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これが生きる楽しみだ!!

灘泉 純米しぼりたて生原酒 泉勇之介商店

2009年11月29日 | 日本酒


以前から灘の酒蔵巡りはしていて、泉勇之介商店さんの存在は知っていたんですが、いつも扉が閉まっていたので通り過ぎるだけでした。
そして今回初めて開いていたんです。
こちらのお酒の銘柄「灘泉」も初めて知りました。

それにしても旨い日本酒。
純米酒でしぼりたての生原酒です。
旨口に強い酸、米の旨味がそのまま詰まっている地酒でないと到底実現できない逸品。
聞くところによると、お店は売っていないようです。
一部の通販か、この蔵に来ないと入手できないとのことでした。








初めて扉が開いているだけで感動です。







しかもフリーパス。
いいんでしょうか。
こんなノンセキュリティ。








入るとほろ酔いのおっちゃんがいて蔵の中や酒造りについて色々案内してくれました。
そこで試飲させてもらった↑の純米しぼりたて生原酒が美味しいのなんのって。

しかも酒造りの熱意と拘りを存分に聞くことができました。
嗚呼、灘にこんないい地酒があったなんて・・。






発酵中のお酒達。
こんな中を覗かせてくれるなんて、地酒の酒造でないとなかなか見せてくれませんよ。






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山廃純米 白影泉 雄町六割五分磨き 16BY

2009年11月29日 | 日本酒


酒屋さんの冷蔵庫で一際目立つダークなラベル+山廃純米+16BYというところに惹かれて購入。

山廃純米 白影泉(はくえいせん) 雄町65%精米 平成16年度醸造

これは「奥播磨」の下村酒造店(兵庫県姫路市安富町)のお酒でした。
「白影泉」は昭和初期に発売されたのですが、第二次世界大戦の米不足で製造中止を余儀なくされた日本酒だそうです。
当時の製造法で「奥播磨」ブランドの特別醸造として「復刻」し、古きよき時代の味わい深い純米酒に仕上がっています。

この酒は岡山県産 雄町を65%まで磨き、山廃仕込みで醸造、そして蔵で静かに熟成されてから出荷されるのが特徴です。
16BYなので平成16年7月1日~平成17年6月30日に醸造されたもの、つまり4年以上蔵のタンクで出家の時を待っていたんですね。






山廃仕込み独自のコクと酸味でずっしりとした存在感です。
冷やでも美味しいですが、奥播磨シリーズは燗が美味いので早速ぬる燗にしてみました。
熱燗にすると酸味が強く出過ぎるので、ぬる燗程度が好きですね。
燗にすることで酸味が強調されてさらに強烈になります。
やはり奥播磨の燗は他にない美味さがあり、しかも長期熟成された山吹色の山廃純米、白影泉は酒通にもお奨めの1本です。






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吟座 亥炉葉門 @神戸東灘

2009年11月26日 | 飲み屋さん


神戸酒心館の蔵開きと酒蔵巡りの最終地点で吟座 亥炉葉門(ぎんざ いろはもん)さんに行ってきました。
蔵開きと酒蔵巡りのレポはアイバコフさんにお任せするとして。
それにしても酒蔵巡りの最終地点に相応しい、内容も立地もgoodな日本酒専門店です。

「獺祭 純米大吟醸 遠心分離50」 (山口)

獺祭(だっさい)は「地酒.COM」で売り上げの1~5位を独占しているという超人気の日本酒です。
人が好きなものを避けるひねくれ者の私ですが、とりあえずここは抑えとくということでオーダーしてみました。

これは確かに・・噂通り。
通の方はその洗練された美味さに頷き、日本酒が苦手な方は未知の美味さに驚愕する・・かもしれません。







「鈴花 純米吟醸 無濾過生原酒 19BY」 (熊本)

未開封なのにこの年期の入ったラベル。
「すずはな」?でしょうか。
珍しい九州の日本酒、千代の園酒造さんの作品でした。
以前に酒糀家さんで戴いた「遊酔」も同じ蔵で醸造されたものですが、とにかくネットに情報がありません。
南下するほど旨口の酒ができるといいますが、これもやはり「遊酔」と同じく旨口です。

それにしてもすごい純米酒です。
兵庫県産山田錦をほぼ半分になるまで磨いた純米吟醸で、炭素濾過せず、火入れも加水もしていない、無調整ってことですよ。
米の旨味が全部詰まった何も足さない・何も引かない原酒。

そして2007年度醸造、2008年4月に新酒で瓶詰め、1年7ヶ月もの間冷蔵庫でこの日の開栓を待つかのようにゆっくりと低温で熟成していたのです。
度数は高めの17度、どっちかというと旨口で素晴らしい酸度2.0
これが美味くなくて何が美味いのかというくらい美味く、辛口党のアイバコフさんにも好評だったところをみると、やはり芳醇旨口の時代はやってきた感はあります。















お料理はどれも美味しく、鮪ほほ肉の何とか?と鰯のへしこが珍しかったです。

日本酒の種類は60~70種類、好みを伝えるとその通りの酒を出しくれるのですが、オーダーは全て女性スタッフが行っていました。
酒糀家さんのように選任がいらっしゃるわけじゃなく、酒が登場する度にいちいち過剰反応するこのグループはかなり変な客に思われているのは間違いありません。
運んできてくれた酒のウンチクでも披露してくれたりするとまた楽しさ倍増なんですけどね。
いい酒を置いているだけにもう少し絡みたい私でした。






吟座 亥炉葉門
兵庫県神戸市東灘区住吉本町1-1-18
電話 078-822-4044  
営業時間 17:30~24:00(L.O 23:00)


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沖縄県産 あぶら味噌

2009年11月25日 | 製品レビュー


みつなり様に沖縄県産「あぶら味噌」を頂きました。
あぶら味噌は沖縄らしく豚肉と合わせ味噌(あとはおそらく砂糖やみりんや酒)で作ってあります。
おにぎりに入れたり、なすなどの野菜や肉・焼き豆腐など、何にでも合うみたいですよ。






今日はやわらか牛肉を焼いてサンチュに巻こうと思ったのですが、サンチュ味噌がない!
といことで、このあぶら味噌を思い出しつけてみたのですが、これは合います。
甘い味噌が肉を美味してくれていくらでもいけちゃいますよ。

他にも色々な食べ方があるようなので研究してみようかと思います。


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(古酒) 都美人 風のまま 特別純米 山廃仕込

2009年11月23日 | 日本酒


今宵の酒は「都美人 風のまま 山廃仕込 特別純米」

行きつけの酒屋さんの冷蔵庫で1人ぽつんといたの発見したのだが、なんと・・







2003年の製造なのです。
もちろんそれを承知で買ったわけですが、酒を発見した時は一瞬目をこすりました。
2003年5月はおそらく瓶詰めされた日付なので、醸造年度は2002年で新酒で出荷されたものがお店の冷蔵庫に眠っていたようです。

ご主人の「これは売り物になりませんよ」の言葉に逆に興味が湧いてきます。
あえてこの純米酒を買うことに決定。







味は古酒ですねー。
どう表現していいかわかりませんが、年期の入ったお味で山廃仕込みの風味がさらに凝縮されたような感じです。
これは火入れしてある酒なんでしょう。
無濾過原酒をこのくらい熟成させたものなら私好みの格別の酒になるに違いありません。
どうにかしてそんな日本酒を入手したいですね。








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立ち呑み 福寿酒造 @新開地

2009年11月22日 | 飲み屋さん


神戸高速 新開地駅の地下街・メトロこうべにある立ち呑み屋にインしました。
同じく立ち飲みの串かつのおおえすの目の前なので以前から気になっていたのです。

こちらは日本酒 福寿のお酒が飲めるお店で、お客さんはほぼ50代以上のおじさんでしょうか。
ほとんどのお客さんは普通の立ち飲みとして使っていますが、私が入った理由は福寿の無濾過と凍結酒があったから。

まず入っていきなりオーダーしたのが「福寿 無濾過純米酒」生酒です。
生酒と言っても一度は火入れしてあるのかな。
お店のお母さんが冷蔵庫から出してくださいました。

「お兄ちゃん無濾過好きなん?」
好き好き、だ~い好き!できることなら無濾過ばっかり飲んでいたい。
「無濾過知ってる人あんまりおらへんけど、若いのに珍しいなおもて」
そんなに若くないんだけど、と思いながらお母さんと楽しい会話をしながら飲んでおりました。







福寿 無濾過純米酒

精米歩合 65%
アルコール 17~18度未満

「神戸酒心館」のお酒です。
神戸酒心館は震災後、「福寿酒造」から社名変更した酒蔵です。

お店の名前はたぶん「福寿酒造」ですが、昔は直営店だったのが今は独立されていて、「福寿」の仕入れも問屋さん経由らしいです。

立ち呑みで無濾過を飲めるなんて素晴らしい。








お次はホルモン炒めと凍結酒です。

絞りたての新酒を瞬間冷凍させた「凍結酒」はなかなか飲める店はないですよ。
この凍結酒、アルコール度数は17.5%なのですが、不思議と20%オーバーくらいあるようなキツさ。
この酒の濃さはすごいです。









凍ったままの凍結酒は2~3秒水道水をかけるだけで溶けてきます。
それをまずスプーンで食べるのもよし、溶けかけを飲むのもよし。
楽しみは結構長持ちします。

旨いアテも多いし、値段重視で飲むのもよし、その気になれば美味い日本酒もあるし、いいお店を発見しました。






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ボージョレ・ヴィラージ・ヌーヴォー 2009

2009年11月20日 | その他酒


醸造酒の新酒の時期ですね。
11月19日解禁、ボジョレー・ヌーボーを1日遅れで頂きました。
一応、毎年飲んでおります。

周りから私は日本酒しか飲まないと思われているようですが、赤ワインも好きですよ。
要するに醸造酒が好きなんです。
日本酒もそうですよね。

今年のボージョレ地方は好天気に恵まれ、50年に1度とも言われるほどのいい出来具合らしいです。
ぶどうの甘さとジューシーさが詰まっているんだとか。

今年は少々奮発してボージョレよりワンランク上のボージョレ・ヴィラージ・ヌーヴォー/シャトー・デ・ピエール・フィランを購入。
購入価格3480円。
普段でも1000円以上のワインなんて購入しないのに(笑)
まあお祭りみたいなもんですよ。
いつも純米酒を購入している酒屋さんでの購入なので間違いはありません。

普通ヌーヴォーと言えば若く爽やかなライトボディーですが、これはミディアムボディー。
ヌーボーにしては濃い目ですね。
常温でも確かに美味しくていくらでも飲めてしまいます。
日本酒で言えば品評会に出される限定品の純米大吟醸クラスなのに、ちょっと有り難味がない飲み方をしてしまうほどです。

スモークサーモンとクリームチーズとで戴きました。





品種はガメイ100%、樹齢まで記録しているこういうラベルはあまりないですね。
生産者の方の写真まで載っていて拘りの逸品でした。


たちきや

2009年11月19日 | 飲み屋さん


我々日本酒党が一番困るのは2軒目のバーに純米酒は愚かロクな日本酒が無いこと。
そんな悩みを解消してくれるのが、神戸三宮の地酒バー「たちきや」さん。
旬の地酒や限定品を飲ませてくれるこだわりのお店です。
カウンター8席だけの小さなお店ですが、独り言も聞き取ってくれる気さくなマスターで居心地はgood。
初めてでしたがとても入りやすいのはなぜでしょうか。
距離が近いのがいいのかもしれませんね。

まずは「飛露喜 純米吟醸 黒ラベル」
美味いですね。美味い。スタンダードに。






「豆腐のもろみ漬け」をオーダーしたのですが、切れていたのでマスターが「鮪の酒盗」を出してくださいました。
鰹じゃなくて鮪です。
マイルドでお酒に最高に合います。

料理というよりお酒に絶妙にマッチする肴がお得意なようです。







私の濃厚旨口のオーダーに出してくださったのが・・、これなんですが、
このパンチのあるお酒、銘柄はなんでしょうか?
わかりません。
どなたか教えてください。

これは単独~2人のちょこっと飲みや2軒目には非常によいですね。
リピート間違いありません。







地酒・小料理 たちきや

住所 兵庫県神戸市中央区北長狭通2-9-4
営業時間 18:30~翌0:30

大治郎 純米吟醸 迷酒(まよいみず) 生酒

2009年11月15日 | 日本酒


近江の地酒、2本目です。
滋賀の地酒はどれも美味いですが、特にこの大治郎は生酒のラインナップが多く、日本酒のダイレクトな味が楽しめます。
1年を通して生原酒が頂ける銘柄はなかなか無いですよ。

今回の大治郎 純米吟醸は少し辛口、強い酸味で力強い酒質です。
やっぱり美味いです。
美味いのですが、2年前に飲んだ大治郎が美味すぎたので、こんなもんだったかな?と感じました。
美味しいのは間違いないですけどね。






大治郎 純米吟醸 生酒

滋賀県東近江市 畑酒造
日本酒度 +4
酸度 1.8
原料米 山田錦
精米歩合 55%
酵母 協会14号
アルコール度 17.5
タイプ やや辛口
保存 要冷蔵
備考 酒米生産者:呑百笑の会
※環境こだわり農産物

当然ですが、純米酒です。
あたりまえすぎて純米酒なんて書かないのですが、キーワードという大人の事情が・・。






2007年7月に飲んだ「大治郎 純米吟醸 無濾過生原酒」。
私が無濾過や生原酒にハマるきっかけになった酒です。
この時の方がとろりとしていて山吹色で旨味がすごく美味しかったです。
「2006」と書いてありますが、これは醸造年度?それとも出荷の年?
今回飲んだ大治郎は「2009」となっています。
といことは出荷された年?
従って、2007年に飲んだ大治郎は1年前のもので熟成された酒?
「BY表記」してくれると分かるんですけどね。

やはり今回の酒も冷蔵庫でゆっくり熟成させたらもっと美味しくなるのでしょう。





立呑み Dining 麒麟堂 @神戸三宮

2009年11月14日 | 飲み屋さん


いきなり最後に戴いた純米大吟醸の図ですが、こちらは立ち飲みのお店です。
カウンターは立ちですが、奥の席は着席できますよ。

北雪 純米大吟醸

新潟県佐渡の地酒なんですね。
知りませんでしたー。
普段、純米大吟醸なんて飲まないから(飲めない)、おぉぉ!っと静かに歓声を上げましたよ。
まさか立ち飲みで飲めるとはね。
すっきりで酸度低め、飲む度にフルーティな吟醸香が香る、日本酒嫌いな人が飲んだらきっと驚く逸品ですよ。
そりゃ純米大吟醸ですから。
私、こういうのお値段を聞いたことないのですが、この手の高級品にしてはお安く設定されているようです。







ビールの後、まずは(私の中では)定番の春鹿。
もちろん純米酒。

→3ヵ月前の麒麟堂

前回訪れたのはちょうど3ヵ月前のオープンしたて。
春鹿を持って来てくれたおねえさんはぼく達の顔を覚えてくれていて・・、きっと当時は写真を撮っている変人に見えたのだろう。
告知したわけでもないのに、偶然にも何と「うりサイト」を見てくれていた!
そして「ジザケ事情」をご自身のことと認識されていたようだ(笑)
その節は失礼書きました(汗)

オープン当初は「地酒」を「ジザケ」としか認識していなかったおねえさんは、メニューには載っていないラインナップを全て暗記し、これで文句ねーだろ!くらいの可愛いお顔をしてはりましたよ(笑)






「鹿児島産 ぶりのちり造り」 と 「福井産 ハリイカの造り」

ぶりのちり造り・・、ちょうど「てっちり」のように薬味をくるんでポン酢で戴くのですが、脂がよくのった鰤がさっぱりしてこれはgood!






鳥取産 鯖の炙りきずし

要するにしめさばですが、ほとんど生くらいの浅い漬けかたで皮を炙ってある貴重品。

炙りが香ばしく。
身はとるける・・。
これは・・うめえ。






お寿司の7貫盛りとおねえさんオススメの「サバシソ」。

日本酒には寿司。
この組み合わせはアイバコフ氏に習ったもので美味し!





特にこのサバシソが絶品!
もうひとつのオススメ、「アジネギ」は鯵が無かったためオーダーできず。
アジネギとは如何なるものか次回確認すること決定!


麒麟堂 (キリンドウ)

住所 兵庫県神戸市中央区下山手通1-1-15 東門wlzビル 1F
営業時間 17:00~23:30(L.O.23:00)
定休日 日曜日


麒麟堂 (居酒屋 / 三宮、三ノ宮、三宮・花時計前)
★★★★ 4.0





不老泉 山廃仕込 特別純米原酒 参年熟成

2009年11月08日 | 日本酒


近江の地酒、「不老泉 山廃仕込 特別純米原酒 参年熟成」 です。

滋賀県高島市 上原酒造さんの看板商品、前から飲んでみたいと思っていてネット通販で入手しました。
私、滋賀の地酒、好きなんです。
同じ関西に住んでいながら滋賀の地酒は入手ができないどころか、一般の人は関西人でも滋賀に地酒?ってかんじで知らない人が多いです。
それはほとんど地元で消費されていて県外にはあまり流通していないからのようです。

さて、この酒は山廃仕込みの純米酒、そして原酒です。
酵母は人工的に添加されたものではなく、蔵に住み着いている天然の酵母なのです。
伝統的な木槽に天秤搾りというところもロマンあるじゃないですか。
この酒は絞って間もない時はあまりにも荒々しいので、あえて蔵で3年間熟成させてから出荷するのだそうです。





真紅のラベルに墨で不老泉、渋すぎます。
実はこのラベルに惹かれたというのもあるんですね。
これは四号瓶ですが、一升瓶だと尚迫力があると思います。





3年熟成による見事な山吹色。
ただ、写真では明るく写るのでもっと濃い色をしています。

山廃らしい独特の木の香りと味で、どっしり重く太い酒です。
辛口の中にほんのり甘さもあるような気がして適度な酸味で切れがよいです。
まさに男酒。
これは通向きですね。

一口飲んだ瞬間に万人が「美味い!」という酒ではなく、かなり強いクセなのに飲んでいくとどんどんハマってきます。

原酒なので基本冷蔵庫で保管、従って冷やで飲むことになるのですが、この味でピンときました。
燗でも合いそう!と。
試しにぬる燗にしてみたところ、酸味が強調されてまた違う顔の酒になり、アルコール度数が2~3度上がったかのようでこれは強烈で凄い!
原酒を燗にするという贅沢さもいいですね。

油などを使った濃い料理にはこれは合いますよ。

これだけ凝った造りで参年熟成品。
それが、四号瓶で1575円、一升瓶で3150円とは安いと思います。

もうこれはただの純米酒ではありません。
日本酒は本当に幅広い色々な味が楽しめる素晴らしい嗜好品だと感じました。






不老泉 山廃仕込 特別純米原酒 参年熟成

日本酒度 +5
酸度   1.8
原料米  高嶺錦
精米歩合 60%
酵 母  天然酵母
アルコール度 17~18
タイプ  やや辛口
保存  冷暗所
備考  山廃仕込、木槽天秤しぼり、杜氏自作の高嶺錦を自家精米






ステーキハウス みやこ

2009年11月08日 | グルメ


滋賀県栗東市にある「ステーキハウスみやこ」さんでランチを戴きました。

仕事の合間だったので、ツナギや作業服など、ステーキハウスにはまず居ないであろう出で立ちです。
店内はとても落ち着く空間で、そういうところは逆に落ち着かない私ですが、作業服とかだとまた落ち着くんですね。不思議なことに。





ひとつひとつの料理に丁寧に手が加えてあって、普段こういう食事をしない私はとても新鮮です。

評価すべきは優しそうなご夫婦(たぶん)が営んでいらっしゃること。
初めてでも女性でも安心して食事ができそうです。






是非お次はこういうのが食べてみたいですね。
(ぐるなびさん画像)

みつなりさんご馳走様でした!









なんとディナーでもないのにわざわざご主人が見送りしてくださいました。
ご馳走様!


ステーキハウス みやこ
住所 〒520-3012 滋賀県栗東市岡193-1
TEL 077-554-3939
営業時間 ランチ  11:30~14:00(L.O.)
ディナー 17:00~22:00(L.O.21:00) 
定休日 不定休 
総席数 14席


一ノ蔵 特別純米酒 旨口 @サケコレ

2009年11月04日 | 日本酒


一ノ蔵の純米酒は先日も頂きましたが、定番の純米辛口に米の旨味が加わったのがこの「特別純米酒 旨口」です。

日本酒度 -4~-6という数値はサケコレ12銘柄中もっとも甘口になります。
でもこの甘口、いや旨口は米の旨味であって、とてもすっきりしていて穏やかです。
私このお酒好きです。
ちょっと濃い目の料理にはこういう酒が合うでしょう。

辛口党の方にも是非試して頂きたいお酒です。


一ノ蔵 特別純米酒 旨口

株式会社一ノ蔵 宮城県大崎市
原料米 ササニシキ(宮城県大崎平野産)
精米歩合 55%
酵母 自社酵母
仕込水 大松沢丘陵の伏流水(軟水)
アルコール分 15.0~15.9 
日本酒度 -4~-6
酸度 1.3~1.5
杜氏 門脇豊彦(46歳)南部杜氏

御前酒 菩提もと純米酒 @サケコレ

2009年11月01日 | 日本酒


サケコレの1本、岡山県真庭市の辻本店さんの「御前酒 菩提酛純米酒(ごぜんしゅ ぼだいもとじゅんまいしゅ)」です。

菩提酛は初めて聞きました。
菩提酛造りは室町時代に生み出された古式製法のひとつで、大正時代に途絶えたのだそうです。
その菩提酛造りについて詳しく書かれた古文書が蔵から発見され、それを元に復活に成功されたんですね。

菩提酛造り・・、どんなお味がするのでしょうか。

お味は少し辛口で米の旨味がたっぷり、ほどよい酸味、そして独特の風味。
どこか古風な味のインパクトある美味しいお酒です。

冷やしているのに喉を通すたびに熱いものが通っていく感覚、たまりません。







御前酒 菩提酛純米酒

株式会社辻本店 岡山県真庭市
原料米 雄町(岡山県岡山市東区瀬戸地区)
精米歩合 65%、
酵母 協会9号
仕込水 中国山地・旭川の伏流水(軟水)
アルコール分 15.0〜15.9
日本酒度 +5
酸度 1.4
杜氏 辻麻衣子(32歳)備中杜氏





日本名門酒会コレクション2009 プレミアム純米酒 第1回 10月

2009年11月01日 | 日本酒


日本名門酒会コレクション2009 プレミアム純米酒の第1回分、サケコレが届きました。

日本名門酒会が厳選した特別な純米酒がこの10月から来年3月まで、毎月2本ずつ、合計12本が飲めるのです。
市販のものとは異なり、さらに磨きをかけた頒布会オリジナルの酒質なんだだそうです。
しかもリーズナブルな価格で!
720mlコースであれば月2,350円×6回。
つまり特別な純米酒が1本あたり1,175円って、これはお得でしょう。

この10月はこの2銘柄

・一ノ蔵 特別純米酒 旨口
・御前酒 菩提酛純米酒


その後も未体験の地酒が続き、純米酒信仰者の私としてはとても楽しみです。

●第1回・10月 一ノ蔵(宮城)・御前酒(岡山)
●第2回・11月 春鹿(奈良)・大雪渓(長野)
●第3回・12月 司牡丹(高知)・大山(山形)
●第4回・1月 千代寿(山形)・天寿(秋田)
●第5回・2月 上善如水(新潟)・越の誉(新潟)
●第6回・3月 五橋(山口)・真鶴(宮城)
→頒布酒一覧