シニアのウエさんの旅日記

神社を軸に全国各地を歩いてます。

神社歴訪ー89.王子神社(東京十社)

2013-04-01 07:37:28 | 旅行
 2013年3月26日、飛鳥山のお花見を兼ねて再訪、飛鳥山で満開の桜を見てから陸橋を渡って王子神社へ。飛鳥山と王子神社の間には音無親水公園(石神井川)があるが、ここも桜が一杯。王子神社には大鳥居から入る、境内は戦前には「太田道灌雨宿りの椎」と伝えられる巨木を始め、多くの樹木が茂り、勝海舟も修行したと伝えらているが、戦災で失われた。社殿は昭和39年の第一期、昭和57年の第二期造営を経て、黒塗りと金箔をほどこした壮大な権現造りとして再建された。
 創建は詳らかではないが、源義家の奥州征伐の折、社頭にて慰霊祈願を行い、甲冑を納めたと伝えられている。その後、元亨2年(1322年)、領主豊島氏が紀州熊野三社より王子大神をお迎えして、改めて「若一王子宮」と奉斉し、熊野にならって景観を整えたといわれます。
 末社の関神社は全国でも珍しい「髪の祖神」で御祭神は百人一首でも有名な蝉丸公で、姉「逆髪姫」のために髢・鬘を作ったという伝説により、髢、鬘や床山業界の方々の信仰厚い神社と言う。参拝後、社殿の右から音無親水公園の方に降りて行くと、途中に東京都指定天然記念物の大銀杏が聳えている。その先、音無親水公園には桜が溢れていた。


飛鳥山の桜


音無親水公園の桜


王子神社入口


鳥居


境内


拝殿


社殿


関神社


大銀杏


音無親水公園