亀田対ランダエタ戦の結果について、ネットなどで多数の意識調査が行われた。
1の位は上下するが、90%以上は「亀田の負け」で、「亀田の勝利」は10%未満となっている。
これに対して、専門家と称される者達(元ボクサー・レフリー・スポーツジャーナリスト等)の意見は2つに割れている。もちろん、マスコミが両方の意見をチョイスして報道している側面も有るだろう。しかし世論ほど大差が付いている印象は受けない。
専門家が解説するのは採点方法。また、ホームタウンデシジョンという傾向。「かつて日本のボクサーが海外で挑戦した時には、2回もダウンを奪ったのに勝てなかった」等の先例を持ち出している。言下に感じられるのは「素人はごちゃごちゃ言うな」という雰囲気。
長野県知事選挙で現職の田中康夫知事が敗れた。約8万票の大差を付けられた。
専門家は「もっと接戦になると思っていた」や「投票率が低かったのが原因」などと分析している。多く聞かれたのが「直前の大水害が『脱ダム宣言』に不利に影響した」という意見。
素人は目先の事で、判断が揺らぐ――という意見か。
裁判員制度がまもなく導入される。弁護士や法科大学生など、プロやプロを目指す人間達からは、この制度を危ぶむ声が上がっている。
「昨今のネット世論の形成などを見ていると、裁判員制度が導入されれば、いたずらに厳罰化が促進される恐れがある」
もしも裁判員制度によって行われていたら、光市母子殺害事件や広島幼女陵辱殺害事件などは、死刑という結果になっていた可能性が高く感じる(現時点では両判決は共に無期懲役)。
しかし、では、専門家が主張する「正しい量刑」とは、どこに基準があるのか?
永山基準など、過去の判例でしか無いのではないか?
「過去に、これよりももっと酷い罪であっても無期懲役だったから、本件が死刑となるのは量刑不当」
それが「正しい量刑」か?
専門家が正しい判断を下せないから、無知な素人が一揆を起こしているのである。過去の事実に固執して現在を踏襲しているだけの人間は、専門家でも何でもない。ただの「思考が停止した人間」だ。過去の事実が誤りであるならば、それを改めるのが正常な人間である。
1の位は上下するが、90%以上は「亀田の負け」で、「亀田の勝利」は10%未満となっている。
これに対して、専門家と称される者達(元ボクサー・レフリー・スポーツジャーナリスト等)の意見は2つに割れている。もちろん、マスコミが両方の意見をチョイスして報道している側面も有るだろう。しかし世論ほど大差が付いている印象は受けない。
専門家が解説するのは採点方法。また、ホームタウンデシジョンという傾向。「かつて日本のボクサーが海外で挑戦した時には、2回もダウンを奪ったのに勝てなかった」等の先例を持ち出している。言下に感じられるのは「素人はごちゃごちゃ言うな」という雰囲気。
長野県知事選挙で現職の田中康夫知事が敗れた。約8万票の大差を付けられた。
専門家は「もっと接戦になると思っていた」や「投票率が低かったのが原因」などと分析している。多く聞かれたのが「直前の大水害が『脱ダム宣言』に不利に影響した」という意見。
素人は目先の事で、判断が揺らぐ――という意見か。
裁判員制度がまもなく導入される。弁護士や法科大学生など、プロやプロを目指す人間達からは、この制度を危ぶむ声が上がっている。
「昨今のネット世論の形成などを見ていると、裁判員制度が導入されれば、いたずらに厳罰化が促進される恐れがある」
もしも裁判員制度によって行われていたら、光市母子殺害事件や広島幼女陵辱殺害事件などは、死刑という結果になっていた可能性が高く感じる(現時点では両判決は共に無期懲役)。
しかし、では、専門家が主張する「正しい量刑」とは、どこに基準があるのか?
永山基準など、過去の判例でしか無いのではないか?
「過去に、これよりももっと酷い罪であっても無期懲役だったから、本件が死刑となるのは量刑不当」
それが「正しい量刑」か?
専門家が正しい判断を下せないから、無知な素人が一揆を起こしているのである。過去の事実に固執して現在を踏襲しているだけの人間は、専門家でも何でもない。ただの「思考が停止した人間」だ。過去の事実が誤りであるならば、それを改めるのが正常な人間である。