うな風呂

やる気のない非モテの備忘録

グインサーガ 第四話  死の河を越えて

2009年05月04日 | 日記系
荒野の戦士―グイン・サーガ(2)
栗本 薫
早川書房





燃えるスタフォロス砦からケス河に身を投げたのが前回。
今回はその直後、河に落ちた三人と一匹を助けてくれたのがイシュトヴァーンだった、というところから。
開始早々、リンダを抱き上げ「あと十年も経てば中原中がこいつに血眼」とか云いだすイシュトヴァーンの真性ロリっぷりが炸裂。その後もことあるごとにリンダに絡もうとするイシュトさんの前では児ポ法なんて赤子の手をひねるようなものです。

あ、一話目で超☆落下を見せてくれたナリス様は生きていて、なんか高いところから景色を見てました。そんなところにいたらまた落ちるんではなかろうかと期待していたが、そんなことはなくて超☆残念。

そんなわけでグイン一行はケス河を船で下ることに。
死の河と呼ばれるケス河、ちょっと綺麗すぎて、左右の森の綺麗さと相まってもはや完全にジャングルクルーズと化してしまっている。ほんとアニメのルードの森は綺麗だなー。
と、ここで今回の山場、ケス河の化け物ビッグマウスが登場。
からだのほとんどが口という、要するにジョーズが襲ってくる姿に着想を得たのだろうクリーチャーだ。よって、アニメでの姿はまんまジョーズ。が、口の中にきもい顔がついているところがクリーチャーらしくて良い。
ちなみにおそろしいビッグマウスはぬこ様画がオール一本でボッコボコにしました。

そんな頃、近隣のモンゴール居城美、アルゴン城へ向かう女が一人。
モンゴールの公女にして将軍アムネリスの登場だ。

夜のケス河はおそろしいということで、上陸して夜をやり過ごそうとするぬこ様一行。
しかし河岸に突如としてモンゴール軍があらわれる。しかもあらわれたのはモンゴールの親衛隊たる白騎士団。
一行を怪しがったモンゴール軍は問答無用で矢を放ってくる。つうか矢ってボウガンなのな。
とねそこへ再びビッグマウスが現れる。
ぬこ様、またしてもビッグマウスに挑む。口に剣をくわえる姿が超ラブリー。
ビッグマウスと戦っていると、今度は壁穴に住み着き巨大な触手群、リングワームが複数匹あらわれてまたたくまにビッグマウスを捕食。
いきおいで船も壊されるが、どさくさにまぎれて対岸に逃げ込んだグイン一行。
なぜかセム語がペラペラなグインによってスニがノスフェラスにあるラク族の集落へ案内したがっていることを知り、そこを目指すことに。

一方アルゴル城ではアムネリスがなにかを勘違いした優雅な生活を送りながら部下を怒っていた。
そんなわけで、モンゴールはアムネリスのわがままにつきあわされて、ケス河をわたることに。

「おれは災いを呼び寄せる男とも呼ばれてるんだZE!」と自慢げなイシュトヴァーンにリンダの予言が発動。
イシュトヴァーンが大いなる災いの男にななるというのは?
そのイシュトヴァーンを打ち破り安らぎを与える獅子の星とは?

というところで今回は終わり。
もともと前話で一段落がついていたところだったので、今回はつなぎの回か。
ケス河のクリーチャーが、無難ではあるがけっこういい感じだったので良かった。
やたらと軽口を叩くイシュトヴァーンも本領を発揮してきた。ちょっと爽やか過ぎるのがやはり難だが、かなり厨臭いイシュトの発言は、自然とこちらの視線を生温かくさせてくれる。



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2 コメント

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ナリスさま (inuneko)
2009-05-04 21:33:31
確かに
どこから落ちてきてどこまで落ちていったのかすごいなこの人という謎の登場+大して役立たず+素早い退場で笑ってしまいました。
なんかもっとお金をかけた立派なアニメになったら良かったのになと残念でなりません…見ますけど。
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Unknown (うな~)
2009-05-05 13:03:26
ナリス様はもっとオチ芸を見せつけるべきだよね。
退場するときはいつも落ちるとか。

立派なアニメっつうか、たぶん予算的にはテレビアニメではずいぶんと優遇された作品だと思う。
これ以上を望むなら劇場版だけど、二時間でどう原作再現しろというのかw
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