鹿児島市で2012年、当時17歳だった女性に暴行したとして
強姦(ごうかん)罪に問われた男性(23)の控訴審判決で、
福岡高裁宮崎支部(岡田信=まこと=裁判長)は12日、
懲役4年の実刑判決とした1審・鹿児島地裁判決(14年2月)を破棄し、
逆転無罪を言い渡した。
控訴審で新たに行われたDNA型鑑定で、
女性の体内に残された精液から被告とは別人の型が検出されたことが判明。
高裁宮崎支部は昨年3月に被告を保釈しており、判決が注目されていた。
被告は12年10月7日午前2時過ぎ、鹿児島市の繁華街で女性に声をかけ、
近くの路地に連れ込んで暴行したとして逮捕・起訴された。
捜査段階から一貫して「酒に酔っていて記憶がない」と無罪を主張し、
弁護側も「『暴行された』とする女性の証言に信用性がない」と訴えていた。
最大の焦点は、女性の体内に残された精液のDNA型鑑定の結果だった。
捜査段階で行われた鹿児島県警の鑑定は
「精液は確認されたが抽出されたDNAが微量で型の鑑定はできなかった」との結果で、
1審判決はこれを事実上、被告の精液と位置づけて有罪判決を導いた。
ところが、控訴審で行われた日本大学の押田茂實名誉教授(法医学)による再鑑定では、
「簡単に」(押田名誉教授)DNAが抽出され、被告と異なる第三者の型と判明。
しかも、女性が当日はいていたショートパンツから検出された第三者の型とも一致した。
これを受け、高裁宮崎支部は昨年3月、被告を保釈した。
弁護側はこの再鑑定を踏まえ「1審の誤りは明らかだ」と主張。
さらに(1)女性の証言通りなら、
アスファルトの上で服を脱がせて暴行したことになるが、
女性はけがを全くしておらず常識的に考えて不可能だ
(2)被告は酩酊(めいてい)状態で
「自転車に乗りながら女性の腕をつかみ、
強引に約200メートル離れた現場まで連れて行った」
とする女性の証言も不自然--などと訴えていた。
控訴審では、検察側も新たに別の大学教授にDNA型鑑定を依頼し、
「被告の関与を裏付ける結果が出た」として証拠採用を求めたが、
高裁宮崎支部が退けた。
さらに、捜査段階の鑑定を担当した県警技術職員が
数値などを書き留めたメモを廃棄したことが明らかになっている。
検察側は女性の胸の唾液のような付着物から
被告のDNA型が検出されていることから
「女性の証言に信用性はある」と反論していた。【鈴木一生、志村一也】
-毎日新聞 1月12日(火)13時43分配信-
冤罪はこうして造られるのか。
私が注目したのはDNAの再鑑定だ。
抽出されたDNAが微量で型の鑑定はできなかったはずなのに
時間がかなり経過していたにも関わらず
何故簡単に再鑑定できたのか?
微量と云うが、時間の経過にとらわれないほどの量が
最初からあったと云う事だろう。
そこに意図する意味は、
証拠のねつ造・隠ぺいだ。
自分たちに都合の悪い証拠はねつ造・隠ぺいし
犯人検挙率の成果を上げるために利用したとしか思えない。
2009年の大阪地方検察庁特別捜査部による障害者郵便制度悪用事件を思い出す。
障害者団体向けの郵便料金の割引制度の不正利用があったとして
、障害者団体・厚生労働省・ダイレクトメール発行会社・広告代理店・郵便事業会社等の
各関係者を摘発した郵便法違反・虚偽有印公文書作成事件だ。
被告の厚生労働省元局長・村木厚子と
自称「障害者団体」会長・倉沢邦夫、発起人で幹部・河野克史の3人が無罪となった。
(敬称略)
その後、本事件の担当主任検事であった前田恒彦、
および上司の元特捜部長・大坪弘道、元特捜部副部長・佐賀元明(いずれも当時の役職)の検事3人による、
本事件での職務遂行が犯罪の疑いをかけられ、
逆に最高検察庁に容疑者として逮捕されるという極めて異例の事態になった。
-ウィキペディア-
あの時の反省は全くないのか?
証拠をねつ造してまで犯人に仕立て上げたいのか?
百歩譲って警察による犯罪や不祥事が後を絶たない現状では
捜査上の誤りが出たとしてもおかしくないかもしれない。
でもせめて科学的な証拠の立証くらいは
正確にやろうよ。
警察の捜査の誤りを正し、
裁判に際し、有罪・無罪の判断基準となる証拠提出と立証は検察の責務のはず。
もっとちゃんとしてほしい。
それにしても・・・。
被告の酩酊状態での
「自転車に乗りながら女性の腕をつかみ、強引に約200メートル離れた現場まで連れて行った」
とする女性の証言もおかしいとは思わないのか?
更に「アスファルトの上で服を脱がせて暴行した」との証言も
普通暴行の際、抵抗してできる擦り傷や打撲痕が無いのも不自然だろう。
17歳の少女が午前2時過ぎに繁華街でウロウロしていたのもどうかしている。
被告の息子が強姦の罪で起訴・収監されたとき、
両親はいったいどんな気持ちだったろう?
昨日たまたま観ていた『スーパーJチャンネル』でのテレビ報道で
父親が息子の無罪を信じ、せっせとたくさんの本を差し入れていたと報じていた。
母親や弟も無罪を信じ、常に応援していた。
保釈が決まり、保釈金200万円を積むとき、
弟がアルバイトなどで貯めていた100万円を用立て、保釈金の一部に充てたという。
信じていたからこそできた家族の応援。
容疑がはれ、釈放された事を心から祝福したい。
家族の信じる心と応援に感動したオヤジが一句。
馬鹿親の 夜遊び放置 バカ娘
お粗末。
強姦(ごうかん)罪に問われた男性(23)の控訴審判決で、
福岡高裁宮崎支部(岡田信=まこと=裁判長)は12日、
懲役4年の実刑判決とした1審・鹿児島地裁判決(14年2月)を破棄し、
逆転無罪を言い渡した。
控訴審で新たに行われたDNA型鑑定で、
女性の体内に残された精液から被告とは別人の型が検出されたことが判明。
高裁宮崎支部は昨年3月に被告を保釈しており、判決が注目されていた。
被告は12年10月7日午前2時過ぎ、鹿児島市の繁華街で女性に声をかけ、
近くの路地に連れ込んで暴行したとして逮捕・起訴された。
捜査段階から一貫して「酒に酔っていて記憶がない」と無罪を主張し、
弁護側も「『暴行された』とする女性の証言に信用性がない」と訴えていた。
最大の焦点は、女性の体内に残された精液のDNA型鑑定の結果だった。
捜査段階で行われた鹿児島県警の鑑定は
「精液は確認されたが抽出されたDNAが微量で型の鑑定はできなかった」との結果で、
1審判決はこれを事実上、被告の精液と位置づけて有罪判決を導いた。
ところが、控訴審で行われた日本大学の押田茂實名誉教授(法医学)による再鑑定では、
「簡単に」(押田名誉教授)DNAが抽出され、被告と異なる第三者の型と判明。
しかも、女性が当日はいていたショートパンツから検出された第三者の型とも一致した。
これを受け、高裁宮崎支部は昨年3月、被告を保釈した。
弁護側はこの再鑑定を踏まえ「1審の誤りは明らかだ」と主張。
さらに(1)女性の証言通りなら、
アスファルトの上で服を脱がせて暴行したことになるが、
女性はけがを全くしておらず常識的に考えて不可能だ
(2)被告は酩酊(めいてい)状態で
「自転車に乗りながら女性の腕をつかみ、
強引に約200メートル離れた現場まで連れて行った」
とする女性の証言も不自然--などと訴えていた。
控訴審では、検察側も新たに別の大学教授にDNA型鑑定を依頼し、
「被告の関与を裏付ける結果が出た」として証拠採用を求めたが、
高裁宮崎支部が退けた。
さらに、捜査段階の鑑定を担当した県警技術職員が
数値などを書き留めたメモを廃棄したことが明らかになっている。
検察側は女性の胸の唾液のような付着物から
被告のDNA型が検出されていることから
「女性の証言に信用性はある」と反論していた。【鈴木一生、志村一也】
-毎日新聞 1月12日(火)13時43分配信-
冤罪はこうして造られるのか。
私が注目したのはDNAの再鑑定だ。
抽出されたDNAが微量で型の鑑定はできなかったはずなのに
時間がかなり経過していたにも関わらず
何故簡単に再鑑定できたのか?
微量と云うが、時間の経過にとらわれないほどの量が
最初からあったと云う事だろう。
そこに意図する意味は、
証拠のねつ造・隠ぺいだ。
自分たちに都合の悪い証拠はねつ造・隠ぺいし
犯人検挙率の成果を上げるために利用したとしか思えない。
2009年の大阪地方検察庁特別捜査部による障害者郵便制度悪用事件を思い出す。
障害者団体向けの郵便料金の割引制度の不正利用があったとして
、障害者団体・厚生労働省・ダイレクトメール発行会社・広告代理店・郵便事業会社等の
各関係者を摘発した郵便法違反・虚偽有印公文書作成事件だ。
被告の厚生労働省元局長・村木厚子と
自称「障害者団体」会長・倉沢邦夫、発起人で幹部・河野克史の3人が無罪となった。
(敬称略)
その後、本事件の担当主任検事であった前田恒彦、
および上司の元特捜部長・大坪弘道、元特捜部副部長・佐賀元明(いずれも当時の役職)の検事3人による、
本事件での職務遂行が犯罪の疑いをかけられ、
逆に最高検察庁に容疑者として逮捕されるという極めて異例の事態になった。
-ウィキペディア-
あの時の反省は全くないのか?
証拠をねつ造してまで犯人に仕立て上げたいのか?
百歩譲って警察による犯罪や不祥事が後を絶たない現状では
捜査上の誤りが出たとしてもおかしくないかもしれない。
でもせめて科学的な証拠の立証くらいは
正確にやろうよ。
警察の捜査の誤りを正し、
裁判に際し、有罪・無罪の判断基準となる証拠提出と立証は検察の責務のはず。
もっとちゃんとしてほしい。
それにしても・・・。
被告の酩酊状態での
「自転車に乗りながら女性の腕をつかみ、強引に約200メートル離れた現場まで連れて行った」
とする女性の証言もおかしいとは思わないのか?
更に「アスファルトの上で服を脱がせて暴行した」との証言も
普通暴行の際、抵抗してできる擦り傷や打撲痕が無いのも不自然だろう。
17歳の少女が午前2時過ぎに繁華街でウロウロしていたのもどうかしている。
被告の息子が強姦の罪で起訴・収監されたとき、
両親はいったいどんな気持ちだったろう?
昨日たまたま観ていた『スーパーJチャンネル』でのテレビ報道で
父親が息子の無罪を信じ、せっせとたくさんの本を差し入れていたと報じていた。
母親や弟も無罪を信じ、常に応援していた。
保釈が決まり、保釈金200万円を積むとき、
弟がアルバイトなどで貯めていた100万円を用立て、保釈金の一部に充てたという。
信じていたからこそできた家族の応援。
容疑がはれ、釈放された事を心から祝福したい。
家族の信じる心と応援に感動したオヤジが一句。
馬鹿親の 夜遊び放置 バカ娘
お粗末。