広島市の平和公園にある「原爆の子の像」に国内外から持ってこられる千羽鶴は、年間約10t。
市では今までの折り鶴を場所を借りて、ずーーーーっと保存していたのですが、
数年前から「このまま溜めたままでいいのか?」という議論があり、
8月6日の灯篭流しの灯篭としてリサイクルする程度の事はやっていたようですが、
今回、大々的にリサイクルの案をつのり、試しにやってみる事になりました。
ニュースで動きがあるのは聞いていたのですが、
先日小学校を通じて、この千羽鶴の選別をする小学生親子ボランティアを募集している事を知り、
次女と一緒に参加してきました
最初に、紙のリサイクルについてお勉強をして、作業開始です!
舞台前に並んだ千羽鶴は1t。
これを2時間半でどれだけ選別できるでしょうか~~~~~
リサイクルに使えない金と銀の鶴、セロハンテープが貼ってある物、糸、ビーズ、ストロー などなど。
選別しながらの作業は、思ったよりも進みません
その後、牛乳パックを元にした紙すき体験もさせてもらい、
折り鶴をミキサーにかけて混ぜたものでも、紙すきをしました。
さて、時間が来たので、作業は終了です。
どの位分別できたかな!?
・・・・・・
あんまり変わってないように見えます
1/3 位は分別出来たかな?・・・・と言われておりましたが、どうでしょう。
とにかく、リサイクル、言うほど簡単な作業では無いようです。
でも、皆の思いや平和について考える機会にもなるし、
小学校単位で協力を求めれば、参加する学校もあるように思うのですが、
ボランティアをあてにするばかりでは、息の長い活動にはならないのでしょうか。
色々難しい面もあるかもしれませんね。
今回のリサイクルされた折り鶴は、ノートに生まれ変わって、市内の小中学校に配布される予定だそうです。
できるだけ、折り鶴に込められた思いを昇華させつつ、
生まれ変わらせてあげたいです
このリサイクルが継続実施が決まるならば、
せっかく作って送ってくれる折鶴は
①金銀は使用しない
②セロハンテープは使用しない
③ビーズ、ストローなど紙以外は使用しない
などをルール化する必要がありますね。
しかしリサイクル業者によっては多少の紙以外の混在は溶解処理が可能なはずなので、業者選定を幅広く求めた方が効果があると思います。
皆さんが、色々工夫して作って下さっているのでね
だから、きっとこれからも手作業の部分は必要になるでしょう。
効率的にリサイクルを進めるのは、業者さんの協力も必要ですね。
まだまだ難問はありそうですが、全ての折り鶴を生まれ変わらせる事を目指して、協力できることはしたいと思いました