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"遺体"が"モノ"の時代

2007年01月11日 05時49分00秒 | 社会・経済
渋谷の男性遺体バラバラ殺人事件で被害者の妻・三橋歌織容疑者(32)が逮捕された。「渋谷」という地名から嫌でも思い出されるのは、先の武藤亜澄さん殺害事件だろう。地名は偶然の一致だろうが、かたや兄が妹を、かたや妻が夫を殺害して切断するという行動に共通点を感じる。
また、亜澄さん事件では「夢がない」といわれたという動機(現在は、これが真の動機か疑問になってきたが)、祐輔さん事件では「生き方を否定された」という供述にも共通点を感じるし、家庭内暴力のような家庭内でのトラブルがあったのも似た印象を受ける。
しかし、なによりも共通するのは、長く共に暮らした人間の遺体を躊躇なく切断してしまう点だ。
「遺体を処分しやすいように」ということだろうが、そこに人間に対する尊厳は微塵も見られない。もはや「遺体」は、ただの「モノ」という考えなのだろう。――凄まじい世の中である。

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