![プーチン氏「何百万人もの意思だ」、ウクライナ4州の一方的「併合」宣言](https://img.news.goo.ne.jp/image_proxy/compress/q_80/picture/yomiuri/s_20220930-567-OYT1T50260.jpg)
30日、モスクワで演説するプーチン露大統領(AP) 【読売新聞社】
(読売新聞)
ロシアのプーチン大統領は30日、モスクワの大統領府で、ウクライナ東・南部4州の親露派トップらを集めて演説し、4州の一方的な併合を宣言した。その後、トップらと4州を併合する「条約」に調印した。2月に始まったロシアのウクライナ侵略は、4州を自国領土として既成事実化を図るロシアに対し、ウクライナが領土奪還を加速させるという新たな段階に入った。
プーチン氏が併合を宣言したのは、親露派の支配地域があるドンバス地方と呼ばれる東部ドネツク、ルハンスク両州と南部ヘルソン、ザポリージャ両州だ。4州には親露派やロシア軍が占領していない地域があるが、「条約」では4州全土を併合の対象としている。
プーチン氏は演説で、9月23〜27日に4州で強行した「住民投票」で「87〜99%が併合を支持した」とする結果を根拠に、4州からの併合要請が「何百万人もの人々の意思に基づくものだ」と述べ、一方的な併合を正当化した。4州については、「ノボロシア(新ロシア)」と表現し、伝統的なロシア領土だと主張した。
プーチン氏は今後、憲法裁判所に併合が合憲か否かの判断を仰いだ上で、議会に「条約」の批准を求める。上下両院は10月3〜4日に併合に必要な法案を審議する。いずれもプーチン氏の統制下にある機関で、「条約」の批准は確実だ。
プーチン氏は9月29日、南部ヘルソン、ザポリージャ両州のウクライナからの独立を一方的に承認する大統領令に署名した。親露派が既に独立を宣言していた東部2州については、プーチン政権がウクライナ侵略開始直前に独立を一方的に認めていた。
ロシアがウクライナ領土を一方的に併合するのは2014年3月の南部クリミア以来だ。ロシアが併合手続きを完了させれば、ウクライナが4州を攻撃した場合、「自国領土」への攻撃と主張し、核兵器の使用も含めた反撃を行う恐れがある。米欧が反発をいっそう強めるのは必至の情勢だ。
一方、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は30日、軍の司令官らと緊急会合を開き、領土奪還に向けた作戦を協議した。ロシアによる4州の一方的な併合に対し、重要な決定がなされるとの見方もある。
紆余曲折ありましたがやっとこれでウクライナの魔の手から逃れることが出来ましたね。あとは停戦合意をしないと世界中に徴兵逃れで飛び散っちゃうぞ~と宣伝して停戦合意をするだけですね