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私怨で誤報を流布? アサヒは社会の害悪?

2008年10月30日 06時33分00秒 | マスコミ
なんだか今頃になって大阪府の芋掘り代執行エントリーのコメントが賑わっている。
この出来事については「保育園がマスコミを利用したという見方もあるが、橋下さんももっと上手い対応があったんじゃないの? 大人の争いに巻き込まれた子供がいい迷惑」という主旨で本文を書いた。
その後の遣り取りは該当エントリーのコメント欄を見て頂ければ解るのだが、ブログを読む場合、トップページから記事を読むだけで、特に興味が無い記事についてはわざわざ個別の記事を開いてトラックバックやコメント欄までは見ない方も多いと思うので、あえて新エントリーにさせて頂く。

WOOさんからこのような記事をご紹介頂いた。筆者が自力で見つけていれば、その時点でこのエントリーを立てたと思うのだが、生憎見つけられなかった。ネットの場合、こういう情報を受け取ることが出来るから便利だと感謝する。
一方、同保育園の松本剛一理事は「代執行の反対運動に園が園児を動員した事実は一切ないし、むしろ子どもにはショックを与えたくないので、畑がなくなると知らせることも避けてきた。子どもの涙を利用したと取られるのは心外だ」と話している。16日の行政代執行では、祖母に連れられて通園途中に畑に立ち寄った園児が1人いたが、5分ほどいただけで祖母がすぐに保育園に送ったという。

1人だけ?
そんな筈はない……。
と思い、このニュースの動画が無いか調べて見た。
ユーチューブで直ぐに見つかった。
<object width="425" height="344"><param name="movie" value="http://www.youtube.com/v/u_WCgknebcI&amp;hl=ja&amp;fs=1"></param><param name="allowFullScreen" value="true"></param><embed src="http://www.youtube.com/v/u_WCgknebcI&amp;hl=ja&amp;fs=1" type="application/x-shockwave-flash" allowfullscreen="true" width="425" height="344"></embed></object>
0:27あたりにたくさんの子供が写っているが、これは代執行とは別の日の映像のインサートと思われる。だが0:46から0:59あたりは周囲の怒声などが入っているから代執行当日の映像に間違いない。この映像には畑の外で見守る子供2人、そして大人にすがり泣く別の子供1人が写っている。保育園が主張する「園児は1人だけ」というのは明らかに違っている。

別に保育園を批判したいのではない。アサヒの報道姿勢が問題だ。該当記事を良く読んでほしい。
「○○という」と締めている。これは「保育園側はこう述べていることを書きました」という意味。
「朝日新聞社が取材して確認した事実ではなく、保育園側はこう説明していますよ」と逃げられる書き方をしている。
しかし一介のブロガーに過ぎない筆者がちょっとネット上を調べただけで事実と違うニュース映像を発見できるのだ。天下の大マスコミ・朝日新聞社がそんなウラを取れないわけがない。そもそも「たった1人だけ? もっと写っていなかったか?」と疑問を持つ記者が皆無だったのが変ではないか?
それとも朝日新聞の記者はテレビのニュースなど見ないのであろうか?

朝日新聞といえば光市母子殺害弁護団の懲戒請求を巡って橋下知事とやり合っている。
橋下から「朝日は社会の害悪」なんて痛烈に批判された。
もしも橋下憎しの気持ちがこんな記事によって意趣返しされたならば、大いに問題だ。
当日の様子を見ていない読者は、この記事だけで信じ込んでしまうこともあるのだ。
しかも誤報と批判されないように「~という」と逃げてwww
これはもう確信犯としか思えない。

素粒子事件などでも触れたが、アサヒのアサヒる姿勢は、橋下じゃないが「やっぱり社会の害悪かな?」と思わざるを得ない。


※保育園が言う「1人」とは畑の中に入った子供は1人だけだったという意味かもしれない。しかし畑の周囲で見ていれば、それは中に入ったこととそう変わらないと思う。まあ、その見解の違いはどちらでもいい。問題はそれを野放図に垂れ流すアサヒの姿勢なのだから。