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時代のウェブログ

イマを見つめて
提言します

ごみ捨て場に新生児

2007年05月22日 22時42分00秒 | 社会・経済
乳児放置。ごみ袋に生きた女児。
朝6-7時半に放置か?ごみ捨て場の新生児。

大塚という地名は全国的には知られていないだろうが、有名な美容外科はこの町が発祥と言えば女性はピンとくるかもしれない。また有名なボクシングジムがあるのでボクシングファンにもお馴染みの町かも。山手線の北西部に位置し、西は大ターミナル駅の池袋、東は「お婆ちゃんの原宿」といわれる巣鴨である。知名度が低いためか、周囲の駅と比較すると賃貸家賃がやや安めで、そのせいか居酒屋などで飲んでいると俳優志望の劇団員やミュージシャン志望のアマチュアバンドのメンバーなどと知り合うこともあり、クリエイティブな部分でも、なかなか面白い町だ。……なんか西村京太郎の書き出しみたいだ(爆)。このような土地柄なのでフリーターのような若者も多いエリアなのも、今回の事件の背景として感じる。

さて少子化問題で、何度も「今の社会は子供を育てる方が色々と損する社会。だから子供を作らなくなるのは当然」と書いてきた。子供は損得だけでは無いのは当然だが、勝ち組・負け組が鮮明な現代、やっぱり子供なんか育ててられない――というのは多数の本音ではないか?実際に所得が低い階層が複数の子供を育てるのは不可能に近い。――なんて言うと訳知り顔の老人が「むかしはもっと貧しかったが兄弟が多かった」などと反論する。しかし昔は周囲も貧しかった。貧富は「差」があるから生じる相対的な物で、周囲が全て貧しければ当事者も貧しさは感じない。周囲が豊かだから貧困を感じるのだ。

政府が本気で少子化対策を考えるならば、子供を育てる方が得な社会にしなければ解決は無理だろう。……損得という言葉は抵抗あるだろうけど。言い換えれば、次の社会を担う人材を育成する家庭の優遇である。それにしても、熊本の赤ちゃんポストが議論されているが、今回の事件を見ると「やはり必要悪」という印象を持つ。いずれにしても尊い生命がゴミ収集車の中で惨殺されずに済んでなによりだった。



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