2014年10月20日(月) 提供 / JAL 、SEIKO
♪ LOVE-WISE GEORGE SHEARING
♪ YOU'LL NEVER KNOW JOE PASS
2ヶ月程前までは バカンス客で賑わった 南フランスの プロヴァンス地方
夏は 陽光輝くプロヴァンス地方も
アルプスの山々から ミストラルと呼ばれる 北風が吹くと 一気に肌寒くなります
そんなミストラルが吹く季節になると
プロヴァンスの マルシェ 市場には 美味しい秋野菜が出回ります
今の時期にしか顔を出さないのが この 地方特産の
ミュスケ・ド・プロヴェンス(musquée de Provence)と呼ばれる 大きなカボチャ
重さは 10キロ前後にも達する 巨大な赤土色のカボチャです
その代表的な産地が
プロヴァンスの玄関口にあたる街 リル・シュル・ラ・ソルグ(L'Isle-sur-Sorgue)
12世紀に 運河が築かれたことによって生まれた この街は
フランスのヴェネチアとも称えられる 美しい街
ゴッホやセザンヌが 絵筆をとった街として知られています
この リル・シュル・ラ・ソルグの街外れに広がる カボチャ畑
一抱えもある 大きなカボチャを持ち上げながら
自慢げに 農夫が こう語り掛けて来ます
これが シンデレラの馬車になるのさ
古くからヨーロッパでは カボチャは種が多いことから 子宝と 豊かさの象徴
フランスの詩人 シャルル・ペローは これを暗示して
彼の作品 シンデレラの中で 馬車を使ったといわれています
夏の降り注ぐ太陽を浴びて 丸々と育った
このプロヴァンス特産のカボチャ ミュスケ・ド・プロヴェンス
コトコト鍋で煮て スープにするのが 最も美味しいそうですが
体の芯まで温まる このカボチャのスープは きっと味わった者を
シンデレラの馬車のように 幸せへと運んでくれることでしょう
♪ SUZE EUROPEAN JAZZ TRIO
SOUND GRAFFITI
今週は JET STREAM バラッツ 2014 オータム と題してお送りします
今夜はその第一回 曲は…
♪ YOUNG GIRLS BRUNO MARS
♪ TAKE A BOW RIHANNA
♪ THROUGH THE FIRE CHAKA KHAN
3曲続けて お聴きください
♪ BY THE TIME I GET TO PHOENIX GARY McFARLAND & CO.
サマータイムが 来週の日曜で終わる パリの街は 秋が一層深まる頃
ビーイーアール(BER)で終わる 9月から12月までは 秋が美味しいといわれるフランス
これからの季節 パリのレストランで食べるなら
寒くなればなるほど 美味しいといわれる 魚介類
レストランに入ると チョーク書きされた メニューの黒板で
ノルマンディの牡蠣 ブショーのムール貝(Moule de Bouchot)
という文字が 誘い掛けて来ます
ところで フランスの北の海岸 ノルマンディーは 牡蠣で有名ですが
ブショーといっても さてどこと 思われる方が多いかもしれません
実はブショー 地名ではなく ムール貝の養殖法のこと
フランスでは 海の中に 木の杭を立てて ムール貝を養殖しますが
この杭が ブショー
つまり ブショーのムール貝とは フランスで養殖される ムール貝という意味です
この ブショーのムール貝で 最も美味しいといわれるのが
修道院で有名な モン・サン=ミシェル湾
潮の満ち引きを利用して養殖される ここのムール貝は
フランスの美味しさの称号 AOC 原産地統制呼称を
海産物として 初めて取得しています
モン・サン=ミシェルの ムール貝の特徴は
小ぶりながら とろけるような食感で 柔らかく クリーミーな甘味のあること
これを現地では 牡蠣と同じように レモンを掛けて 生で食べます
オレンジ色の 生のムール貝は まるで ウニのような磯の風味
世界遺産の モン・サン=ミシェル湾で食べるムール貝は
まさに 天国からの贈り物です
♪ YOUNG MAN'S FANCY GEORGE WINSTON
♪ LOVE-WISE GEORGE SHEARING
♪ YOU'LL NEVER KNOW JOE PASS
昔 ヨーロッパでは 秋には ハーベスト 収穫という言葉が使われていました
そこには 実りの季節を待ち望む 人々の思いが込められているのでしょう
日本でも 天高く 馬肥ゆる秋 といいますが
この葉が色付く秋は 美味しい物を食べるには 絶好の季節
世界中には 美味しい物がたくさんあります
そして これまで あなたが知らなかった料理も たくさんあるに違いありません
そこで 今週は 世界の街を巡り 歴史を紐解きながら
知られざる食材と 素晴らしい料理を味わう旅に 出ることにしましょう
秋の夜に グルマンたちに贈る浪漫飛行 究極の味 至福のメニューの旅
今宵はその第一夜 フランスのプロヴァンス地方と モン・サン=ミシェルへ出掛けます
そこには 実りの季節を待ち望む 人々の思いが込められているのでしょう
日本でも 天高く 馬肥ゆる秋 といいますが
この葉が色付く秋は 美味しい物を食べるには 絶好の季節
世界中には 美味しい物がたくさんあります
そして これまで あなたが知らなかった料理も たくさんあるに違いありません
そこで 今週は 世界の街を巡り 歴史を紐解きながら
知られざる食材と 素晴らしい料理を味わう旅に 出ることにしましょう
秋の夜に グルマンたちに贈る浪漫飛行 究極の味 至福のメニューの旅
今宵はその第一夜 フランスのプロヴァンス地方と モン・サン=ミシェルへ出掛けます
2ヶ月程前までは バカンス客で賑わった 南フランスの プロヴァンス地方
夏は 陽光輝くプロヴァンス地方も
アルプスの山々から ミストラルと呼ばれる 北風が吹くと 一気に肌寒くなります
そんなミストラルが吹く季節になると
プロヴァンスの マルシェ 市場には 美味しい秋野菜が出回ります
今の時期にしか顔を出さないのが この 地方特産の
ミュスケ・ド・プロヴェンス(musquée de Provence)と呼ばれる 大きなカボチャ
重さは 10キロ前後にも達する 巨大な赤土色のカボチャです
その代表的な産地が
プロヴァンスの玄関口にあたる街 リル・シュル・ラ・ソルグ(L'Isle-sur-Sorgue)
12世紀に 運河が築かれたことによって生まれた この街は
フランスのヴェネチアとも称えられる 美しい街
ゴッホやセザンヌが 絵筆をとった街として知られています
この リル・シュル・ラ・ソルグの街外れに広がる カボチャ畑
一抱えもある 大きなカボチャを持ち上げながら
自慢げに 農夫が こう語り掛けて来ます
これが シンデレラの馬車になるのさ
古くからヨーロッパでは カボチャは種が多いことから 子宝と 豊かさの象徴
フランスの詩人 シャルル・ペローは これを暗示して
彼の作品 シンデレラの中で 馬車を使ったといわれています
夏の降り注ぐ太陽を浴びて 丸々と育った
このプロヴァンス特産のカボチャ ミュスケ・ド・プロヴェンス
コトコト鍋で煮て スープにするのが 最も美味しいそうですが
体の芯まで温まる このカボチャのスープは きっと味わった者を
シンデレラの馬車のように 幸せへと運んでくれることでしょう
♪ SUZE EUROPEAN JAZZ TRIO
SOUND GRAFFITI
今週は JET STREAM バラッツ 2014 オータム と題してお送りします
今夜はその第一回 曲は…
♪ YOUNG GIRLS BRUNO MARS
♪ TAKE A BOW RIHANNA
♪ THROUGH THE FIRE CHAKA KHAN
3曲続けて お聴きください
♪ BY THE TIME I GET TO PHOENIX GARY McFARLAND & CO.
サマータイムが 来週の日曜で終わる パリの街は 秋が一層深まる頃
ビーイーアール(BER)で終わる 9月から12月までは 秋が美味しいといわれるフランス
これからの季節 パリのレストランで食べるなら
寒くなればなるほど 美味しいといわれる 魚介類
レストランに入ると チョーク書きされた メニューの黒板で
ノルマンディの牡蠣 ブショーのムール貝(Moule de Bouchot)
という文字が 誘い掛けて来ます
ところで フランスの北の海岸 ノルマンディーは 牡蠣で有名ですが
ブショーといっても さてどこと 思われる方が多いかもしれません
実はブショー 地名ではなく ムール貝の養殖法のこと
フランスでは 海の中に 木の杭を立てて ムール貝を養殖しますが
この杭が ブショー
つまり ブショーのムール貝とは フランスで養殖される ムール貝という意味です
この ブショーのムール貝で 最も美味しいといわれるのが
修道院で有名な モン・サン=ミシェル湾
潮の満ち引きを利用して養殖される ここのムール貝は
フランスの美味しさの称号 AOC 原産地統制呼称を
海産物として 初めて取得しています
モン・サン=ミシェルの ムール貝の特徴は
小ぶりながら とろけるような食感で 柔らかく クリーミーな甘味のあること
これを現地では 牡蠣と同じように レモンを掛けて 生で食べます
オレンジ色の 生のムール貝は まるで ウニのような磯の風味
世界遺産の モン・サン=ミシェル湾で食べるムール貝は
まさに 天国からの贈り物です
♪ YOUNG MAN'S FANCY GEORGE WINSTON