに六百万人が年金からの保険料天引きが強行されようとしている「総選挙の大争点」が、総裁選ではまったく議論されないことを批判しました。
志位氏はさらに、これらの問題の“震源地”は財界だと告発。派遣労働は、日経連(日本経団連の前身の一つ)が一九九五年に「新時代の日本型経営」のなかで「使い捨て」労働の号令を出したことで広がり、「後期高齢者医療制度」も二〇〇二年の「経済財政諮問会議」の「骨太の方針」で、経団連会長から二千二百億円(初年度三千億円)の社会保障費削減が打ち出されたことが背景にあるとのべました。そして、「財界の横暴勝手とたたかえるか、アメリカいいなり政治とたたかえるか――この中身を切り替える、『国民が主人公』の日本にしていくというのが一番の問題」と強調しました。
番組では、野党討論に先立って総裁選五候補が出演。「仕事をやらないで(政権を)放り出して逃げたんじゃねぇ」「民主党だって小沢(一郎代表)がやったって同じだよ」など街の声が紹介されました。
志位氏は、こうした声を示しながら、昨年の自民・民主の「大連立」騒動で「首班は福田、副総理は小沢でいこうといった意味はやはり重いものがある。両方の党に大きなところで違いがないというのを国民みなさんが感じていると思う」と指摘。そのうえで「政治の中身を変えないで、政権の担い手だけ代えても日本の明日はよくならない」と力説しました。
フジテレビ系「報道2001」
志位委員長の発言
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日本共産党の志位和夫委員長は十四日、フジテレビ系「報道2001」に出演し、他の野党出席者とともに自民党総裁選、総選挙にのぞむ基本姿勢について見解をのべました。
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志位氏の席のうしろには「自民党総裁選は国民の暮らしに正面から向き合っていない」の垂れ幕。番組の求めに応じて、自民党総裁選を一言であらわしたものです。志位氏は、その垂れ幕を背に、次のようにのべました。
自民総裁選――国民の生活苦をどう打開するか、具体的議論がまったくない
志位 自民党の総裁選を見ていて、「国民の暮らしに真剣に向き合っていない」といったんですが、いま国民が解決を求めている生活の苦しみ、これに正面から具体的にどう打開するのかという議論があまりにもないと思うんですよ。
例えば、「働く貧困層」が広がっている。若者の二人に一人が、派遣、請負、期間社員という「使い捨て」労働で苦しめられている。(労働者)派遣法を改正するというのは、これは与野党超えて課題になっている(総選挙の)大きな争点ですよ。こういう問題について議論がない。
それからお年寄りは、「後期高齢者医療制度」に怒っていますよ。これは、三回目の(年金からの保険料)天引きが八月十五日にやられた。「こともあろうに終戦記念日に」という怒りが広がりましたけれど、今度は十月十五日には、「後期高齢者」の方、新たに三百万人が天引きされます。それから「前期」の高齢者の方々、六十五歳以上の方々の国保料が新たに三百万人(天引きされる)。六百万人が新たに天引きされて、合計一千四百万人の天引きですよ。こういう大ショックが、「10・15ショック」が襲おうとしている。この問題についても議論がない。
私は、あまりにもこういうところの議論がないと思う。もっと正面から暮らしをどう打開するのか、具体的な議論が必要だと思います。
「働く貧困層」「後期医療」も“震源地”は財界――政治の中身をどう変えるかが肝心
番組は、次の首相には麻生太郎自民党幹事長と、小沢一郎民主党代表のどちらがふさわしいかの世論調査を示し、「麻生か、小沢か」の議論に移りました。小沢氏の支持が低かったことから、菅直人民主党代表代行は「大統領選とは違ってチームとしての評価が問われる」などと発言しました。司会者から「(総選挙後の)首班指名で小沢さんに入れることはないのか」と問われた志位氏は、次のように答えました。
志位 私たちは、政権の問題は(民主党と)考え方が違いますから。例えば消費税の問題、憲法の問題、考え方が違いますから、政権の協力という条件はありません。もちろん、野党間で「後期高齢者医療制度」の問題は撤廃で一致していますから、こういう協力は大いに重視していきたいと思っていますが。
先ほど、フリップで出たんですが、どちらが首相にふさわしいかということも一つの問題ではあるでしょうけれども、やはり、それよりも、政治の中身をどう変えるか、中身の転換ということをよく見きわめて選ぶ必要があると思うんですよ。
先ほど、私は、「働く貧困層」、そして「後期高齢者(医療制度)」、二つの例を出しましたけれど、どこに“震源地”があるかと考えましたら、両方ともたどっていくと財界なのです。
例えば、なんでここまで派遣労働が増えちゃったのか。日経連(日本経団連の前身の一つ)が一九九五年に「新時代の日本型経営」というのをだして、労働者を三つに分けて、「使い捨て」労働をつくるんだと、ここから号令がかかったんですね。
それから、なんであんな「後期高齢者医療」がつくられたかというと、二〇〇二年に(小泉内閣が決定した)「骨太の方針」のなかで二千二百億円(初年度は三千億円)の社会保障費削減(路線)がでた。これも「経済財政諮問会議」で、経団連(会長=当時)の奥田さんが号令をかけた。財界が“震源地”なんですね。
財界の横暴勝手とたたかえるか。アメリカのいいなり政治とたたかえるか。この中身を切り替えて、「国民が主人公」の日本にしていくという、これが一番の問題だと思っています。
「大連立」で見えた本質――政治の中身を変えずに、政権の担い手だけ代えても、日本は良くならない
番組は最後に、次の総選挙での「政権交代」の可能性について議論がおこなわれ、菅氏は野党で過半数をめざす考えを示す一方で、「(過半数に)足りなかったら、自民党のなかから民主党と一緒にやっていくという人が出るかもしれない」と自民党からの造反に期待をかける姿勢を表明しました。志位氏はここで、次のようにのべました。
志位 先ほど、(VTRの)国民のみなさんの声のなかで、「もう自民党はだめだ、しかし、民主党もだめだ」という声がありましたでしょう。私は、最近この声をよく聞くんですよ。
やはり、去年の「大連立」騒ぎがあった。ともかく、小沢さんと福田さんがいったんは連立政権をつくろうと(合意した)。それで首班は福田、副総理は小沢と、これでいこうじゃないかといった意味は、やはり重いものがあって、両方の党に大きなところで違いがないというのを、国民のみなさんが感じだしていると思うんですよ。
私は、政治の中身を変えないで、政権の担い手だけ代えても、日本の明日は良くならない。やはり政治の中身を、財界・アメリカ(中心)から国民中心に変えると、ここがカギだと思います。
(出所:日本共産党HP 2008年9月15日(月)「しんぶん赤旗」)
生活苦 “震源地”は財界
「国民が主人公」へ政治の中身変える
フジテレビ系「報道2001」 志位委員長が発言
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「政治の中身を、財界中心、アメリカいいなりから、『国民が主人公』に変えるのがカギだ」――日本共産党の志位和夫委員長は十四日、フジテレビ系「報道2001」に出演し、野党代表との討論でこう発言しました。
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志位氏は「自民党総裁選をみていて、国民が解決を求めている生活の苦しみに、正面から具体的にどう打開するかの議論があまりにもない」と指摘。「働く貧困層」が広がるもとで労働者派遣法の改正が与野党を超えた課題になり、「後期高齢者医療制度」などで十月には新たに六百万人が年金からの保険料天引きが強行されようとしている「総選挙の大争点」が、総裁選ではまったく議論されないことを批判しました。
志位氏はさらに、これらの問題の“震源地”は財界だと告発。派遣労働は、日経連(日本経団連の前身の一つ)が一九九五年に「新時代の日本型経営」のなかで「使い捨て」労働の号令を出したことで広がり、「後期高齢者医療制度」も二〇〇二年の「経済財政諮問会議」の「骨太の方針」で、経団連会長から二千二百億円(初年度三千億円)の社会保障費削減が打ち出されたことが背景にあるとのべました。そして、「財界の横暴勝手とたたかえるか、アメリカいいなり政治とたたかえるか――この中身を切り替える、『国民が主人公』の日本にしていくというのが一番の問題」と強調しました。
番組では、野党討論に先立って総裁選五候補が出演。「仕事をやらないで(政権を)放り出して逃げたんじゃねぇ」「民主党だって小沢(一郎代表)がやったって同じだよ」など街の声が紹介されました。
志位氏は、こうした声を示しながら、昨年の自民・民主の「大連立」騒動で「首班は福田、副総理は小沢でいこうといった意味はやはり重いものがある。両方の党に大きなところで違いがないというのを国民みなさんが感じていると思う」と指摘。そのうえで「政治の中身を変えないで、政権の担い手だけ代えても日本の明日はよくならない」と力説しました。
フジテレビ系「報道2001」
志位委員長の発言
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日本共産党の志位和夫委員長は十四日、フジテレビ系「報道2001」に出演し、他の野党出席者とともに自民党総裁選、総選挙にのぞむ基本姿勢について見解をのべました。
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志位氏の席のうしろには「自民党総裁選は国民の暮らしに正面から向き合っていない」の垂れ幕。番組の求めに応じて、自民党総裁選を一言であらわしたものです。志位氏は、その垂れ幕を背に、次のようにのべました。
自民総裁選――国民の生活苦をどう打開するか、具体的議論がまったくない
志位 自民党の総裁選を見ていて、「国民の暮らしに真剣に向き合っていない」といったんですが、いま国民が解決を求めている生活の苦しみ、これに正面から具体的にどう打開するのかという議論があまりにもないと思うんですよ。
例えば、「働く貧困層」が広がっている。若者の二人に一人が、派遣、請負、期間社員という「使い捨て」労働で苦しめられている。(労働者)派遣法を改正するというのは、これは与野党超えて課題になっている(総選挙の)大きな争点ですよ。こういう問題について議論がない。
それからお年寄りは、「後期高齢者医療制度」に怒っていますよ。これは、三回目の(年金からの保険料)天引きが八月十五日にやられた。「こともあろうに終戦記念日に」という怒りが広がりましたけれど、今度は十月十五日には、「後期高齢者」の方、新たに三百万人が天引きされます。それから「前期」の高齢者の方々、六十五歳以上の方々の国保料が新たに三百万人(天引きされる)。六百万人が新たに天引きされて、合計一千四百万人の天引きですよ。こういう大ショックが、「10・15ショック」が襲おうとしている。この問題についても議論がない。
私は、あまりにもこういうところの議論がないと思う。もっと正面から暮らしをどう打開するのか、具体的な議論が必要だと思います。
「働く貧困層」「後期医療」も“震源地”は財界――政治の中身をどう変えるかが肝心
番組は、次の首相には麻生太郎自民党幹事長と、小沢一郎民主党代表のどちらがふさわしいかの世論調査を示し、「麻生か、小沢か」の議論に移りました。小沢氏の支持が低かったことから、菅直人民主党代表代行は「大統領選とは違ってチームとしての評価が問われる」などと発言しました。司会者から「(総選挙後の)首班指名で小沢さんに入れることはないのか」と問われた志位氏は、次のように答えました。
志位 私たちは、政権の問題は(民主党と)考え方が違いますから。例えば消費税の問題、憲法の問題、考え方が違いますから、政権の協力という条件はありません。もちろん、野党間で「後期高齢者医療制度」の問題は撤廃で一致していますから、こういう協力は大いに重視していきたいと思っていますが。
先ほど、フリップで出たんですが、どちらが首相にふさわしいかということも一つの問題ではあるでしょうけれども、やはり、それよりも、政治の中身をどう変えるか、中身の転換ということをよく見きわめて選ぶ必要があると思うんですよ。
先ほど、私は、「働く貧困層」、そして「後期高齢者(医療制度)」、二つの例を出しましたけれど、どこに“震源地”があるかと考えましたら、両方ともたどっていくと財界なのです。
例えば、なんでここまで派遣労働が増えちゃったのか。日経連(日本経団連の前身の一つ)が一九九五年に「新時代の日本型経営」というのをだして、労働者を三つに分けて、「使い捨て」労働をつくるんだと、ここから号令がかかったんですね。
それから、なんであんな「後期高齢者医療」がつくられたかというと、二〇〇二年に(小泉内閣が決定した)「骨太の方針」のなかで二千二百億円(初年度は三千億円)の社会保障費削減(路線)がでた。これも「経済財政諮問会議」で、経団連(会長=当時)の奥田さんが号令をかけた。財界が“震源地”なんですね。
財界の横暴勝手とたたかえるか。アメリカのいいなり政治とたたかえるか。この中身を切り替えて、「国民が主人公」の日本にしていくという、これが一番の問題だと思っています。
「大連立」で見えた本質――政治の中身を変えずに、政権の担い手だけ代えても、日本は良くならない
番組は最後に、次の総選挙での「政権交代」の可能性について議論がおこなわれ、菅氏は野党で過半数をめざす考えを示す一方で、「(過半数に)足りなかったら、自民党のなかから民主党と一緒にやっていくという人が出るかもしれない」と自民党からの造反に期待をかける姿勢を表明しました。志位氏はここで、次のようにのべました。
志位 先ほど、(VTRの)国民のみなさんの声のなかで、「もう自民党はだめだ、しかし、民主党もだめだ」という声がありましたでしょう。私は、最近この声をよく聞くんですよ。
やはり、去年の「大連立」騒ぎがあった。ともかく、小沢さんと福田さんがいったんは連立政権をつくろうと(合意した)。それで首班は福田、副総理は小沢と、これでいこうじゃないかといった意味は、やはり重いものがあって、両方の党に大きなところで違いがないというのを、国民のみなさんが感じだしていると思うんですよ。
私は、政治の中身を変えないで、政権の担い手だけ代えても、日本の明日は良くならない。やはり政治の中身を、財界・アメリカ(中心)から国民中心に変えると、ここがカギだと思います。
(出所:日本共産党HP 2008年9月15日(月)「しんぶん赤旗」)
政権について自分達が批判の的になるのを怖がるあまりに、戦いの舞台に立つ事すら出来ないヘタレ政党の見解よりも、芸人やアイドルの思いつき発言の方が、世間は動いてくれるさ。
本当、共産党の発言なんかを取り上げるのは、電波の無駄づかいやね。
共産党は名前すら出ない。
志位委員長の発言は、いつもワンパターンですね。
というより、
http://blog.goo.ne.jp/urmt/e/787f7d92e391dced64c75b3e28ea1d1e
という疑問を提示して、いまだ返答なしということは、東西さんも暗にそれを認めているということなのでしょうか…。
リベラリズム自体を批判する気はありませんが、実際の政策に反映させるには、共産党も社民党もぶっ潰して、緑の党として統一しなけりゃダメかもしれませんと思う、今日この頃。
なお、ついでにですが、
http://blog.goo.ne.jp/urmt/e/662fea36d4073fc75af5dcab9f3e7daa
に対してのご返答も宜しくお願いいたします。