Room☆P

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アムステルダムの運河クルーズ/ドイツ~二日酔いに雄猫の朝食

2015年04月03日 01時00分18秒 | JET STREAM
 2015年4月2日(木)     提供 / JAL 、SEIKO

♪ Fernanda  Wagner Tiso

♪ Gymnopedie  Stevan Pasero

♪ Don Juan  David Lanz

北のヴェネツィア アムステルダム観光の定番は 運河クルーズ
ダム広場を中心に 蜘蛛の巣のように 張り巡らされた運河を 
1時間程 ぐるりと巡るだけで 
街の雰囲気を肌で感じるには もってこいなのだろう
クルーズ船の乗り場は 中央駅の裏側
毎年11月になると 従者のズワルト・ピートを御供に 
セント・ニコラスがやって来るのが この船着場だ
その日は 
たくさんの子供たちが 目を輝かせるという 運河沿いの道を行くと
クルーズ船のチケット売り場が見えて来る
クルーズ船が出るのは 毎日30分おき 
出港するには まだ時間があるのに 誰もが足早にタラップに向かう
アムステルダムを 時計回りで巡る船旅は 
大きな船が停泊する埠頭を後に 水門を潜り やがて 運河に入る 
運河の両側には レンガ造りの小さな家々が軒を並べ 
ちょっと 言い古された言葉だが おもちゃ箱のようだ
運河の岸辺に繋がれた ボートハウス 
白いペンキで縁取られた 家々の窓辺からは 温かな息遣いが感じられる
橋を潜る度に 決して代わり映えしない風景なのに なぜか心が躍る
それが アムステルダムという街の 不思議な魅力なのかもしれない
運河沿いに 空に突き出た 西教会の鐘楼が見える
鐘楼に付いた 黄金色の王冠に見惚れていると 
運河沿いに続く 長い行列に驚く
毎年 100万を超える人々が訪れるという アンネ・フランクの家
2年と1ヶ月 息を潜めるように アンネが暮らしたこの隠れ家で
今日も 世界中からやって来た人々が 頭を垂れることだろう

♪ 愛のささやき  ミシェル・ルグラン

SOUND GRAFFITI               AORナンバー集 No.4

  ♪ FM .スティーリー・ダン
  ♪ イズ・イット・オーヴァー .ボビー・キンボール
  ♪ ニューヨーク・シティ・セレナーデ .クリストファー・クロス

♪ ホームメイド・アイス・クリーム  トニー・ジョー・ホワイト

ちょうど日本では お花見のシーズンですが
ついつい花の宴に浮かれて 飲み過ぎる方もいることでしょう
日本では 二日酔いの朝は お粥に梅干しといったところでしょうが
ビール大国ドイツにも お酒を飲み過ぎる方がいるようで
ドイツ語で 二日酔いの朝ご飯を 
カーターフリューシュテック(Katerfrühstück) 雄猫の朝食といいます
これは 猫の餌のような物を食べるわけではなく
カーターには 二日酔いという意味があるからです
朝 二日酔いでズキズキした頭は 
発情した雄猫の鳴き声のように イラつくことから来ているのでしょうか
ところで ドイツの代表的な カーターフリューシュテックといえば
ロールモップスと呼ばれる ニシンの漬物です
ロールモップスは 酢漬けのニシンの中に 
ピクルスや 酸っぱいタマネギや キャベツが入った 
ドイツのお正月の定番料理
ドイツの人たちは 大晦日にたくさん お酒を飲むので 
この時期には必ず作られます
ドイツでは 二日酔いは 
お酒のせいで ミネラル分が不足することから起きると考えられており
その失ったミネラル分を補給する為に 
酢漬けのニシンや ザワークラウトが 良いといわれています
ところで話は変わりますが
お酒をたっぷり飲んだ 古代ローマ人も 二日酔いの頭痛に悩まされたようです
そんな時に食べたといわれるのが なんと たっぷりの油で揚げた カナリア
カリカリに揚がった骨が 二日酔いの頭痛に効くといいますが
カナリアよりは 雄猫の朝食の方が やはり無難のようです

♪ 誰にだって春は来るから  村松健

♪ 君に想いを  デイヴ・グルーシン