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イマを見つめて
提言します

ミイラとmixiで患者中傷――岩手大生

2006年08月24日 03時02分00秒 | ネット・IT
岩手の大学生が、皮膚病患者を「ミイラ」と中傷・SNSに書き込む。(サンケイ・ウェブ)
イザ!
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また、こんなことをしでかした馬鹿者が出たか――という感じ。類似のネット・トラブルとして、昨年8月にコミック・マーケットでアルバイトしていた女性が会場の写真をブログで公開し「オタクきもい」と書き込み、雇用先の企業が謝罪した一件や、12月に宮崎大学医学部生が解剖した兎の死体をブログに掲載して停学処分になった一件を思い出す。
その度に書いて来たことだが、どうして彼らはインターネットが不特定多数から閲覧されるメディアである自覚が無いのか不思議でならない。今回はSNSのmixi(ミクシィ)であるが、それとて誰にも見られないメディアとは言えない。

そもそもホームページやブログを作るからには、多少なりともインターネットを経験している筈で、ウェブにアップした物は他人に見られることを知っているはずだ。

大学生にもなって、どうして社会から非難されるような問題を起こすのか不思議だが、さらに恐れることがある。それは、彼らが、このような言動を「何も悪いことはしていない」と判断しているのではないか?と思える点だ。もしそうだとしたら、ネット問題以上の根本的な問題を孕んでいるように思えてくる。
これはあくまでも筆者の個人的な価値基準であるが、たとえば「オタクはキモイ」などというのは不特定多数が閲覧するネットに書くのは無神経だが、友人同士でマクドナルドあたりで雑談中に出る会話としては許容できる。しかし、今回の患者差別のような発言は、たとえ私的な仲間内の会話であっても品性を疑う内容で、書き込んだ本人だけでなく、周囲の人間たちにも大いに疑問を感じざるを得ない。

ネット上で発言するのはテレビで発言するのと同じくらい責任が問われるという心構えを持っておくべきだろう。

【ブログ移転のお知らせ】
トラックバック文字化け問題が長期に渡って解決されないので、この度Goo-Blogへ移転することにしました。なにかとお手間を取らせますが、引き続き宜しくご愛読のほどをお願いいたします。



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