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時代のウェブログ

イマを見つめて
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善人と悪人

2007年02月15日 23時33分17秒 | 社会・経済
踏切で人命救助して殉職した警察官の葬儀の模様がテレビニュースで放送されていた。
「警察の様々な不祥事も流れていますが、このように立派に職務を果たしておられる警察官も多いと思います」
とキャスターの解った様なコメント(笑)。

まず、初めにお断りしておくが、今回の警察官の方の行動は非常に尊敬できる。また、この警察官の方のこれまでの職歴等は調べてない。これから語る事は、あくまでも一般論であって、個人に対するものではない。

このキャスターのコメントを聞くと、「悪いことをする警察官」と「まじめに働く警察官」と、別の人種がいるように聞こえるけど、それって違うでしょ?

例えば組織包みで裏金をプールしている警察署で働いている警察官も、個人では市民の為に汗を流してたりすんじゃないか?

それぞれ自分自身を振り返って考えてみればよい。時には他人の為に役立つ行動も取るけど、別の時には他人に迷惑を掛けたりしているはずだ。良いこともするし、悪いこともするのが人間なんじゃないの?

よいことをしてクローズアップされた人間がいつも良い行いばかりしている訳でも、悪いことをして有名になった人間が常に悪事ばかり行っている訳でもない。

故人を讃える気持ちなのだろうが、安易な二極分化論は滑稽でしかない。