Room☆P

☆☆☆☆☆

無邪気な子供たちの日/パーリ-キング&クィーン

2014年12月30日 01時11分03秒 | JET STREAM
 2014年12月29日(月)     提供 / JAL 、SEIKO

♪ BODY AND SOUL  FRANCO CERRI

♪ BOSSA - BORODIN  AGUSTIN PEREYRA LUCENA

日本では 24日のイヴが終わると クリスマスは終わった気分になりますが
スペインでは 1月6日の公現祭までが クリスマス
今日も バルセロナの街は 華やかなクリスマスムードに包まれていることでしょう
今週の日曜 12月28日は スペインでは クリスマスにまつわる 
ディア・デ・ル・イノセンテ(Día de los Inocentes) 無邪気な子供たち 
と呼ばれる日でした
この日は 誰もが嘘をついてもよい日 
学校や会社で 嘘やジョークを言いあって 楽しみます
新聞やテレビでも ネイマールが 日本のチームに移籍 
といった あり得ない 嘘のニュースが流れるので ご注意ください
またこの日 街を歩いていると 俺はバカだ とか 俺を蹴ってくれ 
と 書かれた紙を こっそり背中に貼られることもあります
何もこの忙しい年末に と 思われるでしょうが
このスペイン版のエイプリルフールは 聖書の悲しいお話が元になっています
それは イエスが生まれた頃 ユダヤ王国を治めていた 暴君のヘロデ王が
キリストが生まれた との噂を聞き付け そのキリストの力を恐れるあまり
部下たちに ベツレヘムにいる 2歳以下の子供たちを 皆殺しにせよ と 命じたからです
この ヘロデ王のたくらみは 聖母マリアに伝わり 危うく 幼いイエスは難を逃れますが
多くの幼い子供たちの命が 犠牲になるのです
ディア・デ・ル・イノセンテとは この時 犠牲になった子供たちを供養する日
スペインの人々は 無邪気な子供たちの代わりに 嘘やジョークを楽しむのです
上手に人を騙せた時 スペインでは 
イノセンテ(Inocente) 罪のない冗談さ と 笑い合います
きっと 天国の子供たちも笑ってくれるだろう
この日の嘘には そんなスペインの人々の 優しい思いが 込められているのです

♪ A COUNTRY PLACE  DON THOMPSON

SOUND GRAFFITI

 今週は 来日公演を行う DIANA ROSS を特集します 今夜はその第一回 曲は…

  ♪ 愛はどこへ行ったの  SUPREMES
  ♪ 涙のお願い  SUPREMES
  ♪ I'M STILL WAITING  DIANA ROSS
  ♪ IT'S MY TURN  DIANA ROSS

 4曲続けて お聴きください

♪ THE LOOK OF LOVE  BURT BACHARACH

年末から年始に掛けて ロンドン・シティの警察官は 大忙しです
大晦日は カウントダウンと共に打ち上げられる テムズ川の花火大会
新年は 恒例の ニュー・イヤー・パレードで ロンドン市内は 大混雑します
特に 新年を迎えた1日の正午に 
ピカデリー通りの リッツホテル前からスタートする ニュー・イヤー・パレードには 
20ヶ国 1万人が参加
このパレードを一目見ようと 毎年50万を超える人々が詰め掛けます
この ニューイヤーパレードには バグパイプを先頭に 
ブラスバンドや チアリーディングをはじめ クラシックカーの行進などが続きますが
一際目につくのが パーリーキング&クィーンと呼ばれる一団です
パーリーキング&クィーンとは 
真珠貝 パールのボタンで 飾り立てたスーツやドレスを着る人たちのこと
この 見るからに派手な衣装は いわば 東京の下町の 印半纏のような物
これを着ているのは 下町の慈善団体 
普段は 孤児院の寄付金集めといったチャリティーに 熱心な人たちです
この パーリーキングの衣装は 今から140年程前 ロンドンの下町に住む
ヘンリー・クロフトという行商人が始めたもの
もともとは 市場に落ちていた 真珠貝のボタンを拾って 
縫い付けたのが始まりだそうです
生地の縫い目やポケットの周りに びっしりとボタンが縫い付けられ
着る人の好きな言葉がボタンで描かれています
イギリスの王室や ロンドンの大事な行事には 必ず登場する 
この パーリーキング&クィーン
パンクファッションにも 引けを取らない 
ロンドンの下町の ちょっとカッコいい おじさんと 奥様たちです

♪ LET IT BE  JOHN DI MARTINO'S ROMANTIC JAZZ TRIO