女優・大原麗子さん自宅で死去。
六本木ヒルズが出来て、すっかり観光名所になってしまった今の六本木からは想像もできないだろうが、大昔の六本木は「自分に自信がある人間しか遊びに行っちゃいけない街」そんな感じだった。六本木族なんて言葉が使われた時代の話である。一種の文化人サロンみたいな地域だった。その後、下北沢・自由が丘・吉祥寺などもそんな雰囲気になった時代があったが、六本木のそれは類を見ないほど強烈で個性的だった。
大学の頃は、よく俳優座劇場に芝居を観に行ったが、その帰りでも「六本木で飲む」という行為には独特の変な緊張感があった。
大原麗子さんは、そんなありし時代の六本木から生まれたスターの1人だった。
彼女の印象は、良くも悪くも「姫」だった。エリカ様など比較にならないほどの姫オーラを発散していた女性だった。私生活でも(人目があれば)常に女優・大原麗子を演じ続けていた方なんだろう。
だから難病に苦しむ姿は「大原麗子らしくない」と、ひっそりとした晩年を過ごされたように思う。
謹んでご冥福をお祈りいたします。
六本木ヒルズが出来て、すっかり観光名所になってしまった今の六本木からは想像もできないだろうが、大昔の六本木は「自分に自信がある人間しか遊びに行っちゃいけない街」そんな感じだった。六本木族なんて言葉が使われた時代の話である。一種の文化人サロンみたいな地域だった。その後、下北沢・自由が丘・吉祥寺などもそんな雰囲気になった時代があったが、六本木のそれは類を見ないほど強烈で個性的だった。
大学の頃は、よく俳優座劇場に芝居を観に行ったが、その帰りでも「六本木で飲む」という行為には独特の変な緊張感があった。
大原麗子さんは、そんなありし時代の六本木から生まれたスターの1人だった。
彼女の印象は、良くも悪くも「姫」だった。エリカ様など比較にならないほどの姫オーラを発散していた女性だった。私生活でも(人目があれば)常に女優・大原麗子を演じ続けていた方なんだろう。
だから難病に苦しむ姿は「大原麗子らしくない」と、ひっそりとした晩年を過ごされたように思う。
謹んでご冥福をお祈りいたします。